劇場版名探偵コナン 紺青の拳を鑑賞

2019年4月13日、チネチッタのLIVE ZOUNDで、名探偵コナン紺青の拳を鑑賞してきました。自宅から徒歩圏内であることを活かして、今回もナイトショーです。以下、ネタバレに配慮してぼかしてはいますが、何をネタバレと受け取るかは人それぞれなので、気になる方は目を通さないでください。

最初に全体的な感想を書いておくと、アクションシーンも多くて、話も色々と展開するし、面白かったです。安定のコナン映画クオリティ。そして、名探偵コナンを見ていたつもりが、気づいたら名探偵ヒライを見ていた……

今作の特徴としては、映画としては初めて海外が舞台ということと、キッドのライバルとして京極真が配役されていることです。海外が舞台と言う点では、ベイカー街の亡霊も近い部分はありますが、一応ヴァーチャルなので除きます。

海外が舞台という点は、思ったよりも話が広がらなかったなー、と言う印象。やっぱり京極真の出演による話の展開の変化の方が面白かったですね。

作中では、キッドによるアクロバティックなアクションシーンと、京極真による肉弾戦メインのアクションシーン、それぞれに見せ場があります。キッドの派手なアクションと比べると、空手アクションはさすがに地味に映るかなあ、と思いきや、アニメならではの規格外の強さなので、こちらもなかなか派手です。ドラゴンボールの天下一武闘会に出場できそうな強さ。

推理要素の方ですが、容疑者がかなり限定されているので、犯人が誰か推理する楽しみは、あまりないかもしれません。なので、手品のタネ探しみたいに、どうやったのか、を推理する感じですかねえ。最初の事件の答えが終盤まで出てこないので、じっくり考えることが出来ます。特に後出しの情報がなくても解ける人なら解けるはず……。自分はシチュエーションに違和感を覚えつつも、そういうやり方とまでは発想が至りませんでした。

終盤で誰が黒幕なのか、ドタバタする展開がありますが、一連の事件の首謀者自体は変わらないと思っています。キッドを呼び寄せたことに対する辻褄合わせが目的だと思いますが、ここまでの事件の流れがひっくり返るわけでもないので、実はこいつが……!となっても、そうだったのか!とまではならなかったです。

あと、ネタバレと言うか、皆さんが予想している通りに、マリーナベイサンズの船は落ちますが、その狙いがアレだったとは、実際に落ちた後の演出を見るまで気づきませんでした。問題を認識できていなかったので、いきなり解決手法を見せられた感じになってしまったので、事前にもっとアピールした方が良かったかもしれません。

最後にゲスト声優ですが、河北麻友子さんは、正直違和感を拭いきれませんでした。山崎育三郎さんについては、自然で特に気になりませんでした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする