パース旅行~6日目と最終日

6日目、6時ごろ起きて、朝食にsuminをいただきます。箸がないことを失念していて、少々食べづらいです。8時ごろホテルをチェックアウトしました。荷物は預かってもらいます。

それから電車に乗ってフリーマントルまで向かいます。フリーマントル駅から船着き場まで歩いて、ロットネストエクスプレスのフェリーに乗船します。窓際の席をゲットできました。揺れるケースもあると聞いていたので、念のため酔い止め薬を飲んでおきます。30分ほど乗船して、ロットネスト島に着きました。

島に着いたら、足となる自転車を借ります。PEDAL & FLIPPERSというレンタサイクル店が港から歩いて5分ほどのところにあるので、そちらに向かいます。観光客が大勢やってくるので、レンタルの流れはだいぶシステム化されています。

自転車を借りたら、まずは港周辺をぶらぶらします。レンジャーオフィス裏手あたりにクォッカがたくさんいたので、写真を狙ってみました。すると2匹のクォッカが取っ組み合いの喧嘩を始めて、直後に離れて1匹が自分の手前に飛んできました。そのときの構図がポケモンバトルみたいになって面白かったです。

その後は島の西側を目指して走ります。ガーデン湖を右手に望みながら進んでいき、やがてハーシャル湖とガバメント・ハウス湖に挟まれた道を走り抜けます。まるで湖の上を走っているような気分になります。

その後は坂を登って少し高いところに行きます。アップダウンを繰り返しながら、遠くにワジャマップ灯台を望みます。さすがにあの灯台のある場所まで登る気力はないですね。

西へ進むと突き当たりに出たので、左に曲がって島の南の海岸線沿いを走ります。しばらく走るとグリーン島が見えてきました。好天なので、青い空と紺碧の海、そして島の緑色がそれぞれ映えます。島内はほとんど車通りがなく、自転車で快適に走ることができます。アップダウンはありますが、ギアを適切に設定すれば、息が切れるほどきつい場所はありません。

自転車を走らせて色々なポイントへ立ち寄ります。モニュメントを見学したり、海岸にいる海鳥を眺めたりしながら楽しみます。それぞれのポイントは大きく変わり映えはしませんが、島全体が気持ちの良い場所なので、こうしたのんびりとした巡り方が合っていると思います。

西端の岬に行くつもりでしたが、少し手前で道路が封鎖されており、先へ進むことができません。なので、そこから歩いて行けるCathedral Rocksを見てきました。そしてこの辺りには、King’s skink Lizardというトカゲが多く生息している様子で、随所で草むらからガサガサ音が聞こえて目を遣ると、その姿を目にしました。

ここまで好天でしたが、遠くに見えていた雨雲がついにやってきてしまいました。雨に降られますが、屋根などの雨を凌げる場所が皆無なので、折り畳み傘でやり過ごします。

ある程度雨が止んできたら、島の北側を走って東の方へ戻ります。時折ビーチなどに立ち寄って、景色や海鳥を楽しみます。やがて太陽が顔を出して、再び晴れ始めました。

ピンク湖を見たかったので、途中で右に曲がって内陸部へ進みます。バダッド湖、ネグリ湖、ヴィンセント湖を見て、ピンク湖に着きました。しかしながら、うーん、ピンク……?という色合いですね。他の湖が空の青色を映し込んでいる中、それとは違った色合いを見せているので、何かしらの色は出ているのでしょうが、鮮やかなピンクとは遠い色でした。色々と条件があるのでしょう。

その後はサーベンタイン湖の湖畔でクビワアカツクシガモのつがいを眺めて、来た道を戻ります。途中、クォッカ撮影に興じつつ、レンタサイクルの返却を済ませました。

お昼を食べていなかったので、Rottnest Bakeryでレーズンチーズパイと水をいただきます。店の入り口にはクォッカ侵入防止の扉がありますが、1匹のクォッカが入り込んでいました。

その後はクォッカ撮影をします。狙いを定めた1匹が、餌を貰えると思ったのか、ぐいぐいと手元に迫ってきます。おかげで面白い写真が撮れましたが、思わずたじろぎます。何も貰えないと察すると、こちらに興味を示さなくなりました。

この後別の個体を撮影しましたが、こちらは黙々と葉っぱを食んでいて、こちらを気にする様子がありません。どことなく表情ものんびり屋さんに見えます。個体によって個性が出るなあ、と思いました。

16時30分の最終便でロットネスト島を出港します。パースへ向かう最中に、きれいな二重虹が見えました。今回の旅行では、よく虹を見ます。

フリーマントル駅からパース駅へ戻り、ホテルで荷物を回収したら、再び電車に乗ってパース空港に向かいます。

国際線乗り継ぎがある場合はチェックイン機は使えないようで、窓口でチェックイン手続きを済ませます。保安検査場では、金属探知機の後、麻薬か何かの成分検査のようなものを受けました。シドニー空港とは検査の内容が異なり、州毎の独立性の強さを感じました。

制限エリアに入ったら、Hungry Jacksで夕食を済ませます。注文したのは、CHEESY BACON CLASSIC JACK’S FRIED CHICKENとTHICK CUT CHIPSです。

23時55分に、シドニーに向けて出発します。シドニーとパース間では時差が+2時間なので、ちょうど朝に着きます。日本国内ではこういったフライトはできないので、新鮮ですね。

帰りはシドニー空港での税関審査はないので、手荷物回収の必要はなく、そのまま羽田空港までスルーとなります。T-BUSで国際線ターミナルに移動し、出発ロビーでしばらく待機します。乗り継ぎ時間に余裕がありすぎて、チェックインカウンターがまだオープンしていないからです。

チェックインを済ませたら、保安検査を受けて制限エリアに入ります。お土産にチョコレートの詰め合わせを買い、それから小腹を満たすためのスナック菓子と水を買いました。

12時ごろ、シドニー空港を発って羽田空港へ向けてフライト開始です。一応昼間のフライトなので、「金の国と水の国」を鑑賞します。ただ、パースシドニー間でほぼ徹夜なので、だいぶ眠いです。

20時45分ごろ、羽田空港に着きました。入国審査を済ませて、手荷物を引き取ります。手荷物受取所は成田空港の天井が高いイメージが強いので、そういえば羽田空港はこうだったなあ、と思い返しました。現在はオンラインで税関申告ができるようですが、登録準備を済ませていないので、従来通り書面で申告しました。

空港のレストランで夕食をとるつもりでしたが、既に閉店の時間でしたので、川崎まで移動してそじ坊でうなとろろご飯とざるそば定食をいただきました。帰国後に蕎麦を食べるルーチンは健在です。これで今回の旅行はお終いです。

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