パース旅行~5日目

5日目、6時ごろ起床し、一昨日の夜買っておいたオレオを食べます。昨晩は酔い潰れてスーパーに買い出しに行く気力がありませんでした。

さて、この日は郊外へのツアーです。元々日本で同様のツアーを予約していたのですが、ローシーズンということもあってか最少催行人数に満たず、中止の連絡を受けていました。ところがその話を一昨日のダイビングの際にしたら、ダイビングショップの方でもツアーを催行しているとのことで、そちらに乗っかることにしました。何となく心残りになっていたので、渡りに船です。

車に乗って最初に向かう先は、ランセリン砂丘です。ガソリンスタンドで給油したら、ひたすら北へ走ります。市街地を抜けると、信号がない道をずっと真っすぐ走っていきます。パースを出発したときは曇天でしたが、北へ進むにつれて青空が見えてきました。

ランセリンの町に入ったら、公園の前で休憩です。Silver Coast Bakeryでハンバーガーを買って、昼食としました。この際に一昨日のダイビングのログ付けも行ないました。

食事を終えたら、ランセリン砂丘へ移動します。5分程度の移動で着きました。目の前に広がるのは、白砂の大砂丘です。天気が良いので、白砂が眩しく青空とのコントラストが美しいです。砂が靴に入ってしまいますが、砂丘を登ったり下りたりする感触は楽しいですね。普通の地面だったら下ろうとしない急勾配も、砂なら下る気になれます。そして海風による風紋も美しいです。風が吹いていると、地面の表面あたりを砂が舞ってキラキラしています。

砂丘ではサンドボード貸出もあり、色々と楽しむことができます。一人だったのでサンドボードはいいかなと思い、歩き回りました。西には海が見え、その他の方角には森が見えます。砂丘のエリアはかなり範囲が広くて、うろうろ歩いて写真を撮っているだけで、あっという間に1時間が経ってしまいました。

続いて向かった先は、ピナクルズです。ランセリン砂丘から1時間強走って到着しました。まずはディスカバリーセンターに寄ってピナクルズについて学び、それからピナクルズデザートに移動します。しばらくは両脇を植物に囲われ、ピナクルズの特徴的な景色は見えてこないのですが、やがて遠くに赤茶色の世界が見えてきました。

荒野の墓標とも呼ばれる特徴的な奇岩群は、石灰岩が長年の浸食と風化によって削られて残ったものです。他でも似たような景色を見られそうで見られない、唯一無二の光景です。最初の入口から見える範囲だけかと思っていたら、もっと広大でした。砂漠の端っこだと思っていた木立の中を歩いていくと、その先には再び砂漠が広がっています。無暗に歩き回っていると本当に帰り道を見失いそうでしたので、ある程度来た方向を意識しながら散策をします。

そして奇岩は様々な形をしており、お気に入りのひと岩を見つけるのも楽しそうです。なぜこんな形になったのだろう、という特徴的な岩も多くあります。散策時間が終わりに近づくと、徐々に斜陽となり岩の影の背も伸びて、最初に来たときとは少し雰囲気が違って見えました。

車へ戻る途中、遊歩道の脇にワラビーが1匹いました。野生のワラビーは初めてみました。

その後はパースへ向かって一路南へ進みます。パースに着く頃にはだいぶ薄暗くなっていました。路面が濡れており、こちらでは雨が降っていたようです。基本的に北の方の天気が良かったようですね。ホテル前に着いたら、ガイドにチップをお渡しして解散しました。ここが今回の旅行で唯一現金を使用したシーンです。今のオーストラリアは、ほぼキャッシュレスで過ごせます。

外食するのも面倒だったので、スーパーで買い出しして、ホテルの部屋で食べました。サーモン握りでしたが、普通に美味しいです。そして23時すぎに就寝しました。

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