ラスベガスとロサンゼルスの旅~三日目

三日目、朝の5時に起床。この日は、日本から申し込んでおいたグランドキャニオンへのオプショナルツアーがあるので、早起きです。準備を済ませて、7時すぎにホテルロビーにて集合。ツアーバスにピックアップされて、郊外の空港に向かいます。しかし、何やら様子がおかしい……ざわざわした後、天候不良により、ツアー催行中止を告げられます。空港周辺は雨は降っているものの、ひどい天気ではないですが、山の上は荒れているのかもしれません。小型機なので風には弱そうですし。中止に伴う払戻しの書類にサインをして、ホテルに戻りました。

グランドキャニオンへの飛行機ツアーは、天候の影響で中止になることもある、とガイドブックに書かれていましたが、これを踏むことになるとは。リスクを回避する日程を組むようにしないといけない、という勉強になりました。

ホテルに帰った後は、とりあえずカジノで遊んで、フードコートで朝ごはん。sabbroというお店で、買いました。予想に反して、サブウェイみたいに、トッピング選択式。芋がわりとがっつり目だったけど、おいしくいただきました。部屋に戻った後は、気持ちを切り替えて、今日の予定を考えます。

12時ごろ、ホテルを出発です。とりあえずストリップの南のほうへ行くことにしました。そして入った先はマンダレイベイホテル。マンダレイベイは、南の島をテーマにしたホテルで、ゆったりとした南国リゾート気分になれて良いです。お目当ては、シャークリーフという水族館。入口からだいぶ歩きいて到着しました。

入口で写真を撮られます。欲しければ後で買い取る仕組み。シドニーの水族館でも、あったなあ。館内は、いろいろな魚がいて、楽しませてくれます。クラゲの展示もありましたが、青く幻想的なタイプのクラゲじゃなくて、赤くて何だかリアルなクラゲ。他にもタッチプールにカブトガニみたいなのがいました。そしてシャークリーフという名前の通り、メインは鮫のたくさんいる水槽です。沈没船のなかから海底を見渡すというシチュエーションで、深い海の底にいる気分が味わえて、面白かったですね。ただ入場料のわりに、規模はそれほど大きくありません。過度に期待しないほうが良いでしょう。

水族館を見終えたら、マンダレイベイにあるバフェで、昼食をいただきます。ローストビーフんまんま。昼ということもあって、昨日よりちょっと豪華ですね。

マンダレイベイホテルを出たら、さらに南へ歩いて行きます。ホテルが立ち並ぶエリアを抜けて、普通の街並みになっていきます。目指す先は、ラスベガスサイン。10分ちょい歩いて、見えてきました。ラスベガスの数少ない史跡です。このサイン、道路の中州にあるので、目の前には行けませんでした。

目的地に着いたし、他に何もないので、再び北へ戻ります。この道中、肝を冷やす出来事がありました。横断歩道の前で信号待ちをしていたのですが、なかなか変わらないので、短い横断歩道を渡って、とりあえず小さな中州に行こうかな、と思ったのですが、何となく止めました。それから数十秒後、その中州へ車が突っ込んできたのです。あれ、この車衝突しそうだな、と思った次の瞬間、中州にある標識をグシャリ。車は何事もなかったかのように、去っていきました。一歩間違えば、確実に巻き込まれていました。

小学二年生のときの飛び出し、3年前くらいの横転バイクが目の前に飛んできたこと以来の、交通事故未遂です。海外で、こういう形で事故に巻き込まれることは想定していなかったので、意識を変えようと思いました。

肝を冷やしつつ、無事ストリップ地区まで戻りました。先日遊んだMGMのカジノバウチャーがあったので、ちょこっと遊んで換金し、ホテルの部屋へ戻ってゴロゴロしてました。

19時すぎ、夜のストリップを散策しに行きます。昨日と同じくトラムに乗ってベラッジオまで向かいます。それから、昨日ちゃんと見られなかったベラッジオの噴水ショーを見学です。光と音楽による演出により、噴水が光のシャワーのように揺らめいて、とてもきれいです。そしてクライマックスでは、圧巻の高さまで噴き上げます。これは確かに幸せな気分になりますね。

続いてシーザーズパレスの庭をブラブラします。それからフォーラムトップスの前を通ります。ショッピングはあまり興味がないので、素通り。そこからもう少し歩くと、ミラージュに到着です。

ミラージュと言えば、火山の噴火ショーです。もうすぐ始まるみたいで、池の周りにはたくさんの人が群がっています。鳥たちの騒ぎ出す声が聞こえたかと思うと、噴火が始まりました。光と音の演出により、噴水がまるで灼熱の溶岩のように見えます。次第に噴火の勢いは強くなっていき、ついには大噴火に。すると巻き上がった溶岩が周囲に落下、という演出で、池の各所から炎が上がります。これは本物の炎で、一気に周りが熱くなります。この日は雨が降って気温も低く、わりと寒かったので、ちょっとした暖房になってうれしいです。

その後はヴェネチアンに行って、水路のある街並みを見てきました。写真で見ると結構広い印象を受けたのですが、実際にはそれほど広くないと感じました。写真だと、うまく遠近感が増して見えるんでしょうかね。あの街並が広がっているエリアが、わりと限定的だというのもあるかもしれません。自分はもっと広範な街並になっているのだと、勝手に思っていました。

次はフラミンゴへ。まずは庭園に行って、フラミンゴたちを見るも、当然お休み中。暗くなった庭園を散策するも、人もほとんどいないし、いまいち。カジノフロアは、だいぶ庶民的な感じで、これまでに見てきたところに比べて、かなり騒がしいです。人によるでしょうが、自分はちょっと落ち着かなくて、苦手かも。

これで、ストリップの主だったホテルは回ったので、ホテルへ戻ります。自分の泊まっているモンテカルロはここより少し南になりますが、この界隈のほうが人出が断然多いですね。そのためか、乞食や寄付を募る活動をしている人たちが結構多いです。注意を惹くために、結構声を張ってアピールするので、最初はビクッとしました。後は、悪そうな少年グループが闊歩してるのを見かけました。といった具合に、人通りが多い場所にはいろいろな人がいますが、圧倒的に観光客のほうが多いし、取り立てて危険を感じることはなかったです。

ホテルに着いたら、そのままThe Pubへ。すぐには入れなくて10分ほど待ってから入りました。店内にはサッカーのライブビューイングや、ライブ演奏などが行なわれており、とても盛り上がっていました。とりあえずBBQソースのチキンピザを頼み、ビールはDual Single(ベルギー)、Sincity Stout、Angkor Streamの3杯をいただきました。さすがアメリカというか、パブだからか、1杯の量はそこそこあります。場の盛り上がりやアルコールによって、何だか楽しい気分になって、とてもノリノリな気分に。おかげで、だいぶ酔いが回ってきて、トイレも近くなってきました。というわけでチェックを済ませて、そして良い気分になれたので、演奏者にチップを渡して、店を出ました。

23時30分ごろ、部屋に戻ったら、すぐにベッドへ入り、就寝。滞在中日に深酒出来たのは、良かったです。

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