2007年12月01日、千葉県の養老渓谷へ紅葉を見に出かけてきました。行くと決めたのは前日の夜。もともと、見ごろが終わる前にどこか紅葉を見ておきたいな、と、ぼんやり頭のなかで考えてはいたのですが。
正午ごろの到着を目指して、9時すぎに出発。今回のルートは、まず南船橋まで行き、そこから京葉線で蘇我、内房線で五井という流れです。ところが、京葉線が事故で遅延していました。遅延自体は10分程度ですが、五井から最後に乗り継ぐ小湊鉄道は本数が少ないので、この10分が命取り。…そして案の定乗り過ごしました。次の電車は1時間20分後。ただ、内房線も京葉線の影響を受けて遅れたので、多少早く出たところで、間に合いませんでした。駅のベンチでDSを開いて、時間を潰します。それからまもなく電車が到着。当然まだ人はほとんどいません。なので、電車の写真は気ままに撮れました。せめてもの怪我の功名^-^;
小湊鉄道で1時間ほど揺られます。沿線に見える風景は、なんとものどかで美しいですね。途中、有名な撮影ポイントなのか、10人くらいの鉄っちゃんが、三脚で構えていました。
養老渓谷駅に着いたあとは、道路を歩いて、目的の遊歩道を目指します。途中で梅ヶ瀬渓谷とルートが分岐しますが、そちらへ向かう人が圧倒的に多くて、こちらは人影まばら。しかし、この感じが好きですね。前を見ても、後ろを見ても人がいない、一歩間違えば危険ですが、えも言わぬ開放感があります。ただ、人がいない分、紅葉ぶりもいまいちでした。
熊野神社付近から林道に入り、しばらく歩くと、出世観音の立国寺に出ました。すると、結構人がいます。反対側から来た人が多いみたいですね。参拝したあとは再び歩き始めます。うーん、人が増えると歩きづらいです。
観音橋を渡ると、通りに出ました。すぐ近くに中ヶ瀬遊歩道の入り口があるので、入ります。するとそこに広がるのは、鮮やかな紅葉に包まれる渓谷の姿。さきほどまでは、期待したような紅葉が見られず、少し落胆していたのですが、それが一気に吹き飛びました。そう、こういう光景が見たかったのです!しばし見とれてから、歩みを進めます。途中売店があり、焼き芋を食べたかったのですが、残念ながら売り切れ。そこで鮎の塩焼きを買いました。紅葉に包まれた渓流の側で、鮎の塩焼きとは、何とも贅沢な気分です。
たっぷりの紅葉を楽しんで、弘文洞といった景勝地を眺めつつ、遊歩道を抜けたら、15時すぎ。締めに養老温泉に入りたかったのですが、残念ながらどこも満員ということで、日帰り入浴は出来ませんでした。紅葉の最盛期であるとともに、ちょうどハイキングを終える時間帯であることが、災いしたように思います。この旅で唯一の心残りですが、良い勉強になりました(満員で入れないというのは、想定外でした)
それから歩いて養老渓谷駅に向かいます。駅前は、行きの電車では考えられない混雑ぶりです。人でごった返しています。1つ前の電車で来た人が多かったのでしょうね。昼食をとり損ねていたので、駅前にあったお店で、山菜そばを頼みました。山菜が新鮮で、香りが口の中に広がりました。
あとは、電車を乗り継いで真っ直ぐ帰りました。さすがに、ゲーセンに寄っていく元気はありませんでした^-^;