3日目、起床して朝食をいただきます。スイカの中から小さなワームが出てきて、ちょっと驚きました。虫を除けてセーフ。
それからダイビングショップへ向かいます。今日のポイントはヒルトゥガン。サンクチュアリと呼ばれる海洋保護区です。入場料として現地で支払うので、お釣りのないようにペソで現金を持って行きます。300PHPだったかな。船で現地について、一旦停泊し、もう一度動いたところで再度停泊。すると、どこからか船がやってきて、保護区の管理員が出てきたので、ガイド経由で入場料を支払いました。
1本目のダイビング。ポイントは、HILTUGAN FISH SANCTUARY。海面のほうを見上げると、いきなり大きな魚群が出迎えてくれました。圧巻です。それからドロップオフに沿って進みます。昨日とは違って魚影が濃いですね。ハナビラクマノミやメレンゲウミウシなどを見ました。終盤では食パンでフィーディング。大量の魚たちが一斉に集まってきて、魚祭り状態でした。海中でのフィーディングは初めてでしたので、貴重な体験となりました。
1本目を終えて船上休憩していると、ガイドがイルカを見つけてくれました。結構距離があったので、最初なかなか気づけませんでしたが、2匹の背びれを見ることができました。
2本目のダイビング。ポイント名は1本目と同じく、HILTUGAN FISH SANCTUARYですが、当然潜る場所は違います。潜行すると、いきなりツバメウオの群れに合いました。それから、オトヒメウミウシや小さなカニ、ハマクマノミなどにも合えました。さらにはロウニンアジの群れにも遭遇です。あの大きさは、なかなか迫力があります。やはり魚影が濃いと華やかで楽しいですね。最後は再びフィーディングで、たくさんの魚たちに囲まれました。
2本目を終えて船に戻ると、雲行きが怪しい感じです。ぽつりぽつりと雨が降り始め、しだいに本降りになってきました。島の方を見ると、雨雲が思いきり掛かっています。接岸して桟橋を歩いている頃には結構寒くて、バスタオルを羽織ながらショップへ向かいました。
ショップに戻ったらログ付けを行い、これでセブでのダイビングは全て終了です。やっぱりヒルトゥガンに変更して正解でしたね。魚影の濃さに満足です。
その後は昨晩に予約の手続きを済ませていた実弾射撃です。元々はターゲットゼロに予約メールを投げたのですが、改装中で営業していなかったようで、返信がありませんでした。現地滞在中に返信がきて、改装中のため、別の射撃場を紹介されました。それが今回行くことになった、Cebu Wonderland Shooters Clubです。
迎えにきたターゲットゼロのミニバスに乗って、セブの街中を走っていきます。十数分して射撃場の看板が見えてきました。空き地横の脇道を進んでいくと、フロントハウスと駐車場が見えてきます。とりあえず案内されるままに進んでいくと、森の中からパーン!という大きな破裂音が聞こえてきます。奥に進むにつれて、その音は大きくなり、ビクッとしてしまいます。最後には鼓膜が破れるのではないか、と思うくらいに空気の震えを感じる爆音になるので、イヤーマフは必須です。
もっと少ない弾数で安く済ませるつもりでしたが、そういうプランはなさそうで、当初予定より倍くらいの出費になりました。その分打てる弾数は増えているので、良いのですが、思わぬ出費です。
自分の前に、韓国人のちょい悪系の青少年グループがプレイ中だったので、順番を待ちます。彼らのプレイを見ていると、オプションとして生きた鶏を放ってそれを狙い撃つというのがあるようです。ぐったりとした鶏に弾が命中するたび、羽毛が舞い上がるのは、あまり気持ちいい光景ではありませんね。あと、ライフル射撃を見ましたが、連射音がすごかったです。
さて、いよいよ自分の番です。使用した銃はベレッタ。足を肩幅程度に開いて、上半身は少し前かがみになり、両手で銃を構えます。そして銃身の照準をターゲットに合わせて、発射します。これが最初はなかなか当たりません。結構反動が来るので、発射の瞬間にぶれてしまうようです。あまりに当たらないから、ターゲットを手前に移動してくれました。1回の弾倉装填で6発撃てます。2回装填したら、ターゲットが交換されました。2回目は、少し慣れたのか、1回目より命中率が向上しました。というわけで、合計24発くらい撃ったと思います。ターゲットの厚紙は、記念に持ち帰りできます。発射の度に落ちる薬きょうは、小さな子供がホウキで掃除していました。
事前に伝えていましたが、現金の持ち合わせがないので、ホテルに戻るついでにATMでクレジットカードから引き落とします。何だか傍から見ると、脅されて現金引き落とされてる人みたいに映るかなあ、とか考えちゃいます。ショッピングモールのようなところに行きましたが、1台はATM自体がちゃんと動いていないようで、もう1台はクレジットカードによるキャッシングが承認されません。フィリピン国内のクレジットカードでないと駄目とかでしょうか。どこでやっても駄目そうな気がしてきたので、ホテルまで行ってもらい、日本円をフロントで両替して支払うことで話を着けました。
そのままホテルへ向かい、それから支払いを終えたら、しばしまったり。セブ滞在中は朝食以外まともに取ってきませんでしたが、最後の夜はちゃんとしたものを食べようと思い、ホテルのレストランへ行きました。注文したのは、マルゲリータピザ、フィッシュ&チップス、そしてフィリピン料理であるアボドです。いつもなら土地のものばかりにするところですが、とにかくお腹が空いていたので、味のわかる定番ものを2品いきました。アボドは、豚肉と玉ねぎの甘辛煮で、美味しかったです。お酒はビールで、サンミゲルのスーパードライをいただきました。軽くて飲みやすいですね。支払いは現金で済ませました。
満腹になった後は、夜のビーチなどリゾート内を軽く散策。その後は、明日が早いので、荷物をまとめて、さっさと寝ました。
最終日、早朝にロビーに集合します。3時30分とかそんな時間だった気がします。パスポートとかの持ち物チェックの後、空港へ向かいます。来たときと違って渋滞がまったくないので、あっという間に空港に到着しました。
空港の手続きについて、現地係員から説明を受けます。最初なんでそんなに説明するのかな、と思いましたが、少し特殊な流れだからでした。まず荷物検査をして制限エリアに入ったら、チェックインカウンターに並びます。早朝出発便が多いのか、ここでかなり時間を食いました。この後、空港使用料750PHPを現金で支払います。次にようやく出国審査となります。
搭乗待合室に着いた後は、椅子に座って出発時刻を待ちます。早起きなので、やっぱり眠いです。徐々に空が白みだして、日が昇りかけた頃、搭乗案内が始まり、5時50分にセブを発ちました。
こうして、今回の旅は終了です。