CEATEC JAPAN 2007

その他の写真はこちらのアルバムにて

2007年10月06日、CEATEC JAPAN 2007 に参加してきました。平日に行こうと思ったのですが、微妙に時間がなくて土曜日にプライベートで行くことになりました。で、事前登録などすっかり忘れていて、もう間に合わないかなあ、と思ってサイトを開くと、普通に登録できました。前日の夜です。

いうわけで、いざ幕張メッセへ。今回は全館貸切ということで、ホール1-8とホール9-11のどちらの入り口へ行こうか迷いましたが、一番華やかな家電系はホール9-11だった気がしたので、まずはそちらに向かいました。入って一目散に向かったのは、ソニーブース。お目当ては有機ELテレビです。サイズは11型と小型ですが、横から見ると驚きの薄さです。ただ1つ失敗したことは、これを先に見てしまうと他の液晶テレビが厚く見えてしまってしょうがないことです^-^;。それくらいに差があります。テレビだけではなく、パソコンの液晶ディスプレイもあの薄さになる時代が来ると思うとwktkですね。

その後はいろいろなブースをちら見。東芝ブースでgigashotがリカちゃんとコラボしていたので、ちょっと撮影してみたり。

続いてホール1-8方面へと向かいました。すると、途中の連絡通路で、初めて見る空間が出現。幕張メッセは数多く訪れているけれど、このような場所があるとは知らなかったです。ここは、可視光通信や3Dディスプレイなど、要素技術のコーナーです。うちは3Dディスプレイ関連には目がなく、この手の展示会ではついつい反応してしまいます^-^;しかし、よく見かける赤いホログラムによる3D映像。バーチャルボーイを彷彿させるのですが、個人的にこのタイプはあまり好きじゃなかったり(ぉ。あと、メガネなしで見られる3Dディスプレイが増えてきていますが、画質向上が課題だと思います。どうしても色が薄く、ちらついて見えるのが気になってしまいます。まあ、技術的にしょうがないところはわかりつつ、イノベーションに期待です。

他に気になったのは、360℃全方位動画撮影と配信システムです。これ、以前自分で妄想していたのですが、もうここまで考えて作っている人たちがいるんですねー。他にも、可視光通信の展示では、スポットライトタイプは4.8kbpsという展示がありました。思ったより低速なんですね。PCなどで大容量のデータを扱うのではなく、組込み機器向けの少量のデータを扱うイメージでしょうか。

連絡通路を抜けると、まずデジタルネットワークゾーンのあるホール1-3を見学しました。軽くホール内を回ると、何やら人だかりが。何かと思えば、PFUブースで行われるルー大柴さんのステージでした。事前に記事で知っていましたが、ちょうど良いタイミングで最後のステージがあるようです。というわけで、人ごみに埋もれて観覧してきました。登場するなり会場を沸かせて、さすが今は勢いがありますね。ちなみに、ルーさん自ら、ちゃんと撮れよ~、と言っていたので、撮影自体はOKです。まず、ScanSnapの宣伝トークを済ませて、それからじゃんけん大会。勝ち残ると、ScanSnap本体とルーさんのサインが貰えます。うちはほとんど初戦敗退でしたが、一度だけ後2回で勝ち残りというところまで残りました。珍しい。しかし、このステージを通して感じたのは、ルーさんは、まさにエンターテイナーだということでした。この手の展示会って、経験からして観覧客のノリは悪いんですが、その中であれだけ盛り上げたのはすごいと思いました。

その後ScanSnapをブースで実際に眺めて、いろいろ聞いてみました。重さは1.4kgということで、常時携帯というわけにはいきませんが、小型なのは魅力的。ただ、取り込み後の形式がJPEGとPDFのみというのが、ちと残念。JPEGの圧縮率を大まかに指定できますが、うちはイラストの下絵取り込みがメインとなるので、ビットマップ形式があると嬉しいです。

続いて、情報大航海プロジェクトのブースを覗きました。いろいろ面白そうな技術が並んでいましたが、そのなかでデータマインニング技術が気になりました。既存の手持ちのコンテンツのなかから、任意のものを検索するための仕組みはいろいろ考えられていますが、これは情報の山のなかから条件を指定して、それに対応する画像を発掘するというものです。とかく検索というと、うちは前者に偏って考えがちでしたが、後者のようなアプローチもあるんだなあと思いました。補足すると、前者は欲しい情報が具体的に決まっており、それを効率的に探すアプローチ。後者は一定の条件だけ決まっており、そこから提案をするアプローチです。

最後にホール3-6の電子デバイスゾーンへ。…相変わらずわかりません^-^;。展示を見ても何がすごくて、何ができるのかが、イメージできないのです。こっちの世界に来て、それなりに経つのになあ。もっと修練を積まないと駄目ということでしょうね。というか、この世界は、細分化されていて、それぞれが深いので、理解が大変です。

そんななか、村田製作所の未来タウンのステージはわかりやすくて良かったなあ、と思います。ブースに着いたとき、ちょうど最後のステージ開始前だったので、観覧しました。この手の展示会は何度か参加していますが、動いているムラタセイサクくんを見たのは初めてかも。しかも、最後の最後には5体一斉のパフォーマンス。ステージ中で紹介されていた技術のなかでは、ワイヤレス充電がぜひ欲しいですね。センシング技術は車載に限らず、あらゆる分野で重要になってくると思います。

そんな感じで、結局「蛍の光」が流れるまで会場にいました。2時間少々なので、見落としてしまったところも多いとは思いますが、結構楽しめました。

ところで、あれだけの展示があると、見る人それぞれで着眼するところが違います。今回は、あまり他の方のレポートを読んでいませんが、こちら(ペペロンチーノ号航海日誌)で紹介されているようなBD関連や、三菱のオーロラビジョンなどを見過ごしていました。

こうして、先月のアミューズメントマシンショー、東京ゲームショウ、そして今回のCEATECを終え、ようやく秋の展示会ラッシュは、一区切りつきそうです。ほぼ毎週末のペースで幕張メッセに通っていた形になります^-^;。

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