「一生に一度は、映画館でジブリを。」このフレーズと共に展開されるキャンペーンで、「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」の4作品が、劇場で上映されます。これらのうち、唯一劇場で見たことのない作品が「風の谷のナウシカ」です。というわけで、この機会にさっそく鑑賞してきました。
現在は在宅勤務ということもあり、2020年07月01日水曜日の夜に近所のチネチッタで鑑賞してきました。映画自体は、金曜ロードショーで何度も視聴していますので、ストーリーは知った上での鑑賞です。
劇場ならではと感じるのは、やはりスクリーンの大きさですね。テレビ放送ではあまり気づかなかった細かいところまで目が行きます。群れとしてしか見ていなかった虫たちに、一瞬でも1個体に目を留めたりできるのも、劇場ならではです。
あとは、劇場という環境で、集中して見入るためか、テレビ放送では流し気味であった短いシーンに注目することが何度かあって、新鮮でした。一瞬テレビ放送ではカットされていたのかなあ、と思いましたが、ノーカット版を見ているはずなので、気のせい。
そしてLIVE ZOUND上映なので、音響も素晴らしいです。音を空気として捉えられる、そんな感じです。ずっといると次第に慣れてしまうのですが、毎度入りのタイミングでは感動します。
というわけで、2時間あっという間でした。いやあ、何度見ても楽しいですね。歳を重ねるにつれて、トルメキアやペジテの考えにも理解を示せるようになってきて、味わい深いです。また、腐海さながらに、観客がマスクをしなくてはならない状況は、奇妙な一体感を感じさせてくれました(苦笑
最後に、「ナウシカ劇場へいつ見にいくの?」「ナウしかない!」。お後がよろしいようで。