2026年04月05日、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催された東京シティ・フィルの「ドラゴンクエスト すぎやまこういち 交響組曲「ドラゴンクエスト」IV~VIセレクション」を鑑賞してきました。ミューザ川崎シンフォニーホールは自宅から歩いて行ける距離ですが、今回が初訪問です。以前にオケカツで訪れる予定はあったのですが、コロナ禍で収録に変更となってしまいました。
IV~VIセレクション(天空編)ですが、前半を丸ごと割り当てられているIVがメインで、V、VIの順でボリュームが少なくなります。自分はIVが初めて遊んだドラクエであり、続くVもレベル99までやり込んだほどなので満足でしたが、VIを中心に期待していた人には物足りなかったかもしれません。
IVの各章のフィールド曲である「勇者の仲間たち」は懐かしかったですね。戦闘曲と同じくらい聴いてきた曲ですから、耳に染み付いています。Vの「戦火を交えて」も懐かしいです。冒頭の音の大きさにビクゥ!となることもありますが、今回はそうでもなかったです。VIは曲目が少ない分、エンディング曲である「時の子守唄」を割り当てられる構成でした。
アンコールは、次の公演となる7から、「魔法の絨毯」と「序曲のマーチ」が演奏されました。
休憩時間はロビーに出て、赤ワインをいただきます。プログラムを脇に置いて、前半の余韻に浸りました。”音楽は心のタイムマシーン”とはすぎやま先生の名言ですが、音楽を聴くことで言語化しにくい当時の感覚が蘇り、まさにその通りだと感じます。
前述の通りミューザ川崎シンフォニーホールは初めてでしたが、ステージを囲うように座席が配置されているんですね。自分はA席で下手側の側面でしたので、音のバランスは気になりました。弦楽器などは良いのですけど、重低音の打楽器が片側の耳に響くのは少し違和感はありますね。この辺に拘るならS席を選ぶべきなのだと思います。
そして梅田 俊明氏による冒頭のお話では、すぎやま先生との思い出話を披露して下さったのが良かったです。2016年にドラクエの交響組曲の指揮をしたときに、アドバイスを求めたら、好きにやって良いと言われ、それが逆に怖いというお話や、その後に演奏の様子を舞台下手の奥から笑顔で観覧されていてこの方は本当に音楽が好きなのだな、というお話をされていました。すぎやま先生はお亡くなりになりましたが、このように思い出寿命の中で生き続けていることを感じられて幸せな気持ちになりました。



