トルコ旅行~6日目

7時すぎに起きて、9時すぎにホテルを出発しました。

今日は新市街を周るので、トラムで移動します。イスタンブール滞在3日目にして、初トラムです。チェンベルリタシュ駅に行き、駅前にあるジェトン自販機で購入します。料金は区間に依らず一定なので、必要な数だけ購入すれば良いです。ガイドブックなどの情報では、ジェトンは廃止の方向と書かれていましたが、まだまだ現役ぽい扱いでした。また、釣り銭がないので小銭(3TL)が必要という話も見ましたが、自分の見た自販機は、5TL、10TL、20TLが使えました。ただ、5TLは自販機が認識してくれないことが何度かありました。自分以外の観光客も同様の現象に合っていました。日本のギザ10みたいに、認識できない紙幣があるのかもしれません。

ジェトンを購入したら、ゲートの投入口に入れて、進みます。入場とともに手元からなくなるというのは、日本の感覚だと少し不思議ですね。同時に不安でもあります。

肝心のトラムですが、めちゃくちゃ混んでいます。この時期のイスタンブールはハイシーズンみたいですね。3本くらい見逃しました。途中、隣のベンチに悪ガキグループみたいのが、英語でふざけて悪態ついてて、微妙に鬱陶しかったです。どこにでもいるもんです。

満員のトラムに揺られながら、ガラタ橋を渡ったカラキョイ駅にて下車。目指す先はガラタ塔です。迷わないように大きな道を通って行こうと思ったのですが、上手くいかなかったので、看板に従い路地を進みます。ガラタ塔は新市街の一番高いところにあるので、急な階段や坂道を登ることになります。

途中、車のストッパーに引っかかって、躓いたところに、オーバーオールにデッキブラシを携えたおじさんが話しかけてきました。ガラタ塔に行くと告げたら、こっちの方が近道だ、と言って別の道を案内しようとします。看板に書いてある方向と明らかに違う方向です。ガイドブックに載っている靴磨き詐欺ですね。すぐに付いていくのを止めて、元の道を進みました。そしたら、ものの10秒でガラタ塔に到着です。まったく悪いデッキブラシには困ったもんです。

ガラタ塔の前には、少し行列ができていました。というわけで、行列が伸びる前に並びます。あとで近くを通ったら、列がだいぶ伸びていました。列に並んだら、塔の内部でチケットを買い、エレベーターで展望台フロアへ登ります。展望スペースは、塔の外周部分で、一人二人が通れる程度の幅。そこそこ人がいるので、上手く移動しないといけません。塔の上から、新市街のずっと奥に見える高層ビル群や、新市街の赤い屋根群、新市街旧市街アジア側の一望などを、楽しみました。

次は、イスティクラール通りに向かいます。イスティクラール通りは、イスタンブール随一の繁華街。シハーネ駅に出てしまったり、少々迷いましたが、無事たどり着きました。タクシム広場を目指して、通りをゆっくりと進みます。とにかくたくさんのお店と、人の数ですね。道中、警官隊が訓練みたいなのをしていました。時折やって来る路面電車を楽しみながら、どんどん進んで行きます。トルコアイス売りの発する掛け声は、一瞬ビックリしますね。最初何だかわからなかったので、不審に思っていました。

だいたい30分くらいで、タクシム広場に着きました。独立記念碑などを見たら、再び通りを戻ります。一服できるところを探して入ったのが、Özsüt Cafe。注文したのは、フルーツケーキとライスプティング、レモネードです。フルーツケーキは普通に食べたくて、ライスプティングはトルコスイーツとして食べたくて、ついつい欲張りな注文になっちゃいました。かなり満腹です。間食のつもりが昼食となりました。ちなみにこちらは、テーブル注文および会計でした。

お腹を満たしたところで、次に目指すのは軍事博物館です。地下鉄で、タクシム駅からオスマンベイ駅まで移動します。地下鉄もトラムと同様にジェトンで乗車できます。仕組みが同じだと、分かりやすくていいですね。

駅から少し歩いて、軍事博物館に向かいます。途中の売店で水を50TLで買ったのですが、100TL出したのにお釣りが25TLでした。誤魔化された……けど、気づいたのが少し歩いた後でした。その場で確認する癖をつけないといけませんね。

軍事博物館に入場です。まず敷地内に入るためにセキュリティチェックがあります。そこを抜けると、砲台や戦車が庭に展示されているので、見て回ります。続いて館内へ。カメラ持ち込み用のチケットを買ったのですが、特にチェックされていません。

展示は、軍事博物館の名の通り、中世から近代にかけての軍事関連の品物が、いろいろあります。中世の武具とかドラクエのアイテムを彷彿とさせますね。他にも、コンスタンティノープルの陥落にて、金角湾を封鎖した鎖などが、展示されていました。そして、肖像画の人物がターバン姿というのも、新鮮に映りました。

ちなみに、軍楽コンサートがあると聞いていたのですが、この日はないようでした。館内も封鎖されている通路が多かったですし、軍事博物館は、この時期オフシーズンなのでしょうか。

見学を終えたら、庭のベンチでひと休み。それから歩いてタクシム広場に向かいました。工事の影響で少し迂回しつつも、無事着きました。夕方になると、昼間より一層混んでますねえ。昼食がスイーツのみだったので、さすがにお腹が空いてきました。イスティクラール通りのファーストフード店Pizza-Potatoにて、チキンのロール巻きみたいなのを注文しました。さっさと注文しないと、並んでてもどんどん割り込んできますね。お店の人が気を利かせてくれて良かったです。

腹ごしらえをしたところで、イスティクラール通りからカラキョイ駅まで下りるのに、テュネルを使います。足が疲れていたのと、一度乗ってみたかったのと、両方です。さっそく自販機でジェトンを買おうとしますが、買えません。ん???色々試行錯誤するも買えません。イスタンブールカードのチャージしか出来ない?観光客の女性が忠告してくれてたのですが、ちゃんと理解できていませんでした。結局窓口に行って購入しました。先ほどネットで調べたら、テュネルは既にジェトンが使えなくなっているそうですね。

テュネルはかなり急勾配な区間を走行するので、パッと見ケーブルカーかと思いますが、普通の地下鉄です。なので、車内での傾き方がちょっと面白いです。乗車区間はかなり短く、あっという間に終点に着きます。終点では傾きはなくなり、水平となります。

その後は、カラキョイ駅からトラムに乗って、ホテルへ向かいます。途中、トラムの車窓から、路上で物売りをしている少女たちの姿が見えました。4人が同じような品物を床に並べていて、等間隔で並んでいるのです。一人の子のところに観光客が来て何か買っているのを、隣の子がものすごい表情で凝視していました。何だかAKBの握手会を彷彿とさせます。どこの世界も厳しいですね。そんなことを思いつつ、ホテルには17時ごろ着いたので、夜のお迎えが来るまで、しばらく休憩です。

20時30分、迎えの車に乗って、オリエントハウスに行きました。ガイドに予約してもらった、ショーレストランです。案内してもらったテーブルには日本の国旗。いやはや海外でこういうのは、何となくうれしいですね。運ばれてくる料理に舌鼓を打ちつつ、ステージを楽しみます。最初は民俗楽器の演奏から始まり、大人数によるダンスや舞台が、催されます。後半に入ったところで、ベリーダンスが始まりました。途中、各国の女性たちが、ステージに上がってベリーダンスレッスンに参加する、といった企画もありました。お酒は、ついつい白ワインのハーフボトルを2本空けてしまい、良い気持ちになっています。ちなみに、写真販売の売り込みがありましたが、1枚だけ購入。2回目にベリーダンサーといっしょの写真撮影があったので、そちらが良かったのですが、それではあまりに思う壺なので。

0時すぎに店員に促されて、送迎車へ。ホテルに戻ったらすぐに就寝しました。予想以上にアルコールを入れてしまって、明日が少し心配です。

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