糸魚川旅行

2025年10月18日から19日にかけて、糸魚川などを旅してきました。主目的は雨飾山の登山ですが、せっかくなので行ける範囲で観光を組み合わせます。本当はフォッサマグナミュージアムなどにも行きたかったのですが、糸魚川駅からの移動を考慮すると厳しかったので断念しました。

1日目、北陸新幹線に乗って糸魚川駅まで移動します。ちょうどお昼の移動となったので、東京駅で牛すき焼き肉弁当を買って車内でいただきました。

糸魚川駅に着いたら駅の周辺を散策します。糸魚川は翡翠が有名で、駅前から日本海に向かってひすいロードが伸びています。通りには諸々の石の展示があります。また奴奈川姫も有名で、駅前などに像が建立されています。大国主命との神代のお話がパネルで案内されていました。

その後は新潟県指定史跡である相馬御風宅を見学します。大きな荷物は受付の部屋に置かせてもらいました。居間や台所、書斎など、往時の暮らしぶりが感じられる建物と、解説パネルの展示を見て回ります。奥には蔵があり、そちらにも色々と展示があります。入口脇にある階段を登って2階も見学できますのでお忘れなく。相馬御風氏の代表作は童謡の「春よ来い」です。「はーるよこい、はーやくこい」の歌詞はどこかしらで耳にしたことがあるでしょう。「はーるよーとおきーはーるよー」の方ではありません。

相馬御風宅の見学を終えたら、日本海近くの公園に向かいます。本来は日本海に面した日本海展望台から日本海を望めるのですが、生憎この時は塗り替え工事中で立ち入ることが出来ませんでした。というわけで道路越しに眺めました。まあ、曇天であまり映えないからいいかなあ。

その後は左に曲がって塩の道の起点に向かいます。ここはその昔上杉謙信が敵国である武田信玄領に塩を送るために使われた道です。「敵に塩を送る」という言葉の語源にもなっています。この塩の道の周辺に、道路元標や牛つなぎ石などの史跡がありますので、見学しました。

ぐるっと一周して駅前まで戻ってきたら、駅構内のセブンイレブンで買い出しをしてからアルプス口に回り、ジオパルを見学します。車両展示や巨大な鉄道模型ジオラマ、プラレール展示など、なかなか鉄分濃いめの成分となっています。自前の鉄道模型を走らせるなど有料のコーナーもありますが、見学は無料です。鉄道好きには堪らない施設かと思います。

その後は再び日本海口に回って、雨飾山荘へ向かうべくタクシーに乗ります。アルプス口にもタクシー乗り場はありますが、待機していたのは日本海口だけでした。ちょうどタクシー乗務員の日勤と夜勤が入れ替わるタイミングだったらしく、雨飾山荘まで行くと退勤時間に間に合わないとのことで夜勤の乗務員が来るまで待つこととなりました。

市街地を抜けてそれから農耕地帯を抜けると、山道に入ります。舗装はされていますが一車両分の道幅でカーブも多くて、なかなか大変そうな道でした。

雨飾山荘へ着いたらさっそくチェックインです。予約を見ると満室でしたので相部屋を想定していたのですが、一部屋を占有できてラッキーでした。しばらくぼーっとした後、温泉に向かいます。内湯は5人も入ればぎゅうぎゅうな感じであまり広くありませんが、他の客はいなかったので広々と浸かることが出来ました。シャンプーなどのアメニティはあります。湯船の縁などに固着した温泉成分に雰囲気を感じながら堪能します。外気が入ってやや肌寒い状態で、ちょうど良い湯温でした。

18時から夕食の時間です。焼き魚、豚カツ、お造り、煮物などボリューム満点です。大きめのお茶碗でご飯2杯をたっぷりといただいてしまいました。少し食べ過ぎたかな……。

19時すぎ、テレビもないし携帯の電波も入らないので、布団でゴロゴロすてたら寝落ちしていました。23時ごろ目覚めましたが、まだ夕食を消化あいきれていない感じですね。夜から雨が本格的に降り始めて雨音がずっと響いています。一度目覚めた後はなかなか眠れませんでしたが、いつの間にか再び寝落ちしていました。

2日目、4時30分に起床します。昨晩たくさん食べたので控えめにしようと思いつつ、軽めにお代わり1杯をいただきました。

そして朝風呂へ浸かりに内湯へ向かいます。贅沢な時間ですねえ。その後は露天の都忘れの湯にも浸かってきました。湯船は内湯より少し広いですが、脱衣場は2、3人で満杯になってしまいそうな広さなので、空いている時間に行くのが良いです。大半が登山客なので朝風呂に入る人は基本的にいません。最初は夜中に行こうかと思いましたが、雨が降っていたことと時勢柄熊を警戒して止めておきました。

6時すぎに外へ出て雨飾山の登山に向かいます。登山の様子はこちらの記事をご覧ください。

12時40分ごろ、雨飾荘まで下りてきました。そこから少し下って雨飾高原露天風呂に浸かります。入浴代金はなく寸志を納める方式です。ちょうど500円玉があったので、脱衣場にある箱に投じておきました。

脱衣場は屋根や棚、簀の子などが用意されています。そして湯船はそこそこの広さがあります。湯温もちょうど良くて、ずっと浸かっていられます。一方で、自然の中にあるため落ち葉などがそれなりにあり、循環濾過があまり効かないのか毛や垢っぽい浮遊物が気にはなります。お湯をかき混ぜるとそれらが舞うので、静かに入って沈殿させておくとあまり気になりません。

その後は雨飾高原のバス停に向かい、バスで南小谷駅まで移動します。車内ではうとうとしてしまいました。

南小谷駅に着いたら大糸線で糸魚川へ向かいます。バスと電車の接続は良く、待ち時間はあまりありませんでした。2両編成ですが後ろの1両はハロウィン列車というイベント列車になっていました。車内では利用者アンケートをしており、回答したらクリアファイルを貰えました。

糸魚川駅に着いたら、天津神社と奴奈川神社に向かいます。5分ほどで到着し、境内を散策して拝殿に参拝しました。拝殿の後ろには天津神社と奴奈川神社の本殿があります。歴史的な経緯から奴奈川神社は天津神社の中で祀られています。

その後は一の宮公園を抜けて一作に行き、遅めの昼食兼早めの夕食をいただきます。17時手前の新幹線を予約しているので、時間を気にしながらになります。まずは新潟の地酒である麒麟山を1合いただきます。辛口のしっかりした味わいです。そして海鮮を食べたいと思い、紅ずわい蟹丼ミニをいただきます。蟹の身も味噌もまいうーです。最後は糸魚川のB級グルメであるブラック焼きそばをいただきました。黒い見た目に反してするすると入ってきます。

食を満喫したら糸魚川駅に戻って新幹線に乗車します。山行時間が読めなかったので新幹線を予約せずにいたら、直近の新幹線は指定席完売でしたので、グリーン車にしました。北陸新幹線は1本ずらすと結構間隔が空きますしね。一路東京へ向かって、今回の旅行はお終いです。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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