ニュージーランドの旅~初日、2日目

初日、成田空港から出発します。18時30分に日本を発ちました。機内食の時間が夕食の時間と大きくずれないので、いいですね。NZと日本の時差は+4時間なので、到着は日本時間早朝でも現地は朝になっています。

オークランド空港に着いたら、国内線に乗り換えます。一旦屋外に出て、国内線ターミナルのビルへ移動いなくてはいけません。道順はそれなりにくねくね折れ曲がっているのですが、事前に聞いた通り、緑色のラインが道しるべとして引かれているので、辿っていきます。ただこのライン、歩道から道路に入った際など、濃淡や太さが変わったりするので、時々見失いそうになるというトラップがありました。まあ、仮にそうなっても、何人か同じように移動している人がいるので、方向はわかると思います。

国内線ターミナルに着いたら、クイーンズタウンに向けてひとっ飛び。窓側の席に座ったので、南島の海岸線や冠雪した鋭利な山々を楽しみます。隣に座っていた方が色々教えてくれました。この方は、観光ではなく、ボディビルの大会でクイーンズタウンに行くそうです。コンベンションセンターでやる、という話でしたが、後日ガイドブックとかを見てもどこにあるのか、結局わからずじまい。会話したり、写真を撮ったりしているうちに、ワカティプ湖が見えてきました。とても大きくて、空でも飛ばないと全景は見られなさそうです。ワカティプ湖が見えたら、クイーンズタウンはすぐそこ、到着です。

機外に出てお別れした後は、バス乗り場を探して、バスが来るのを待ちます。天気は良く、お日さまぽかぽかなのですが、緯度が低いので、やはり寒いです。一応春なのでもう少し温かいだろうとタカを括っていました。ジャケットじゃなくて、もう少し厚手のコートにすべきでした。

10分くらい待つと、黄色い車体のコネクトバスがやって来ました。運転手にホテル名を告げて、運賃を支払います。NZ$の対円レートは、およそ80円なので、感覚的に1$=100円と計算してしまう身としては、若干お得感があります。バスは路線図上のホテル方面とは反対へ進んでいきます。最初戸惑いましたが、空港近辺は上りや下りがなく、一方通行の循環型になっているようです。

車窓からは白く咲いた桜の木々や色鮮やかな花々も見られて、まさに春といった様相です。街も全体的に建物の背が低く、空が広いので気持ちいいです。遠くには冠雪した山々が悠然とそびえています。

20分ほどして、宿泊先であるミレニアムホテル前に着きました。まだチェックインには早い時間なので、周辺を散策します。急な下り坂を進んでいくと、紺碧のワカティプ湖が見えてきました。遠くには草原や山々が見えて、さながら絵葉書の世界です。湖畔に生えている木も雰囲気があって良いです。ゆっくりと歩きながら、いくつかあったベンチに腰掛けて、景色を堪能します。ただ、湖のそばと言うこともあって、風が冷たいのが辛いです。

ひとしきり堪能したあとは、ガーデンズへ行きます。池や花壇、遊歩道がある散策型の公園です。向かい側には、スティーマーワーフが見えます。ちょうどTSSアーンスロー蒸気船が出航していて、モクモクと煙をあげていました。

その後は、湖畔沿いの少し開けた場所で、ベンチに座ってぼぅっとします。フードスタンドもあったりして、適度に賑やかで、皆々思い思いに盛り上がったり、寛いでいます。

しばらくしたら、公園の外へ出てみます。すると、何人かが記念撮影している像が見えてきました。ウィリアム・リーズ像です。ヒツジを連れています。今回の旅、一番間近で見たヒツジかもしれません(笑)。それから、モールなど街中を散策します。日本でもお馴染みのフードチェーン店があったりします。交差点そばの広場には、満開の桜が数本あって、春を感じます。雰囲気の良い小さな教会もありました。

ある程度街並みを見たら、ホテルへ向かいます。街の中心部に比べてホテルは高い位置にあるので、結構急な上り坂となります。途中に見つけた、桜とコロキアの木が並ぶ様子が、きれいでした。コロキアはNZ原産の植物で、黄色い花を咲かせます。桜とは良いコラボレーションを見せてくれます。

ホテルにチェックインした後は、しばらくまったりします。部屋は3階。窓からはホテルの敷地にある桜の木々が見えます。ワカティプ湖は見えませんが、遠くの山々の稜線が見られるので、なかなか良い眺めです。部屋は結構広めで、飲み物もコーヒーや紅茶、ココアなどたくさんあります。お値段はそこそこですが、せっかくのリゾート地なので、満喫します。

日本を出発してから、ちゃんとした睡眠はとっていないので、ベッドで少し横になりました。そのまま寝落ちして目覚めると、外は夕暮れ。

完全に暗くなったら、カメラを持ってワカティプ湖畔へ。目的は星空観賞です。本当は山の上などもっと光の少ないところへ行くと良いのですが、湖畔でも大丈夫かな、と思ってトライです。道中空を見上げると、満天の星空。感激というほどの量ではありませんが、普段の生活の中では見ることのない星空です。

湖畔に着いたら、三脚とレリーズをセットして、星空撮影。色々調整して、そこそこの星空写真が撮れました。もっと明るい、満天の星空を撮りたかったのですが、そこまでは出来ませんでした。星が映っていても、サイズを縮小すると結構潰れてしまうのが残念。あと、星座とかの知識は皆無なので、南十字星とか北斗七星の位置は、よく分かりませんでした。頑張って探そうかと思いましたが、だんだんと体が冷えてきたので、適当に切り上げます。

その後一度ホテル方向に戻って、そのまま街の散策に向かいます。そこそこ遅い時間なので、モールの人通りも閑散としており、飲食店も店じまいの雰囲気。そんな中向かった先は、ほぼ24時間営業のファーグバーガー。クイーンズタウンの名物なのです。混雑していることで有名ですが、遅い時間帯だったためか、注文は待たずに出来ました。注文したのは、ベーシックなバーガーとフレンチフライ。注文を受けてから出来上がるまで、10分間程度待ちます。窓際のカウンターに座っていたら、反対側でカップルが痴話喧嘩を始めていて、ついそちらに注目してしまいます。何やかんやで落ち着いたっぽいところで、自分の番号が呼ばれたので、テイクアウェイ。

ファーグバーガーの紙袋を持ちながら、ホテルへ帰ります。寒いので早く部屋に戻って、ハンバーガーを食べたいです。

ホテルに戻った後は、さっそくバーガーをガブリと頬張ります。比較対象がないからそれほど大きさを感じなかったのですが、食べても食べてもなくならない感じがすごいです。そして味はもちろん美味いです。肉汁たっぷり。フレンチフライと合わせていただきます。ポテトなしでも良かったかな、と思えてくる量でした。とは言え、成人男性なら普通に食べきれる量だとは思います。でも、ファストフード店のような軽食のつもりだと、きついと思います。

というわけで、思った以上に膨れたお腹を抱えつつ、NZ初日の夜は更けていきました。

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