ニュージーランドの旅~3日目

3日目、10時手前に起床。部屋でまったりしてから、スノーセンターへ向かいます。場所は、バンジーなどのアクティビティを受け付けている建物内の奥に進んだところです。ここでコロネットピーク行きのチケットを買って、待機しているバスに乗車します。リマーカブル行きのバスもあるのですが、乗り場でチケットを検札する際に確認してくれるので、安心です。

やや遅めの昼くらいということもあり、バスはだいぶ空いています。時間になったら出発です。一歩街の外へ出ると、崖や草原など、大自然の世界となります。途中川を渡る橋の上で停車し、ラフティングによる川下りの様子を見ることができます。これは、アクティビティの宣伝も兼ねています。道中には牧場もあり、羊を何匹か見かけました。でも、期待しているような大群には出合いませんでした。

途中から、山道に入ります。麓にあった住宅街では、山羊とかが放し飼いにされていました。自由に塀を飛び越えながら移動している山羊が印象的でした。そんな中、バスはぐんぐん登っていきます。山道といっても木は全然生えていないので、常に麓を見渡せて気持ちいいです。しかし、山の上のほうを見遣ると、何やら雲がかかっています。スキー場はその辺りにあるっぽいのですが…

コロネットピークスキー場に着きました。天候は曇り。ちょうど先ほど見た雲の下です。下界の天気は良かったので、青空の下で滑るイメージだったのですが、そうはなりませんでした。何はともあれ、まずはリフトパスを購入します。ここでちょっとしくじったのですが、この時点では気づいていないので、続いてレンタルコーナーへ移動します。リフトパスにコンピュータで色々情報を入力します。それに基づいて、スキー板やスキーブーツ、ウェアを借ります。ロッカーがないな、と思って聞いたら、少し離れた場所にありました。

ロッカーは中央に管理用の端末があって、そこで暗証番号の設定や代金の支払いを行います。細かいお金を用意しなくても良いし、物理的な鍵を持つ必要もないので、いいですね。確か一時的な解錠もできたと思います。日本のスキー場でも取り込んで欲しいです。

荷物を仕舞って、残りのレンタル品を借りたら、いざゲレンデへ。今いる場所がちょうどゲレンデの地下に相当する部分なので、階段を登って上へ出ます。

レストハウスにあるレストランや、スキー板置き場など、ゲレンデの様子は日本のスキー場とだいたい同じ雰囲気ですね。滑走エリアの大きさも、似たような感じです。

まずは麓の緩斜面で軽く足慣らしをした後、いざリフトに乗ろうとしたら、ゲートが開きません。係員にこのパスではリフトは使えないと言われました。しばらく意味がわからなかったのですが、自分が買ったのはビギナーパスで、カーペットエリアしか滑走できないのでした。このパスでは、リフトの代わりにベルトコンベアみたいなのに乗って、ちょびっとだけ高いところに登れます。数回それで滑ってみたのですが、当然これでは満足できない、ということで、リフトパスをアップグレードすることにしました。

確かにやけに安いな、と思ったのですが、まさかこのような種別のパスがあるとは思わなかったので、気づけませんでした。受付でお願いしたら、12時30分以降に使うのなら、少しだけ安くなるという話でしたので、そのパスにしました。カーペットエリアで滑っていた時間は、無駄ではありませんでした。

4人乗りリフトに乗って、いざ山の上へ。リフトはそれなりに人はいますが、混んでいるというほどではありません。4人乗りなので、さすがに1人の場合は相乗りになります。1人同士が1回で、後は大体2~3人とになります。とりあえず端っこに並んでいれば、よしなに進みます。

上に行くと、左右にそれぞれコースがあります。左に旋回した方にあるコースは、コース幅は広めで距離は短め、右に旋回した方は、コース幅は狭めで距離は長め、という印象でした。あえて特徴づけをするなら、なので、両者それほど大きくは変わりません。

上の方は状況によって時々真っ白になりますが、ベースに向かうにつれて、徐々に晴れてきます。日本のスキー場と違い、森林限界の都合で木が生えていないので、山からの眺望がすごいです。天空でスキーをしている心地になります。

雪質のほうは、シーズン終わりということもあり、ちょっとガリガリしますね。あと雪の隙間から草が見えているところもあり、春を感じさせます。実際コロネットピークスキー場は、今シーズンはあと数日でクローズだったはずです。

そこそこ滑った後は、ちょっと遅めの14時30分くらいに、レストハウスで昼食をとりました。セルフで受け取ってレジ会計する仕組みです。注文したのはフィッシュ&チップス。イギリスのイメージですが、NZもイギリス連邦なので、郷土料理てきな感じになるのです。飲み物はコーラにして、体力充填です。

食後の休憩ののち、もう少しだけ滑って満足したら、レンタル品を返し、ロッカーから荷物を回収して、ゲレンデを後にします。16時30分発のバスは、わりと混雑していました。シーズン終わりだからそうでもないと思ったのですけど、意外でした。

だいぶ気温が下がってきたようで、帰りのバスは窓ガラスが曇っていました。この日は空も曇りがちで、星空観賞には不向きなので、ホテルの部屋でまったりします。

夕食は部屋にあったクッキー1個、飲み物は備えてある紅茶などをいただきます。明日朝食をがっつり食べる予定なので、節約なのです。テレビのチャンネルを回してみると、ラグビーの放送が複数のチャンネルで行われており、ラグビー大国NZを感じました。

スキーの疲れもあって、22時すぎには就寝しました。

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