ニュージーランドの旅~4日目

4日目、5時に起床。それから6時30分ごろ、朝食をいただきに行きます。朝食は宿泊料金に含まれていないので、その場で支払い。28NZ$でした。ビュッフェ形式で、いろいろとメニューがあって良かったです。昨晩まともに食べていないので、朝からがっつり食べます。

7時30分ごろ、ホテルの外へ出て、ワカティプ湖畔を朝のお散歩。昼や夜に比べて、湖面が穏やかで、凛と引き締まった感じがします。空気もひんやりと冷たくて、薄手のジャケットでは寒かったです。でも山の向こうには、ちょうど昇ったばかりの朝日が輝いており、一日の始まりを感じられて、爽やかな気分になりました。

一旦ホテルに戻って、のんびりしてから、再びお出かけ。NZでやってみたかったことの一つが、トレイルを歩くことです。とは言え、本格的なトレイルはスケジュール的に厳しいので、ガーデンズの周囲を囲む超お手軽なトレイルを歩くことにしました。ワカティプ湖畔の景色を眺めながら、気持ちよく散策。人もそれほどいなくて良いです。時折サイクリングしている人たちがいて、自分もロードバイクで走りたくなりました。最近走れてないなあ。トレイルを抜けて、アーンスローパークに出ると、小さなマーケットみたいなものが催されており、賑やかでした。

その後は、今日の一番の目的であるバンジージャンプを申込に行きます。自分が行きたいのはリッジバンジーという山の頂上にある施設から飛び降りるタイプのものだったのですが、RとLの発音が悪くて、ブリッジバンジーと聞こえたらしく、郊外にある川で飛び降りる方を案内されたので、慌てて訂正しました。結果、予約できた時間は13時30分。事前に見た情報では、バンジーする人はほとんどいないので、すぐに飛べると書かれていたのですが、ちょっと人気が出ているようです。ちなみに、手に書かれた数字は、アルコールティッシュで消しました。リッジバンジーでもここで手の甲に数字を書かれると聞いていたのですが、仕組みが変わったのでしょうか。

思いがけず待ち時間が発生したので、町の郊外に向けて、当てもなく歩いてみることにしました。羊を見れたらラッキーと思いつつ、そんな遠くまでは歩けないだろうなあ。少し小高いところをてくてくと進みます。街中ですが、中心街から離れるので、のどかでいいですね。少し高いところから見下ろすと、ワカティプ湖の大きさを一層感じられます。

さらに進んでいくと、民家らしき家が軒を連ねており、そんな中山の中へ続く道が現れました。トンプソンストリートと書かれており、木々が生い茂る山道が続いています。せっかくなので少し先へ進んでみると、川や橋が出てきました。その先は再び道路へ戻る道と、急峻な上り坂となる山道になっています。

しばらくぼーっとしていると、何やら背後からズシャズシャという音が聞こえてきます。何ぞやと思ったら、その急峻な山道をマウンテンバイクが下ってきていました。これぞマウンテンバイクの本領発揮といった走りでした。自分には怖くて無理です。

まだ少し時間はありますが、バンジージャンプのために、スカイラインへ向かいます。街の中心部から少しだけ離れたところに、スカイゴンドラの乗り場があります。思ったより人がいて、チケット待ちの列が出来ていました。10分くらい並んで、チケット購入。窓口のお姉さんと軽く雑談しました。

結構混んでいたのでゴンドラは相乗りになるかな、と思ったら、一人で乗せてくれました。山の上に向かいぐんぐん進んでいくゴンドラ。クイーンズタウンの街並みがどんどん小さくなっていきます。途中バンジー台が見えましたが、山頂駅から比べてずいぶん低い位置にあるんだな、と思いました。

頂上に着いて下りると、そこは建物の中になっていて、レストランや売店などがあります。とりあえず外へ出て散策。山頂一帯はリュージュのコースになっていて、老若男女が楽しそうにコースを下っています。一番下までいくと、リフトに乗って再びてっぺんに戻る仕組みになっていました。歩行者は、コース外の遊歩道を歩けます。ベンチなどもあるので、そこからぼーっと景色を眺めるのも楽しいです。ちょっと寒いですけど。

建物の傍にも展望スペースがあって、こちらのほうが遮るものがないので、見やすいかもしれません。ちなみにここからは、バンジー台を見ることができます。何人かが飛び降りる姿を見て、気持ちを高めていきます。すると、長時間ロープで吊るされたままになっている人が。最初こういうスタイルなのかと思ったら、どうやらトラブルのようです。しばらくして、上から別の人が下りてきて、何か手助けしてから回収していました。これから飛ぶのに、何か嫌なシーンを見てしまいました。

そして予定時刻まで適当に時間を潰して、いざ受付へ。リュージュのリフト乗り場の脇を下った先に、バンジーとスイングの受付があります。体重を測定したら手の甲に赤マジックで書かれます。それから荷物を置いて、いざバンジー台へ。眼鏡を外しているので、急に世界がぼんやりして、若干恐怖心が和らいでいる気がします。

バンジー台にいくと、順番が詰まっているらしく、バンジーとスイングであと4人飛ぶので、それまで待ってて、とのことでした。というわけで、みんなの飛び降りる様子を眺めることにしました。飛び降りる気持ちマックスのテンションで来たので、飛び降り準備や飛び降りの様子を見続けていると、逆に恐怖心が少し高まっているのを感じます。飛び出しを躊躇すればするほど飛べなくなる現象に近いのかもしれません。

結局30分くらい押して、自分の番がやってきました。焦らされすぎて、時折震えるくらいには高まってます。バンジージャンプは、安全のために飛び出す際のポーズが限定されていることがありますが、ここは自由なポーズをとることができます。アイカーツポーズや、光魔法かっこいいポーズか迷いましたが、マリオのブロックジャンプのポーズに決定です。ゲートを潜り、器具を装着し、回収時の説明を受けます。

そしていざジャンプ。3!2!1!の合図で走り出し、マリオのポーズでぴょーんとジャンプ。後で写真を見たら、思いのほかきれいにマリオジャンプ出来ていました。ロープの長さは50メートルほどなので、落下時間は3秒弱となります。20メートルだったよみうりランドのバンジージャンプより、落下の時間が少し長いのは、体感的にもわかりました。また50メートルと言っても、地上からの距離は100メートル以上ありますし、周りは山林が広がり、気持ちいいです。

バウンドが収まったら、上から落とされた紐を自分の器具の留め金みたいなところに装着します。事前に聞いた時にこの操作が不安でしたが、鞄の肩紐を装着するような仕掛けです。かなりサイズが大きいので、吊るされている状態でも、問題なく操作できると思います。

飛び終えた後の爽快感は溜まらないですね。これはやっぱり飛ぶ前の恐怖というスパイスが大きいと思います。落下そのものの時間は本当に一瞬ですから。というわけで、近代バンジージャンプ発祥の地であるNZで、バンジージャンプをするという目的が叶いました。国内のよみうりランドでの2回に続く、3回目のバンジージャンプでした。

受付でSurface端末(だったかな)でアンケートを記入し、記念Tシャツを受け取りました。せっかくなので、写真と動画DVDも購入しました。

それから展望台にあるスカイラインカフェに行き、昼食。マルゲリータピザとクランベリージュースをいただきます。バンジージャンプの達成感と満腹感に、満たされます。

その後は山頂エリアをもう少しブラブラします。麓の方を見下ろすと、街が地図のように見えますね。街の外に目を遣ると、建物のない大自然が広がっています。するとバラバラと音が聞こえてきて何ぞやと振り向くと、遊覧飛行を終えたヘリコプターが戻ってきて、再びお客を乗せて飛び立っていました。また、別の方向の空を見上げると、パラグライダーの姿が見えます。気持ち良さそうで羨ましいです。いつかチャレンジしたいなあ、と思っています。

あと、何の所縁か良く分からなかったのですが、ここスカイラインはやたらとジェリービーンズを推しています。人形のオブジェや建屋など、ジェリービーンズ絡みのものが幾つかありました。

日も徐々に傾き始めて冷えてきたので、ゴンドラで麓に戻ります。街中を少しブラブラして、24時間営業のローカルスーパーっぽいところで、今夜のご飯を調達します。昔はあまり興味なかったけど、最近こういう地元のスーパーの商品を見るのが、楽しいです。

ホテルに戻ったら、夕食と晩酌。オリエンタル味のカップヌードルをいただきます。よく考えたら箸が無かったので、部屋にあるフォークで代用しました。お酒はゴールドメダルエールというNZのビールです。ナッツをお摘みにゴクゴク。ちなみに、こちらも栓抜きがないことを忘れていて、開けるのにひと苦労しました。結局ネットで調べて、スプーンを使って開けました。てこの原理です。少し手が痛くなりましたが、コツさえ掴めばわりと簡単に開けられそうです。

ちなみに水のペットボトルも買いましたが、こちらの飲み方が分からなくて、少し手こずりました。蓋が完全に開くタイプではなく、チューチュー吸うように飲むタイプで、初めて見ました。確かにこれなら零れることなく安心ですが、思いきり飲みたい時には、ちょっと煩わしそうですね。

その後は一昨日と同じ場所で星空観賞です。一昨日より雲がなくて、きれいに星々が見られます。満天の星空を楽しみました。

ホテルに戻った後は、まったりして、布団のなかでゴロゴロします。ちなみに0時を回った次の日は、9月最終週の日曜なので、サマータイムが始まる日なのです。深夜2時になった瞬間、3時になってしまうという不思議な体験を味わいました。1時間の差に気を付けつつ、眠りに就きました。

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