3日目、この日は少し遅めの朝食です。昨日と違い、時間の決まった予定はないので、のんびりとたっぷりいただきます。宿をチェックアウトする際に、遊覧船の割引チケットを買おうとしたのですが、残念ながら午前中は団体客で予約済みとのことでした。午後だとバスの時間に間に合わないので、断念です。
この日はあいにくの曇り空。太陽に映えることはありませんが、しっとりとした紅葉を楽しみます。どこに行こうかな、と思いましたが、まずは宿の近くにある野鳥の森を散策しました。遊歩道の奥の方は通行止めになっており、動ける範囲はそれほど広くありません。しかし、野鳥はたくさん見ることができます。望遠レンズを持って来なかったので写真に収めることは難しかったですが、さえずりに耳を澄ますと、すぐに鳥たちの姿を見つけることができます。
それから湖畔に下ります。カヌーで使うつもりで持ってきていたのですが、結局ミラーレス一眼のほうを使ったので、出番のなかった防水仕様のデジカメを、ここで使ってみました。湖の中にカメラを入れ込んで、シャッターを切ります。すると、なかなか面白い写真が撮れました。さすがの水質で、遠くまできれいに映っています。水面には水中の様子がぼんやりと反射しています。
その後はビジターセンターに行き、内部を見学します。支笏湖周辺の自然の歴史について、色々と展示されていました。それほど広くはないので、15分程度あれば、十分に見て回れると思います。水槽の中では、見事に赤く染まった姫マスが泳ぐ様子を見られました。
そろそろお昼時です。何を食べようか迷いましたが、宿で和食を多く食べてきたので、少し趣向を変えたいな、と思っていたら、千歳バーガーの幟が飛び込んできました。というわけで、水の詩ガーデンにて、千歳バーガーとオニオンリングをいただきます。ワゴン車みたいなところで販売していたので、移動販売式かと思っていたら、ちゃんと奥に食べるスペースがありました。ちなみに何が千歳なのかと言うと、千歳産の鶏卵を使っているところです。推しているだけあって、卵の存在感ありますね～
出発時刻が近づいてきたので、支笏湖バス停に行き、間もなくやって来たバスに乗車します。往路で乗りそびれていたので、出発時刻はちゃんと確認しました。12時50分発が、もう最終便なのです。バスに揺られることおよそ45分ほどで、千歳駅に着きました。市街地に入ると生活路線になっているようで、そこそこ乗降があります。
千歳駅からエアポート快速に乗って、札幌駅に向かいます。千歳駅からの乗車だと、もうデッキに立っているしかありません。外の景色もあまり楽しめませんし、結構疲れました。
札幌に着いたら、まずは時計台を目指します。北海道はそこそこ来ていますが、札幌で降りたのは11年ぶり2回目。前回は雪の時計台でしたが、雪のない時計台。紅葉と合わせて秋らしい時計台を撮影したかったのですが、時計台の周りは常緑樹が多くて、叶いませんでした。ちなみに写真の時計台は、RAWで撮影して、現像時に調整しました。曇り空でしたので、そのままだとだいぶ暗くなってしまったのです。
時計台から先に進むと、程なくして大通公園が見えてきました。こちらは見事に紅葉していますね。さっぽろテレビ塔を背に、通りを西の方に進んでいきます。どんより曇り空ですが、太陽が何とか顔を出してくれるので、時折きれいな紅葉を楽しむことが出来ます。
一通り楽しんだら、駅方面へと戻ります。時間が中途半端でしたので、北大植物園にでも寄ろうかと思いましたが、ちょうど定休日でした。16時の時計台の音を聴きつつ、駅前に到着です。
少し時間が早かったですが、ステラプレイス内にある天馬にて、たっぷり野菜の海鮮スープカレーをいただきます。やはり札幌と言ったらスープカレー。たっぷり野菜シリーズは4種類ありましたが、後から来た別の客2名も、同じく海鮮を頼んでいました。
特にやることもなくなったので、駅前で写真を数枚撮ったら、エアポート快速で空港へ向かいます。
空港に着いたら、展望デッキに行き、夜の滑走路を眺めます。予想以上に雨が降っていて、傘を差さないと少々厳しい空模様でした。それでも各種誘導灯などに照らされた夜の滑走路は、美しくて良かったです。
その後はフードコートにある雪印パーラーにて、空港ソフトをいただきます。濃厚で美味しいですね～。それから、石屋にてハロウィン仕様のチョコレートをお土産に買いました。帰宅後に開封したら、一枚絵の板チョコになっていました。そして、まだ時間があったので、ラーメンで食べ納めをしようか迷いましたが、無理やり食べるのも何なので、止めておきました。
機材到着遅延で出発が20分遅れましたが、東京に向けて飛び立ちます。月曜の夜便なので空いています。時折見える都市の夜景がきれいですね。羽田空港着陸が近くなると機内の照明が落ちるので、写真を撮影してみました。昔は全ての電子機器の使用ができないタイミングでしたが、ルールが変わったおかげでこうした夜景をデジカメで撮ることができるようになりました。
到着した羽田空港では、ほとんどの店が閉店している時間でしたので、そのまま帰路につきました。こうして今回の旅はお終いです。