メルボルン&南極旅行~初日と2日目

初日、日本とは季節が逆なので服装に悩みましたが、ちょうど中間となる春秋の装いにしました。しかしこんな日に限って、雪がぱらつくような天候になろうとは。さて、今回はNEXで成田空港まで向かいます。夕方出発便なので、忘れ物チェックなどのんびり出来て良いです。利用するのは、カンタス航空のメルボルン直行便です。上空混雑のため、出発が40分遅延しました。

メルボルンは時差がほとんどないので、身体には優しいはずですけど、飛行機のなかで寝れないタイプなので、現地に朝の到着は少しきつかったりします。機内では、映画を1本(MAN OF STEEL)見ました。

朝方、メルボルンのタラマリン空港に到着です。空港のターミナルビルを出た瞬間、その国特有の匂いを感じますね。その後すぐに分からなくなるので、ほんの数秒しか知覚できません。国内線ターミナルビルの方へ歩いて、スカイバスの乗り場を見つけたら、チケットボックスで往復チケットを買います。QRコードが印刷されてて、沖縄のゆいレールを思い出します。それから、市内へ向けて出発しました。

いわゆる郊外な景色を眺めていると、徐々にメルボルンの街が近づいてきます。空は晴れてて良い天気。30分ほどで、サザンクロス駅下のバスターミナルに着きました。

さっそく市内観光です。まずはホテルの場所を確かめに行きます。街の雰囲気は良いですね。この辺りは人が多すぎず少なすぎずで、歩きやすいです。今回宿泊するのは、キングストリートにあるibis kingsgateになります。先に荷物だけ預けても良かったのですが、それほど重い荷物でもなかったので、そのまま観光へ向かいます。

メルボルン水族館の横にある橋を渡り、ヤラ川の対岸へ出ました。ここで暫くボケ~っとします。空は少し曇り気味で、小雨がぱらついてきました。川の上では、何艘ものカヌーが勢いよく進んでいき、見ていて気持ちが良いです。レジャーと言うより、トレーニングのようでした。

それからヤラ川沿いを歩いて、次の目的地を目指します。道中、中国っぽいオブジェ等が見えてきて何かと思ったら、旧正月のイベントをやっているようです。

歩みを進めて、対岸にフリンダースストリート駅が見えてきたら、そちらへ渡ってちょっと寄り道。フリンダースストリート駅の写真でよく見るのは、正面からの写真で、駅舎自体は奥へ長く続いています。駅の向かい側には、聖ポール聖堂がありました。

駅の周辺は繁華街ということで、人通りが多いです。駅の改札口前には、煙草をくれとねだるおっちゃんがいたりしました。特に不安を感じるほどではないですが、人の集まる中央駅付近は、どこの国でも少し雰囲気が違います。

再び対岸へ渡り、庭園散策へ向かいます。まずはアレクサンドラガーデンズを回ります。黄色い薔薇を見てヒロ様を思い出しつつ、様々な花を楽しみます。続いて、クイーンビクトリアガーデンズを散策。

  

そのまま次はキングスドメインへ行きました。この辺は同じ景色が続いており、先程までの庭園とは、道路を挟んで名前が変わる感じですね。キングスドメインは、かなり広いです。広い庭園のなかには、花時計や様々な銅像やモニュメントなどがありました。戦争慰霊館や総督官邸を遠目に眺めつつ、ロイヤル植物園へ向かいます。

  

ここもあまり境目が分かりませんが、ゲートみたいなところがあったので、そこが境目なのだと思います。さっそく、石造りの東屋から、様々な種類のサボテンを見下ろしてみます。園内を散策すると、実に様々な花が咲いていてきれいですね。花がなくとも興味深い姿をした植物も多く、ついついシャッターを切ってしまいます。天気は良かったのですが、時々太陽が雲に隠れてしまうので、太陽待ちをしたりしました。園内はそこそこ高低差があったので、大きな荷物を持っていると、少し疲れます。

昼食は、庭園内のオーナメンタル湖のそばにあったカフェでいただきました。セルフ形式で、選んだメニューはバゲットサンドとファンタオレンジ。ついつい選んでしまう、ファンタとコーラの安心感。バゲットサンド1個でしたが、わりとお腹は膨れました。

その後は、庭園を出て、タムトラックを周りながら、フリンダースストリート駅方面を目指します。昼になり、日も高くなったことから、さすがに少し汗ばみ始めました。

フェラデーションスクエアに出たら、観光案内所に入ります。階段を下りて地下に入ると、様々なパンフレットが置かれています。案内板や係員に訊いたりして、無事マイキーカードのビジターパックを入手しました。これでトラムに乗車できます。RPGで船を手に入れた気分ですね。

しかし、意気揚々と乗ったトラムが、一駅先で突然停止しました。他の乗客たちも状況を把握しきれていない様子でしたが、把握したと思われる乗客がトラムをどんどん下りていきます。停止した原因は、進行先でデモ行進が行われていたためでした。内容はきちんとは分かりませんでしたが、フレーズを見る限り、難民受け入れ反対のようです。少し前の通りでは、政府による難民受け入れの啓蒙看板があったりしました。

 

まあ、あまり危険なことになりそうな雰囲気はありませんでしたが、長居する理由もないので、とっとと歩いて次の目的地へ向かいます。大勢の人で賑わうスワンストンストリートを北へ進み、ビクトリア州立図書館の立派な外観を眺めたら、右手へ曲がります。そのまま真っ直ぐ進むと、目的地に到着です。

 

着いた先は、王立展示館とカールトン庭園、世界遺産です。王立展示館は、ガイドツアーのみなので、入場せずに外観を楽しみます。それからベンチに腰掛けて、カールトン庭園の景色を堪能しました。街のど真ん中の庭園なので、緑の奥に高層ビルが見えたりして、そのコントラストも良かったです。

17時すぎ、一旦ホテルにチェックインするか迷いましたが、そのままセントギルダビーチへ向かうことにしました。利用するのは96番のトラム。路線図を勘違いしていて、96番が来ない駅で待っていましたが、案内表示のおかげで間違いに気づいて駅を移動しました。

セントギルダビーチまでは、そこそこの距離があります。さすがに徒歩だと厳しいですね。20分ほどしてそろそろ目的の駅かな、と思ったら、1駅降り過ごしてしまいました。素直に皆が降りた駅で降りれば良かったです。

てくてく街を歩いて、ビーチを目指します。背の低い建物が多く、如何にもビーチ沿いの街並みです。ぐるんぐるん動くルナパークのジェットコースターを横目に眺めて歩いて行くと、5分ほどで海が見えてきました。横断歩道を渡ると、そこには眩しい太陽と押し寄せるさざ波、そして大きく広がるビーチがありました。大都市からこれほどの近さでこれほどのビーチがあるとは驚きです。

 

特に泳ぐわけでもなく、日没までも相当時間があることから、僅かな滞在時間ですが、もう戻ることにしました。本当はリトルペンギンを見たかったのですが、荷物もあるし、捜し歩く元気がありませんでした。ルナパークの入場ゲートを写真に撮りつつ、帰りのトラムに乗車します。

往路とは違う路線に乗ったので、沿線の景色が全然違っていて、ちょっと不安になります。全然知らない郊外に出ちゃったらどうしよう……。降りる駅が分からないと困ることもあり、GPSで確認したところ、ちゃんと中心部へ向かうようでひと安心。結果、ホテルにかなり近い駅で降りることが出来ました。乗り換えを想定していたので、これはラッキー。

ここから歩いてホテルに向かいます。途中にあったセブンイレブンにて、夕食を購入します。今日はもう外へ食べに出る気力がないです。

そしてホテルにチェックイン。他と比べて安めのホテルを選んだのですが、確かに内装は至ってシンプル。廊下では女性が電話で手配元へホテルの部屋に文句を言っていました。確かに多少なりともラグジュアリー感を求めていると、全力で裏切られます。ただ、必要な機能や清潔感は問題なく、この値段なら文句はありません。

買ってきたツナの手巻き寿司やシーザーサラダを食べつつ、明日の準備と確認。明朝は出発も早いので、22時には就寝しました。

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