岩湧山登山

2019年9月23日、岩湧山を登山してきました。11時すぎ、紀見峠駅で下車して、すぐ北にある踏切を渡り、岩湧山の看板を見つけて登山道へ入ります。実はここ、本来想定していたルートとは別のルートだと言うことに、下山時に気づきました。空は曇天ですが、雨は降っていません。

  

暫くは森の中の車道を蛇行しながら登っていきます。この辺は虻蚊が多く、ブーンという羽音が常時まとわりついてきて、不快でしたー_ー;)。高山森林公園の建物が見えてきたあたりで、少し空が開けます。標高が上がるにつれて、虻蚊はいなくなりましたが、今度は蜘蛛の巣が顔にまとわりつきます。そんな中でも、ツユクサやセトウチホトトギスなどの草花が、目を楽しませてくれます。

しかし、進めども進めども、なかなか近づいている気がしません。道は舗装されていて歩きやすいのですが、本来のルートより大回りなので、距離は長いです。当時はそんなこと知らないので、想定よりずいぶん長いなあ、と感じていました。

すると、途中に草むらでガサゴソと音が立ちます。鳥でもいるのかな、と思っていたら、そこそこ重い足音で四足歩行で逃げ去る何かが見えました。はっきりとは見えませんでしたが、ウリ坊だったように思います。近くに成体がいると思うと、ややリスキーなので、足早に去ります。

 

しばらく進むと、別の道と合流するT字路で少し空が開けます。この辺りで雨が降り始めます。まだレインウェアは必要ない程度です。その後再びT字路となり、看板に従い岩湧山方面へ進みます。ここから舗装がなくなり、山道っぽくなってきました。草花は、ツリフネソウなどが咲いていました。

  

そして、森の中の広場へ出ました。岩湧山、南葛城山、自然散策路の三叉路。岩湧山方面へ進みます。途中霧が出てきて神秘的な雰囲気になりました。そして登山道脇に錦明水を見つけたので、コップで1杯いただきます。冷たくて美味しいですね。そのまま真っすぐ進むとそこそこ長そうな下り坂に出ました。あまりに距離が長くて道を間違えているのではと不安になり、先ほどの分岐路まで引き返しましたが、どうやら正しいようです。

 

少し細い道を進んでいくと、五ツ辻へ出ました。道が正しいことを確認できて、ひと安心。岩湧寺との分岐点を通り、階段を登ります。展望台跡を眺めつつ、階段を登ったり下ったりしながら、ようやく茅場前までたどり着きました。

このあたりで雨が強くなってきたので、公衆トイレの屋根を借りて、レインウェアを着ます。これまでなかなか着る機会がなく、雨具としては今回が初使用です。ザックカバーも掛けて、いざ山頂へ。

     

茅場なので木々はなく、空が開けています。登山道の脇にはハギなどの花々も多く、目を楽しませてくれます。数分間登ったところで、山頂の看板や三角点に到着しました。ススキの草紅葉にはまだ早いですね。雨でガスも出ているので、眺望は残念な感じです。少し先にある広場にも移動して、ベンチで少し休憩。レインウェアのおかげで、雨の中でもわりと快適に過ごせます。ここの広場で、ようやく人と遭遇しました。

帰りは、途中まで来た道を戻ります。雨はだいぶ弱くなりましたが、レインウェアを仕舞うのも面倒なので、そのまま歩きます。

南葛城山等との分岐路に出たところで、おじいさんと逢いました。自分が来た道の方へ進もうとしたら、そちらは遠いので自然散策路の方へ進むようにアドバイスをいただき、そちらへ切り替えました。山行記録などから自然散策路が正しいのでは、と言う気はしていたのですが、これで確信できました。

  

行きとは違うルートになるので、帰りも楽しいです。こちらは倒木が多いですね。根古峰の看板を見て、こちらが本来のルートだったんだな、と気づきました。長い階段を下り、岩湧山三合目に出ました。

登山道は十分に整備されていますが、木が根元からえぐれていたり、若干荒れている印象。往路に比べて距離が短い分、下りが急峻です。ぬかるみと砂利で滑らないように気をつけます。そして舗装路へ出ました。急な下りは続いており、膝へのダメージを回避するように歩くのはなかなか疲れます。

   

その後ようやく平たい道に出たら、沢沿いに歩いて、ついに南海線の線路が見えるところまで来ました。そこから線路に沿うように進んで、無事紀見峠駅に帰還です。駅舎には泥落とし用のブラシがあったので、登山靴の泥を落としました。

こうして今回の山行は無事完了です。往路のルート間違いもあって、想定より時間が掛かってしまいました。あと、今回は初めてレインウェアを活用できて、良かったです。備えあれば憂いなしのレインウェアですが、せっかく買ったのなら活用の機会は欲しいですしね。ちなみにザックカバーの方は帰宅後にチェックしたところ、内側の素材が剥離してボロボロになっており、要買い替えでした。

今回の登山データは以下の通りです。

距離 17.30km
時間 05:21:50
高度上昇 853m

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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