最終日、8時ごろ起床。そして10時ごろ、ホテルをチェックアウトします。近くのコンビニで食料を買い出しして、桜町バスターミナルのコインロッカーに荷物を預けます。登山ザック以外に、着替えや天体観測用の装備のために、ボストンバッグを持ってきているので、そちらを預けておきます。
10時30分、バスで峠の茶屋公園前まで移動します。30分弱で到着しました。ちょうどだご汁屋が営業開始したので、遅い朝食をいただきます。注文したのは、たけのこご飯とだご汁定食。具材たっぷりのだご汁に、シャキシャキのたけのこご飯で、登山に向けて英気を養います。
向かう先は金峰山です。東の阿蘇山、西の金峰山として、古くから熊本市民に愛されてきた山です。関東から見た、西の富士、東の筑波、のようなもので、熊本市から見た、距離×大きさによる対比になります。ハイキング感覚で登れる山です。
山頂にたくさん建つアンテナ群を望みつつ、舗装道路を歩いていきます。やがて金峰山神社の鳥居が見えてきました。手前には公衆トイレがあるので、こちらで用を足しておきます。
最初は薄暗い林道の中、緩やかな上りが続き、やがて少し岩が目立ち始めます。しばらく進むと、さるすべり登山道と自然歩道の分岐に出ます。前者は直登コースで、急勾配ですが距離は短く、自然歩道は蛇行しながら登っていくので、その逆です。両者は度々交差しているので、組み合わせ自由です。自分はさるすべり登山道で登ることにしました。
林道の中の岩と土が混ざった斜面を、登っていきます。猿も滑るというのは大仰ですが、勾配は急なので、ペース次第ではそれなりに疲れます。しかし距離は短いので、程なくして山頂に着きます。
金峰山神社にお参りした後は、椅子に腰かけて、昼食をいただきます。目の前の木を眺めていると、ヤマゲラがよく飛んできますね。人に慣れている様子で、結構近いところまで来てくれます。
また山頂からは、熊本市内や島原方面などの眺望を楽しめます。また、金剛山みたいに登山回数記録を行なっているみたいで、トップの人はなんと1万回以上。
さて、そこそこの時間滞在したので、下山します。下りは北廻り登山道を使うことにしました。途中舗装道路に出るところがありますが、途中で山道に入れます。
下り終えると、河内みかんの段々畑が広がっていました。白いみかんの花も咲いています。途中、岩戸の里公園にある勝ち運を運ぶ武蔵像を眺めつつ、岩戸観音入口バス停に出ました。
バスで桜町バスターミナルへ戻った後は、アーケード街をウロウロします。時間もあるし、何か食べておきたいなあ、と思い、黒亭に入店して、ラーメンをいただきました。焦がしニンニクの風味が食欲を掻き立てますね。
17時30分、桜町バスターミナルからバスで阿蘇くまもと空港まで移動します。羽田空港周辺の雷雨により、到着機材が遅れたため、40分ほど出発遅延しました。ラウンジも気になりましたが、予想通り混み合っていそうなので、外で待ちます。暇だったこともあり、お土産を2点ほど購入しました。
23時ごろ、羽田空港に到着して、今回の旅行はお終いです。
この日の山行データは、以下の通りです。山頂での休憩時間が長かったので、経過時間と山行時間にズレがあります。
距離 | 7.98km |
山行時間 | 2:27:42 |
移動時間 | 1:37:43 |
経過時間 | 3:20:13 |
高度上昇 | 413m |
高度下降 | 562m |
峠の茶屋跡から入り、金峰山登頂後は、北廻り登山道で下山して、岩戸観音入口まで行くルートでした。緩めの登山でしたが、旅行中3回目の登山ですので、これくらいでちょうど良かったです。