色々と写真を見ていたら、エフェクトの使い方が上手いなー、と感じる作品を見かけて、少し興味が出てきました。ただ、自分はこれまで肉眼で見えた内容に忠実な写真を心掛けてきました。明度が合わない場合は露出調整したり、色合いが違う場合はホワイトバランスを変えたり、白飛びしてしまう場合はHDRを使ったり、そういった調整の仕方ですね。
なのでいざアートフィルタを使おうとしても、なかなか納得のいくものが撮れません。まずは何を表現したいか、というところからだと思いますが、とりあえず手探りに色々と撮影してみて、何が出来るのかを見ていこうとしています。
ところで「アートフィルタ」という言葉は、オリンパスのカメラ特有のものです。自分は現在オリンパスのカメラしか使っていないのでこの言葉がしっくりくるのですが、他メーカーのカメラでは「○○フィルタ」「○○エフェクト」といった別の名称になっているようです。
さっそく鎌倉散策と昭和記念公園の散策で、幾つか試してきました。現時点で感じたことは以下。
- 建物などの構造や輪郭を強調したい場合、ドラマチックトーンが良い
- 曇天など光量不足で彩度が足りない場合、ポップアートによる彩度アップが良い
- モノトーンやセピアは、人を感じられる写真の方が合いそう。自然写真だと面白くなかった
当然画によって合うフィルタと合わないフィルタがあると思います。未だに活用の仕方が良く分からないフィルタも多いです。この辺は積極的に色々試していきたいですね。
あとは自分がその撮影をするとき、何を表現したいのかを、もう少し考えるようにしたいです。小難しい話ではなく、シャッターを切ろうと思ったからには、例え小さくとも何かしら感じた思いがあるはずで、それをもう少し意識するよう心がけようという話です。事務的に無味乾燥に記録写真を撮るでもない限り、旅行スナップ写真であっても、その場の寂しさ、賑やかさ、など、何かしら切り取りたいと感じたものがあるはずなのです。