2021年03月11日、シン・エヴァンゲリオンをチネチッタで鑑賞してきました。木曜の朝一の回なのでさすがに空いてるかな、と思ったら、月曜公開という点もあってか、思いのほか客が入っていました。
さて、自分はテレビ版の本放送を高校時代に見ていますので、年代てきにも幾らかの影響は受けていると思います。ただ、その後の映画や、新劇場版シリーズは見てきませんでしたので、エヴァを追いかけてきたわけではありません。昨年夏や今年の1月のテレビ放送で新劇場版を初めて見て、Qの続きが気になるので劇場に足を運んだ格好になります。
というわけで、薄い感想ですが、つらつらと書いていきます。公式がネタバレ感想を推奨し始めたので、特段ぼかしません。
第3村は、これまでの近未来てきな描写との対比で印象深かったです。現代よりもさらにレトロな昭和感溢れる景色でした。村での生活の中で、シンジの精神が復調していく過程も、そのスピード感が何となくリアルに思えました。その矢先で、レイが形状維持できずに崩壊する瞬間は、思わずビクッとしてしまいました。予兆は十分にあったけれど、あんな形でいなくなるとは思っていなかったので。
終盤、死ぬ人、生きる人、はっきりと分かれて、一応の結末が出されたんだな、と感じました。ゲンドウも含め、全員に何かしらの救い的なものが示されただけでも、ハッピーエンドだったといえるのかな、と思っています。この作品は、もうみんな仲良く生きてハッピーエンド、なんてことが出来ないところまで来てしまっていますし。
上書き後の世界は、色々と謎のピースが散りばめられている様子で、各人の解釈が広がりそうですね。上書き前の世界はなかったことになってしまうのだとしたら、それはそれで寂しい感じもします。
こうして完結を迎えて改めて振り返ると、結果的にエヴァの話自体が、シンジの成長を主軸として描いた作品にも思えてきて、他のキャラクター特にパイロットのファンの人たちはどう受け止めたのかな、と思いました。
あとどうでもいい話ですが、Qでの「槍があればやり直せる」のせいで、ちょくちょくダジャレっぽく聞こえる言い回しがあって、気になっちゃいました。
その他、チネチッタ下のタワーレコードでは、エヴァンゲリオンのキャラクターパネルが立っていました。そして、ネタバレ注意警告のあった来場者特典、開封してもそんなにダイレクトなネタバレはなかったと思うのですが、分かる人には思いきりネタバレになってしまうんでしょうか。