劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)を鑑賞

2023年04月17日、チネチッタのLIVE ZOUNDのレイトショーで、名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)を鑑賞してきました。毎年春の恒例行事です。公開日の週末は旅行の予定を入れていたので、SNSでネタバレを踏まないように注意しつつ、翌月曜日の鑑賞となりました。

公開から1週間経ったので、ネタバレありの感想です。今回は黒の組織が絡んでくるので、推理よりもアクション要素がかなり多めになっています。舞台は世界の各都市を含めて複数登場しますが、基本的には八丈島とパシフィックブイと潜水艦という近いエリアで話が展開します。

哀さんがさらわれるシーンは、かなりダイレクトな流れだったので、当初の想定とは違っていて驚きでした。組織側ががっつりシェリーの正体を確信した上で襲撃してくると、後処理に困るのではと思っていたのですが、そこはよしなに処理されました。

黒の組織側のメンバーは、ピンガ氏を除けば何だかんだでウォッカ氏が一番出番があったのでは。ジン氏が遅れて合流という展開もあり、ウォッカ氏が話を進める立ち位置にいたので、近年稀にみる台詞量だったと思います。ただ、仕事ぶりはことごとく残念な部分が多く……。

黒の組織の描き方は本編との整合性もあるのでなかなか難しいと思いますが、結構ギリギリのところまで深く踏み込んで描写してくれていたなあ、という印象です。ベルモット氏が直接ボスと連絡を取れることは既知ですが、そのシーンが直接描写されたのは初めてでしょうか。原作は読んでいないので最新の話は知りませんが、ラム氏が最近ボスの姿を見ていない、と話したのも新出ですかね。

前述の通り、メインストーリーに直接関わる推理要素は少ないのですが、その代わりにサイドストーリー的な推理要素が幾つか散りばめられています。一番顕著なのはエンディング後に種明かしされた件でしょう。あとはこれまでのコナンのストーリーを知った上で、各人の行動の動機を探るのも、推理要素と言えるかもしれません。

終盤の海中でのキスシーンは、唐突で浮いている印象を受けましたが、過去の映画作品を彷彿とさせました。

というわけで、今年も楽しく鑑賞できました。少しトイレが近くて、後半は尿意との戦いもありましたが、席を立たずに最後まで見られました。

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