2023年04月16日の深夜、石垣島で星空観賞してきました。南の空を見るために、サザンゲートブリッジを渡って、南ぬ浜町緑地公園まで歩きます。南ぬ浜町緑地公園の南にあるのは海だけなので、市街地ですが南天の光害を押さえることができます。ただ、車で容易に来られるため、通過する車や公園に来る車のヘッドライトによる邪魔は時々入ります。
撮影機材はミニ三脚とE-M5 mark iiiと12-100mm f4.0 proのみです。ダイビングの器材もあるので、赤道儀などの装備は諦めました。
今回のお目当ては、南の地でないと見えない南十字星です。石垣島でも水平線擦れ擦れのところにしか見えません。写真で見ても分かりにくいので黄色い線を入れています。高度が低いと通過する大気の層が厚くなるので、星空観察には不向きです。実際、実視等級1.6級のガクルックスより実視等級2.3級のおおかみ座α星の方が明るく見えます。とはいえ、何だかんだで南十字星の星は概ね見えたのですが、一番高度の低いアクルックスははっきりと捉えることはできませんでした。低いところに雲でも掛かっていたのかもしれません。
ちなみに色合いが少し変なのは、間違えてホワイトバランスをカスタム(色温度7000)で撮影してしまったためです。RAWなので後から変更して現像できましたが、色々画像加工した後に気づいたので、そのままにしました。
もう一枚、上の方にカメラを向けて撮影してみました。適当に撮ったので、どのあたりの星野かよく分かりません。調べれば分かるかと思いましたが、調べきれませんでした。写真については、RAW写真をステライメージで8枚ほどコンポジットし、その後Photoshopでレベル補正して星を浮かび上がらせています。
なお石垣島は既にほぼ夏のような気温になりつつあるので、腕をそこそこ虫に食われてしまいました。夏の天体観測には、虫除け必須です。