コナンの最新映画「戦慄の楽譜」を見てきました。昨年の「紺碧の棺」は、個人的にいまいちだったので、今年は期待して行きました。以下、多少ネタバレするするので、ご注意を。
今回は別の用事の都合で、有楽座にて鑑賞しました。祝日の昼間ということで、子供がたくさんいましたが、思いのほか静かに楽しめてよかったです。
まず冒頭のオープニングシーン。毎年恒例の番組説明シーンですが、今回はコナンだけでなく、哀も入ってきて、映画館観客への語りかけの色合いが強くなりました。
また、ギャグは随所に散りばめられており、なかなか面白かったですが、一番のお気に入りは、音程外しまくりのコナンに対し、”玲子「あなたわざとやっているんじゃないでしょうね」歩美「違うもん!だってコナン君は音痴なんだもん!」”というシーンです。あと、笛吹き「うな重」で、久々にゲンタの好物がうな重だと思い出しました(笑)
それから話は進み、コンサートホール爆破のシーン。ホール外は爆破炎上なのに、ホール内では淡々とコンサートが続けられており、それらが交互に映される静と動の対比がよかったです。
一方、各柱をなぜあのタイミングに合わせて爆破する必要があるのか、わかりませんでした。あと、最後に犯人の動機が判明しますが、どうも弱いというか、納得しがたいというか…。神経衰弱で狂った末の犯行のわりには、しっかりしているし。
見終えた感想としては、全体的に面白かったです。ただ、先述のとおり動機がいまいちでした。それに、最後の最後でもう一演出欲しかったですね。「水平線上の陰謀」の最後のヘリコプター救出シーンなど、本当に「え?これ失敗しちゃってどうすんの?」と思わせるあの演出は、秀逸だったと思います。
他に気になったところは、コナンは音を聞き分ける能力は優れているのに、音痴なんですね。天は二物を与えず?あと、コンサート終盤の千草ららの立場は、可哀相すぎると思います^-^;)