アイカツ!10th STORY~未来へのSTARWAY~を鑑賞

公開された1月から終映となった3月まで、舞台挨拶やイベント上映も含めて、合計13回鑑賞しました。1つの映画作品をこれだけ回数を重ねて鑑賞したのは初めてです。もう1ヶ月ほど前になってしまいましたが、駆け抜けた毎日を今は懐かしく思っています(SDS)。

舞台挨拶などイベント上映の記事は既に掲載していますが、感想は一通り鑑賞を終えてからまとめて書こうと思い、これまで温めてきました。しかし、回数を重ねるにつれて気になるポイントや受ける印象が少しずつ変わってくる部分もあり、何とも感想を書きにくくなってしまいました。どうしようかな、と考えましたが、初回鑑賞時の感想が適当と思い、その時の感想メモをベースに必要に応じて加筆しつつ書き上げます。

最初の30分は昨年の劇場版アイカツプラネット!と同時上映されたものと同じ内容です。自分はこのパートで、織姫学園長やジョニー先生といった大人たちが語る、これから先の人生についての話を聞いてて、結構涙腺が緩みます。今の自分の視点がそちらに近いからでしょうね。

そして初公開となる2パート目。このまま卒業ライブの準備をして、最後にライブをする流れだろうと思い込んでいたら、ライブシーンは描かれないまま、いちごさんたちが退寮して、あおいさんは飛行機でアメリカに飛び立ち、怒涛のスピード展開に、え?え?と思いながら見てました。ところで、卒業ライブのお願いに行くとき、なぜしおんさん居なかったのかが気になっています。

空を介して場面転換が入り、Z4を運転する蘭さんの姿が流れます。車を運転できる年齢になった、ということを暗示するシーンですが、初見では時が進むという概念がなかったので、ドラマの撮影か?と思っていました。舞台の稽古シーンに入ってようやく理解しました。

あおいさんは髪をばっさりカットして、セミロングになっていました。ロンドンに留学中の美月さんとの会話で、「穏やかじゃない!」の英訳が「How can I be calm!」と判明しました。「NOT ODAYAKA」ではない……。

いちごさんは、アイドルの道を走り続けていますが、視座や心構えに学生時代との違いを見て取れるようになっています。菊ちゃん、ともよちゃん、ひろこさんなど、アイカツ!ファンなら即座に反応できるメタ要素があったことも印象的でした。

それからいちごさんが帰宅するシーン。微妙な間があり、誰と同棲しているのか、心の中でザワザワしてしまい、監督の術中に見事にハマっていました。自分は特に具体的な相手は思い浮かばなかったけど、男性キャラか?と一瞬思った後にまあ蘭さんだろう、と思ったら、案の定蘭さんがひょっこり顔を出しました。

その後は他愛のない話で盛り上がる鍋タイム。あの頃からの未来が垣間見えて楽しかったです。いちごさん、蘭さん以外に登場したのは、らいちくん、ユリカ様、かえでさんのみでしたが、この場に登場しなかったメンバも会話の中で触れてくれて良かったです。また、悪酔いするユリカ様を見て「始まった」というのも、これまでも重ねてきたこういう場の存在が垣間見られて良いです。ぞれぞれの会話のやり取りの仕方も、何となくの関係性が見えるような気がしました。限られた尺なので描けることは限られていますが、ファンが行間を埋めるためのピースをたくさんくれた時間に思えました。ちなみに解釈一致の声が高いユリカ様、お酒に弱いというか、ワインボトル2本空けてるように見えるので、常人に比べたらかなり強いのでは。ドアの外から聞こえてくる「血を吸うわよ」は笑いました。ユリカ様のワイン、かえでさんの焼酎、さくらさんの日本酒など、大人の象徴としてたくさん登場するお酒が印象的です。

そして深夜のカクテルタイム。大人になって成長したいちごさん、蘭さんだけど、まだまだ分からないことがいっぱいで、というシーンは、大人になって数十年が経っている自分でもまだまだ感じることなので、ずっと続いていくんだろうなあ、と思います。

それから、いってきます、いってらっしゃいからの、写真を介しての過去シーンへ。卒業ライブ直前に時間軸が巻き戻ります。未来を見た後なので、再び見るあの頃が懐かしいです。程なくして卒業ライブ本番へ。「Signalize!」「TRAVEL RIBBON」と2曲続いて、ある意味最初に想像していたような内容です。CGライブシーンも洗練されていて、トライスターとぽわプリはラストの決めポーズかっこいいですね。表情も素敵で、ユリカ様の口角を上げるところや、スミレさんがウインクでスマイルを見せるところなどがお気に入りです。

ソレイユのライブ前の挨拶も素敵でした。蘭さんの感謝を伝えるところや、あおいさんの決断を伝えるところや、いちごさんの皆へ語り掛けるところなど、それぞれの良さがあります。キャストの皆さんの舞台挨拶とオーバーラップしました。いちごさんが「私も、私たちも、君も」といったふうに、見ている人たち一人一人に語り掛けてくれる演出は、特に染み入りましたね。「MY STARWAY」のCGライブシーンも素敵でしたが、特に振り付けに魅入られました。

「MY STARWAY」の2番目以降は過去の振り返り映像が流れ、それから再び未来へ戻り、そのままあおいさんが帰国してソレイユ再始動でエンディングへ。

「氷の森」の歌詞も、とても刺さります。特に心打たれた箇所をピックアップしようとしたら、”いつまでも ここにいたい 去り難いと思うけれど 大好きを変わらず胸に抱いて もういくね 歩き出すね ありがとう でもおやすみ 寄りそうように 流れている 色褪せない (光だった) 宝物が (あの日たちが) 生き続ける 氷の森美しい氷の森”と大半になってしまいました。いつまでもアイカツ!の思い出に浸っていたい……何でしょう、新シリーズの情報が見えない状況ということもあり、必要以上に強くこの歌詞の意味を捉えてしまう向きがありました。最後は「SHINING LINE*」が流れて、まだまだ繋がっていくバトンの行く先に思いを馳せました。

途中でも少し触れましたが、時間軸の転換の使い方が上手いです。最後のパートである卒業ライブで、未来についてソレイユの皆さんが触れるシーン、皆の未来を既に見せてもらっているので、より説得力がある強いメッセージになっているのだと思います。

物販でたくさんグッズを購入したり、週ごとの入場者特典も結構貰ったのですが、時間があったら別途整理しようと思います。とりあえず鑑賞記録をメモしておきます。

  1. 2023/01/21:舞台挨拶つき上映1回目@新宿バルト9
  2. 2023/01/21:舞台挨拶つき上映2回目@イオンシネマ板橋
  3. 2023/01/21:舞台挨拶つき上映3回目@イオンシネマ板橋
  4. 2023/01/28:舞台挨拶つき上映1回目@MOVIX亀有
  5. 2023/01/28:舞台挨拶つき上映3回目@池袋グランドシネマサンシャイン
  6. 2023/01/29:舞台挨拶つき上映3回目@なんばパークスシネマ
  7. 2023/01/29:舞台挨拶つき上映4回目@なんばパークスシネマ
  8. 2023/01/31:霧矢あおい穏やかじゃない生誕祭@イオンシネマみなとみらい
  9. 2023/02/03:3週目入場者特典@札幌シネマフロンティア
  10. 2023/02/09:トークショー付き上映@109シネマズ川崎
  11. 2023/02/26:6週目入場者特典@109シネマズ川崎
  12. 2023/03/04:1/2週目入場者特典再配布@109シネマズ川崎
  13. 2023/03/15:星宮いちご生誕祭無発声応援上映@109シネマズ川崎

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