ブルーサーマルを鑑賞

2022年03月16日、TOHOシネマで「ブルーサーマル」を鑑賞してきました。空を飛ぶ、というテーマは、ジブリの影響も多分にあると思いますが憧れますねえ。陸や海のアクティビティは手軽に楽しめても空はハードルが高いので、こうした作品を通しての体験が楽しいです。

物語は、つるたまが大学の航空部に入ってグライダー乗りとして成長していく、というのが主軸ですが、少しの恋愛を絡めた人間模様も、もうひとつの軸になっています。家庭環境に関する話も見え隠れしますが、こちらはそこまで表立ってきません。

つるたま、最初は色々失敗したり、人とやり合ったりとかマイナスのところから始まりますが、その後の展開は基本的にプラス方向に転がっていくので、見ていて気持ちが良かったです。劇中の半ばで下がって最後に大きく持ち直す、という形ではなく、低いところから高いところへ一直線に昇っていくような感じでした。つるたまがグライダー乗りとしてもコミュニケーション能力にしても、ハイスペックなことが中盤以降分かって来て、ザ・主人公、といった点も気持ちよく見られた一因かな、と思います。

自分は大学では慢研に入っていましたが、途中で辞めたこともあり、あまりサークルでワイワイといった記憶は強くないため共感はないのですが、ストーリーとして面白かったです。

なお、原作がある作品なので、103分には収まりきらない設定描写があり、劇中では背景や詳細が分からずに不透明に感じるシーンが少なくないのですが、それほど消化不良感はありません。

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