劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸を鑑賞

2021年4月20日、チネチッタにて「劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸」を鑑賞してきました。本来2020年公開予定でしたが、コロナ禍により1年延期の末ついに公開です。

全体を通して、劇場版名探偵コナンの安定のクオリティで、楽しめる内容になっています。「ゼロの執行人」が”安室の女”を生み出すほど、安室透個人にフォーカスした内容だったのに対して、今作は赤井秀一ではなく赤井ファミリーにフォーカスしているので、趣が違います。二人の関係性から、「ゼロの執行人」と対比となるような構成もあるかな、と思っていましたが、予告の通り、赤井ファミリーの面々それぞれにバランス良く見せ場が用意されています。まあ、赤井メアリーは本編でも表立っての登場はまだなので、シーンは気持ち少なめでした。それを補うのがエンドロール後のカットなのでしょうけど。

推理は中盤の山場で解決して、後半はパニックものというのは、今回も恒例通り。推理は真面目にしていませんでしたが、犯人は意表を突かれました。ちなみに阿笠博士のクイズ、分かった試しなし。全体を通して、格闘や狙撃、頭脳戦など、バラエティに富んでいて、飽きません。

ところで今回OPに入るまでが結構長かったように思います。OPのことすっかり忘れていたあたりで、OPが始まり、OPがまだ流れていなかったことを思い出しました。

それから、コナンくんが普通に英語でコミュニケーションをしている様子に、蘭姉ちゃんが「すごい、コナンくん英語話せるんだね」とコメントしたら、小学校で習ってるからね、で返せるあたりに、時代を感じました。一昔前なら、ハワイで親父に英会話を習っていたはず。

あとは、しれっと登場した「クエンチ」というキーワードに関して、見る者を置き去りにして展開が進んでいき、同じく何だかわかっていないコナンくんが哀さんに質問して説明が行われる流れは、「クエンチ」を印象づけられました。

ED後のエピローグカットは、ギャグオチだけではなく、前述したメアリーさんのシーンがあったのは、新鮮でした。最後の最後のオチは面白くて、劇場で拭き出し笑い声が聞こえました。キャメル氏かわいそうw。キャメル氏は、カーチェイスシーンでも、「えぇ~?!なんで?!」など良い味を出していました。

次回映画の予告は、桜が舞って、誰かの声で台詞がありましたが、ピンと来ません。後日調べたところ、コナンのスピンオフ作品である警察学校編関連のようです。

最後に余談ですが、レイトショーで売店が営業していなかったので、自販機で飲み物とお菓子を買いました。映画館なのになぜ煎餅とか音の出るお菓子しかないのだろうか……

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