2020年11月26日、渋谷TOEIにて開催された「魔女見習いをさがして」のスタッフトーク付き上映会を鑑賞してきました。前日に初鑑賞しているので、余熱を持ったままの鑑賞となりました。
映画館は色々と「魔女見習いをさがして」仕様となっているので、幾つか写真に収めてきました。映画館フロアへ昇るエレベーターの扉も見逃せません。
表の看板に引きずられて9階へ上がってしまいましたが、会場は7階だったので階段で移動。フロア内には、過去のおジャ魔女どれみの映画ポスターなどが掲示されています。物販コーナーがあったので、前日買えなかったパンフレットと、どれみも載っている2021年カレンダーを1部購入しました。ドリンクもジンジャーエールを1杯。ビールが飲みたくなる映画ではありますが、尿意が怖いのでそちらは終演後の楽しみにとっておきます。
まずは映画の鑑賞。席もゆったりしていて足の置き場も広くて快適です。2回目の鑑賞なので、色々と伏線に気づくところがあって楽しかったです。猫大好きミレさんとか、他人の気持ちに寄り添うことのできるソラさんとか。
それからスタッフトークが始まります。登壇者は、佐藤順一さん(監督)、栗山緑さん(脚本)、関弘美さん(プロデューサー)になります。MCは八木萌子さん。トーク内容を、箇条書きに並べます。メモ帳に残っていた内容を書き起こしており、行間はなるべく補間していないので、言っていないことは書いていないと思いますが、ご参考程度に。メディアのレポート記事には載らないだろうことも色々あったトークでした。
- 初日は8館で鑑賞して、お客さんの反応を確かめた(関さん)
- 今回の作りを”攻めた”と言っていたのは、馬越さん
- スペクタクル、タイムパラドックス的な案もあった
- 番組は4年間放送したので、視聴者にも年齢の幅があるけど、どれみたちは同級生で同い年なので、大人になったどれみたちを出演させても年齢の幅を持たせられない
- テレビ版の放送のときに、自分たちの子供時代と当時の子供たちの生活の違いを調べたのと同様に、今の20代の生活などについてマーケティングした
- キレない子供をつくるのが、テレビ版のテーマだった
- ラストの展開は最初から決めていた?→大まかな流れは出来ていて、後から詳細がどんどん決まっていく
- 当初はOP/EDは新曲にする予定だったが、やっぱり「おジャ魔女カーニバル」じゃなきゃ駄目だよね、という話になった
- カントクの魔法
- レイカは天賦の才、ソラは出来ないことに向き合う、ミレは生き方。三者が抱えているテーマがそれぞれ違っていて見事
ここから質疑応答ベースになります。応答から話がどんどん展開されていきます。
- Q:本作の冒頭で綿毛が飛んでくるシーンについて。→夢のクレヨン王国で最後空へ上がっていたものが、再び舞い降りてくる、という流れ。それがおジャ魔女どれみの第1話であり、本作の冒頭部分でもある。
- 夢のクレヨン王国は、この3人タッグならOKということで、月1でオリジナル回も入れていた
- 東映はどれみより前は長いことオリジナル作品をやっておらず、作品がほぼ出来上がっている放送開始2ヶ月前に、役員から「当たると思っているのか!」と言われた(関さん)
- 後ろで見ていたら飲酒シーンが8回。最後のカフェに辿りつけない(栗山さん)
- Q:ラストの新しい魔女見習い服、おんぷの色と被っている?→これは見え方の問題で、別の色を当てている
- ミレさんは関さん。夢のクレヨン王国の時は朝まで飲んでいた。
- 先ほどの役員から詰められた話も絡めて。
- 大泉スタジオの周り、養老乃滝しかない
- Q:大きなことを始めるので、何か勇気をもらえるエピソード回はある?→どれみは日常話なので、あまり大きなことをやる、という話はない。と前置きをしつつ、数話をセレクト。
最後のあいさつ。関さん「全ての方へお礼を言いたい」、栗山さん「書いてきた作品の中でこれほど好きな作品は他にない」、佐藤さん「コロナ禍で大変な状況。イベントも色々企画してきた。数字的には厳しいだろうが、皆さんの応援があれば次がある」。
記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。