ONE PIECE FILM REDを鑑賞

2022年08月08日、チネチッタのLIVE ZUOND上映で、ONE PIECE FILM REDを鑑賞してきました。元々見る予定はなかったのですが、前週土曜の夜に放送していたSTAMPEDEを見てたら存外面白かったので、見に出かけました。通常、原作が連続したストーリーである作品の映画版は、どうもパラレルワールド感の強さが気になってしまい、見に行くことは少ないです。

さて、今作はこれまでのように伝説級の強キャラが出てくるのではなく、歌姫としてウタが登場する形を取っており、型破りな構成になっています。まあ、ルフィの幼馴染でシャンクスの娘?という設定がかなり強いですが。ウタはかわいいですし、負け惜しみ~、のポーズも好きですが、ルフィの幼馴染という設定と合わせて、一部界隈では反発を招きそうな気も。

映画が開始したらすぐに主題歌である「新時代」をフル尺で歌い、その後も短いストーリーを挟みつつ、数曲を立て続けに歌っていきます。劇中の演出もライブに合わせた演出となっており、さらにLIVE ZOUND上映ということもあって、本当にライブへ参加しているような臨場感を得られました。

その後、ウタとのやり取りを重ねていくうちに、徐々に不穏な雰囲気となり、やがてはっきりと敵対化します。このあたりのウタの心情は、来場者プレゼントである40億巻にあるウタの年表を読まないと、正確には理解できないように思いました。色々と細かい設定があり、それを踏まえて本編の内容を振り返ると、随所にそれらと対応する描写があったことに気づきますが、本編からウタの二面性などそれらを完全に読み取るのはなかなか難しい気がします。とはいえ、特に読み取れなくても、深く考えずに見ているだけで、楽しめます。

終盤はラスボスが登場して、全キャラ総出のバトルシーンに突入します。それぞれに見せ場を作っていてお祭り状態で、見ていて気持ちがいいです。ラスボスの形態は、まどマギの魔女のような雰囲気があり、ワンピース作品としてはわりと異形な印象でした。

来場者プレゼントは、前でも触れた通り、40億巻です。中身はウタの年表のほか、尾田栄一郎先生による各キャラクターの設定資料集となっています。

“シャンクスの娘”という触れ込みが、これから最終章を迎えるにあたって活躍が期待されるシャンクス関連で、原作との絡みが気になりますが、映画のメインストーリー自体は特に原作には影響せずに映画の中で閉じるような構成になっています。一方で、原作である程度予想はされつつも確証のなかった件について、五老星の会話から、わりとはっきりした確証を与える情報が登場しました。

あとは映画ということで、大物キャラクターも結構登場するのですが、ちょい出で終わってしまうキャラクターもおり、もったいなかったです。それならいっそ出さない方が良い気もします。キャラクターとしては、ホールケーキアイランド編までのキャラクターは出ていて、ワノ国編のキャラクターは一切いないことから、時系列的にはこれらの間くらいですかね。

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