初日、横浜駅まで行って、サンライズ出雲号を待ちます。サンライズ号は2006年7月に高松からサンライズ瀬戸に乗車して以来ですね。通勤帰りに時々見かけて久しぶりに乗りたいなあ、という思いがあったため、今回の旅行に組み入れました。
入線してきたサンライズ号に乗車したら、さっそく部屋へ向かいます。予約した部屋は、シングルの1階部屋になります。床はほとんどないので、荷物置き場含めて、寝台部分がメインスペースになります。
寝転がると窓の広さが気持ちいいですね。けれど寝るには少し早い時間なので、横浜駅で買った缶ビールとあたりめで晩酌します。スマホでTwitterを見ていたら、一斉に地震TL。電車の中だとほとんど分かりませんでしたが、程なくして平塚駅に臨時停車しました。
平塚駅に停車後は、長時間の運転見合わせ。初日に予定していた登山は、移動時間がシビアなので、焦りが募ります。ただあまりに動かないので、予定を切り替えることにしました。
2日目、運転再開したあたりまで何となく記憶にありますが、その後はすぐに寝てしまったようです。その後、空が白み始めた頃に起きたら京都駅の手前でした。大幅遅延のため、新大阪駅に臨時停車して、新幹線への振替乗車を行なうとのことです。自分はもう予定を切り替えたので、このままサンライズ号で旅情を楽しみます。
岡山駅に着いたら、瀬戸号と出雲号の切り離しが行われます。そして出雲号は日本海に向けて走り始めます。北へ進むにつれて、だんだんのどかな光景になっていき、やがて山間の景色になります。
しばらく進むと、この日登る予定であった大山が見えてきました。天気は快晴なのですが、大山は結構ガスっていて、まあ今日登れなくても良かったかな、という気分になりました。
13時手前、米子駅に着きました。向かいのホームには、コナンのラッピング電車が停まっています。なお、2時間以上遅延したので、特急料金が払い戻しとなりました。
駅から出たら、県道28号線を歩いていきます。そして旬門に入店して、昼食をいただきます。注文したのは、季節の御膳、そして地酒の稲田姫。竹筒に入っているのがお洒落です。すっと飲みやすいお酒ですね。御膳も品数豊富で満足。
食後は腹ごなしも兼ねて、湊山公園まで歩きました。公園に着いたら、しばらく散策します。中海を眺めたり、サルを見たり、紅葉している木の写真を撮ったりしました。
その後は、米子城跡へ向かいます。城山を登ることになります。最初に見えてくるのが内膳丸跡。遺構はほとんど見られず、広場のようになっています。さらに山道を登っていくと、やがて石垣が見えてきます。何重かになっている石垣を登っていくと、山頂に着きました。
眼下には米子の街並み、遠くには日本海まで見渡すことができます。発電用と思われる風車が彼方に並んで見えるのが、印象的でした。
しばらく景色を楽しんだら下山します。登山道沿いには各寺の石仏があり、道中でそれらを巡ることができます。
下山後は米子駅に戻り、境線に乗って境港駅へ向かいます。境線は鬼太郎づくし。電車は鬼太郎ラッピングが施され、路線の駅名全てに妖怪の愛称が付いています。
45分ほど走って境港駅に着きました。ちょうど夕暮れでしたので、境水道越しの夕焼けなどを楽しみます。そして駅前も鬼太郎づくし。大看板や世界妖怪会議のブロンズ像、水木しげる顕彰碑などを見て回りました。
一旦ホテルにチェックインします。宿泊先は、夕凪の湯御宿野乃。宿泊する部屋は、和室にベッドな和洋室。ホテルの入口で下足して、館内はスリッパ移動なので旅館のような感じですが、建物の構造自体はホテルのような感じです。
荷物を置いて身軽になったら、お出かけ。すっかり暗くなってしまいましたが、水木しげるロードを散策します。鬼太郎や目玉のおやじ、ねずみ男のブロンズ像を見つけました。ブロンズ像以外にも妖怪の影絵があり、夜ならではの楽しみが良かったです。
そして妖怪神社にも参拝。暗い方が雰囲気が出るかもしれません。御神木や御神体の目玉石などを拝観しました。
ひとしきり歩いた後は、元気亭にて夕食。イカ漬け丼と生ビールをいただきました。境港の名産であるイカの醤油漬けとイクラが乗っています。イカなので結構コリコリした食感で、酒の肴にも良いです。
ホテルに戻った後は、大浴場へ。泉質は単純温泉。内湯のほか、サウナや半露天風呂を楽しみます。露天風呂があると、寒暖の往復で無限に浸かれてしまいます。湯上りにはアイスキャンデーのサービスがあります。
そしてせっかくなので、夜鳴きそばをいただいてきました。ドーミーインの夜鳴きそばのサービス、夕食で満腹且つお酒で眠くなってスルーしてしまうことが多いので今回こそは、と思い。
翌朝の出発が早いので、部屋に戻ったら早々に就寝しました。