2日目、やはり海況は安定せず、本日のダイビングは中止になりました。明日潜れるといいなあ。たっぷりの朝食をいただいた後は、少し部屋でのんびりして、今日の行程を考えます。その結果、時間もたっぷりあるので、赤崎まで歩いて行くことにしました。
明日のために、ダイビングショップの場所を確かめるべく、ちょっと周辺をぶらぶら。ついでに村役場あたりまで散策してみます。軽い気持ちでしたが、結構な急勾配となっており、予想外に疲れました。
それから、赤崎を目指して海岸沿いをてくてく歩いて行きます。レンタサイクルに乗った人たちに追い抜かれていくけど、徒歩でしか気づけない景色もあるはずです。防波堤を見ると、とにかくたくさんのフナムシがうじゃうじゃいます。大きいのから小さいのまで様々。
快晴の下、うずまき岩や沢尻海岸など、海沿いの景勝地を楽しみます。天気も良いですし、時間を気にせず景勝地を散歩できるのは、何とも贅沢な気分です。
沢尻湾のところから海沿いの道が一旦なくなり、山のほうへ登っていきます。そこでトンネルを抜けると、再び海の姿が飛び込んできます。海岸沿いには草花が生えているところもたくさんあり、真っ青な海や空とのコントラストが素敵です。
次世代三味線松と次世代太鼓松が生えているあたりに、めいし公園への入口があります。公園といっても、自然の中の遊歩道といった感じの場所です。カブトムシやカタツムリ、ニイニイゼミにカニなど、様々な生き物に出合えました。草花も色鮮やかな姿で、楽しませてくれます。海のほうへ出ると、ちょっとした展望台の櫓があり、遥か彼方に広がる水平線を望むことができます。
それから再び道を進み、海草を干している光景を眺めたりしつつ、ついに赤崎に到着です。暑い中を歩いて喉が渇いていたので、食事処でレモン味のかき氷を頼みました。メニューの数は多くありませんが、カレーなど軽食をとることができます。
続いて赤崎遊歩道を歩きます。ここは、階段で下りた先で海に入れることができ、シュノーケルポイントとなっています。そのため、家族連れを中心にたくさんの人たちで賑わっていました。自分は泳がないので、海水浴客が少なく、眺望を楽しめる場所に移動します。景色は良いのですが、泳がないと他にすることがないので、長居はしにくいです。
というわけで、赤崎トンネルを抜けて、さらに先へ進んでみます。トンネルの出口で、みずがしりの泉を発見しました。冷たくて気持ちいいです。手持ちのペットボトルが空になりそうだったので、この泉の水を詰めてみました。飲用可能か説明はなかったので、よく分かりません。
もっと先へ行こうと思ったのですが、大黒根トンネルの手前で通行止め。後で聞いた話では、先の方の道が崩れているらしいです。というわけで、ここまでで断念。トンネルの横には観音様の姿。海難事故の犠牲者を慰霊しています。
みずがしりの泉付近で、オニヤンマやシオカラトンボの姿を撮りつつ、来た道を戻ります。随所で自然を感じることができますね。
しばらく歩くと、神津島温泉保養センターが見えてきました。男女別の内湯と、水着着用の海岸露天風呂があります。まずは内湯で、ここまでの歩きによる汗を洗い流して、さっぱりします。それから水着に着替えて、露天風呂へ。脱衣場を出ると通路があり、内湯と露天風呂それぞれへ行けるようになっています。露天風呂へ行くには、道路下のトンネルを通ります。
露天風呂に行くと、大小2つの風呂があります。小と言ってもそれなりの広さがあります。岩場にはフナムシがわさわさと這っており、お湯を掛けるとささっと退散します。大のほうは、テーブルのようなものが風呂のなかにあったりして、とにかく広いです。海も思いきり望むことが出来て、気持ちいいです。ただ昼間なので、日差しがきつくて、長居は難しそうです。小のほうは若干眺望は悪いですが、日陰になるので、のんびり入るならこちらが良いかも。大のほうは、日を遮る場所がありません。
入浴後は、やはりコーヒー牛乳ということで、カフェオレを飲みました。あとで飲む用に、センター前の自販機でみかんジュースも購入。
宿に戻ったら、夕食です。今日もお魚たくさんで満足。金目鯛うまうま。明日の海況を気にしつつ、23時30分ごろには就寝。ネットの情報を見る限り、明日はうねりが弱まってきそうなので、潜れるはず。天に祈りながら、眠りに落ちました。