最終日、今日は無事ダイビングができるとの連絡が入りました。少し早めの朝食をいただき、チェックアウトを済ませて、ショップへ向かいます。リュックサックは宿に置かせてもらいました。ちなみに今日は離島日ですが、船は多幸港から出港するとのことです。神津島港と多幸港のどちらから出港するのか、毎朝島内放送で案内が流れるので、聞き逃さないように気を付けます。
今回お世話になるショップは、南国さん。一緒に潜るお客さんは女性の方1名で、合わせて3名でのダイビングです。最初のポイントは、多幸湾から船に乗って10分程度のナガンネになります。様々なウミウシやオルトマンワラエビ、オトヒメエビなどを見ることができました。特にニシキウミウシはなかなかのサイズで、ちょっとビックリしました。他にも、クマノミやウツボなど、色々な生き物に出合えて楽しかったです。
浅場では、海草に水面からの日の光が降り注いで、とても爽やかな光景が広がっていました。そんな中、岩陰の部分を見ると、そこにはアオウミガメの甲羅が。ちょうどカメラの容量が満杯で、ベストショットは逃してしまいましたが、アオウミガメを間近に見ることができました。やはりウミガメを見ると、テンション上がりますね。
続いて2本目のポイントは、三十。1本目でも見たウミウシやオトヒメエビたちが、また姿を見せてくれます。そして岩陰に隠れるイセエビも見つけました。他にもツノダシや、色々なものを背負ったモズクショイなどもいました。魚の群れも見られて満足です。伊豆諸島らしい、青々とした海ですね。
海の中の様子ですが、浅場は温かくて気持ちいいですけど、深場はちょっと寒いです。あとはうねりの影響と船の揺れで、ちょっと酔ってしまいました。最近酔い止めを飲まないことが多いですが、やはりちゃんと飲んだほうが良さそうです。あと、どちらか忘れましたが、ウェイトを付け忘れて潜るという凡ミスをやらかしてしまいました。年一ダイバーだと、どうしても危ういところがありますね。
あと、今回のダイビングが外部ストロボS-2000のデビューだったのですが、わりと早い段階で粘着テープが取れてしまい、出番があまりありませんでした。地上でも何度か剥がれていたので、予想の範疇ではありましたが……
ショップに戻ってログ付けした後は、ショップのすぐそばにある手打ち蕎麦のお店、まいとりぃにて、昼食。三色蕎麦をいただきます。せいろと明日葉とけしきり。明日葉も香り高いのですが、それ以上にけしきりの香り高さが印象的でした。色彩面ではけしの実の練り込みが見えるものの、わりとあっさりした色合いなので、そのギャップが面白いです。3種類それぞれの味を楽しめて、上品なお蕎麦でした。大食い勢には物足りないかもしれませんが、そば湯を味わっていたら、結構満腹になりました。
その後は宿に戻ってリュックサックを回収し、よっちゃーれセンターへ。ダイビングキャンペーンをやっており、くじを引けるので、観光案内所に行きました。結果、島焼酎である盛若をゲット。どれくらいの確率か分かりませんが、これは結構くじ運を使ったのでは。
そしてバスが来るまで待合室で待機。それからバスに乗って、多幸湾に向かいます。バスはやけに混んでいましたが、キャンプ場に行く団体が乗っていたようです。15分ほどで多幸湾に着いたら、待合室で乗船開始を待ちます。売店があったので、お土産に海苔を買いました。初日に漬け丼で食べた味が忘れられず。
それから高速ジェット船セブンアイランドに乗って、一路竹芝桟橋へ。着いた頃にはすっかり夕暮れでした。辺りは納涼船目当ての人たちで大賑わい。そんな人たちを見遣りつつ、ダイビングバッグを担ぎながら、帰途へついたのでした。