愛媛と高知の旅

ずいぶん前になりますが、2009年11月20日~22日にかけて、愛媛県と高知県を旅してきました。

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初日、羽田空港を昼すぎに出発して松山空港へ。お昼ごはんは羽田空港で買った空弁です。

そして松山空港からバスで松山駅に向かいます。松山駅は空港から意外と近く、20分ほどで到着です。松山駅に着いたあとは、駅前を軽く散策して、それから松山城を目指します。てくてく歩いていったのですが、意外と遠いです。路面電車を使うべきだったかな。

遠くに見える松山城を目指して、山の中へ向かいます。途中にあった二之丸史跡庭園にて寄り道。きれいに紅葉しているモミジがあったり、愛媛県らしく柑橘系の木があったり。

庭園の散策を終えたら、山道を登って松山城を目指します。だいぶ登ったところで、てっぺんが見えてきました。同時に眼下には松山の街並みが広がります。海も見えて、きれいな風景です。それから城内を散策して、いよかんソフトクリームをいただきました。日が陰り始めたので、少し寒かったですが…

下山は、ロープウェイ乗り場にあるリフトを使いました。さすがに歩いて下山する気はありません。下山したあとは、夕暮れの松山の街を歩きます。向かった先は大街道。賑やかな通りを歩きつつ、向かった先は五志喜。

五志喜では郷土料理を楽しむことができます。五色素麺やせんざんぎ、道後ビール、みかんいなりに舌鼓を打ちました。そして、ちょこ盛りセットで地酒をいろいろ楽しみます。旅先で、刺身を肴に地酒を呑む贅沢、最近自分のなかで定番になっています。

満腹になったあとは、腹ごなしに松山駅まで歩きます。そこから路面電車に乗って道後温泉へ。駅前にあった坊ちゃん電車やからくり時計、少し歩いて道後温泉本館を見たあとは、本日宿泊するつかさビューホテルへ。駅から少し歩いて、高台へ登ります。

ホテルに到着したあとは、少し部屋で寛いだのち、温泉に浸かります。この日は結構歩いたので、疲れを癒します。お湯は無味無臭に感じました。温泉を堪能したあとは寝るだけです。

二日目、6時30分ごろ起きて朝風呂に入ります。それから朝食をいただき、一休み。

9時すぎに出発して、向かった先は石手寺です。四国霊場八十八カ所の第五十一番札所です。お寺のなかをてくてく散策します。途中、写真撮影を頼まれたりしました。

それから歩いて道後温泉駅方面へ。道後公園で湯釜を見たあとは、正岡子規美術館に行きます。夏目漱石との関係など、いろいろ知らなかったことについて展示がされており、新鮮でした。電車の時間を気にしながら、少し駆け足になってしまったのが残念です。

その後は、道後温泉本館前まで行ってみます。途中、運良く坊ちゃん電車が走る場面に遭遇しました。そして本館前まで行ったあとは、土産物通りで坊ちゃん団子とひとくちタルトのセットを買って、道後温泉駅を出発です。

松山駅に着いたあとは、特急宇和海5号に乗って、宇和島駅を目指します。列車がアンパンマン仕様で、ペイントだけではなく、車内のアナウンスまでアンパンマンの声でした。1時間ほど電車に揺られて宇和島駅に到着です。

宇和島の街は、背の高いヤシの木が街路樹になっており、南国の雰囲気を醸し出しています。

さっそく向かった先はかどや。お目当ては宇和島名物の鯛めしです。他にもふくめんなどの郷土料理をいただき、満足です。地酒のほうも軽く一杯いただきました。

気分良くなったところで次に目指すのは宇和島城です。てくてくと山道を登り、頂上に到着。小さな天守で、館山城を思い出します。ここから見える宇和島の海は絶景ですね。

続いて向かった先は和霊神社。大きな鳥居やしめ縄が圧巻です。巨大な牛の絵馬もありました。

こうして宇和島を満喫したあとは、急ぎ足で宇和島駅へ。何とか電車に間に合いました。ここからが電車の長旅です。まずは予土線で窪川駅まで行きます。ここまで2時間半要します。そして30分ほど待ったあと、土讃線で1時間ほど掛けて高知駅へ。

高知駅に到着後は、駅前にある高知ホテルにチェックイン。それから夕食をとりに夜の高知へ繰り出します。最初に行こうと思っていた酔鯨亭は、満席で入れず残念。てくてく歩いて次に向かった先は、土佐料理司。こちらには無事入ることができました。

注文したのは黒潮定食。鰹のたたきや鯨カツなど、土佐の郷土料理をいただきます。お酒のほうは土佐鶴。全国区でメジャーなので、あまり地酒という感じがしませんが(笑。さらに追加で焼き鯖寿司も頼みました。油が乗っていてまいう~です。

満腹になったあとは、夜の街をてくてく散策。はりまや橋も見つけました。たぶん翌日の明るいときに、また来ると思いますけど。ホテルに戻ったあとは、風呂に入って23時ごろには就寝です。

三日目、6時30分ごろ起きて朝食を済ませ、9時すぎに出発です。携帯で調べていたら、日曜日には日曜市が開かれていると知り、せっかくなので行ってみました。路面電車に乗り、蓮池町通にて下車。するとたくさんのお店が並ぶ市の姿が飛びこんできました。賑やかな様子を楽しみつつ、奥へ進みます。ところが、行けども行けどもお店が途切れません。結局、高知城のあたりまで続いていました。

で、せっかくここまで来たので、高知城に寄り道しました。今回の旅は一日一回はお城に行っていますね(笑。さっそく登っていくと、比較的早く山頂が見えてきました。天守にも入ろうかと思いましたが、思いのほか盛況だったので、止めておきました。

高知城をあとにして向かった先は、はりまや橋。三大がっかり名所などと言われていますが、かえってそれが呼び水になっている感じですね。

はりまや橋を見たあとは、バスに乗って桂浜に向かいます。狭い住宅地の路地を路線バスがすれすれで走行して、すごいです。30分ほどして桂浜に到着しました。

まず向かうのは龍馬像。全然下調べなしだったので、その大きさにびっくりしました。等身大くらいの像をイメージしていたら、10メートルくらいありました。あと人の多さにもびっくりですね。昨今の龍馬ブームの影響か、像の肩付近まで登るための長い行列が続いていました。それを横目に、うちは桂浜へ向かいます。

灰色のきれいな浜と広々と伸びる雄大な水平線が、気持ちを大きくさせてくれます。何かを決意したくなりますね。天気が曇りなのが残念ですが、雨が降っていないだけ良かったです。そしてこの日も写真撮影を頼まれました。今回の旅ではよく頼まれますね。

桂浜の景色を満喫したあとは、坂本龍馬記念館へ。幕末の日本の様子や、勝海舟との関係など、面白かったです。こうしたときに、学校で歴史を習っていて良かったなあ、と思いますね。

その後は、土佐闘犬センターで闘犬の観戦です。試合まで少し時間があるので、まずは犬舎の見学。最初はかわいい仔犬が登場です。そこから奥に行くと、成犬の登場です。さすがにガラス張りになっています。初めて眼前にすると、その大きさに驚きますね。ライオンかと思いました。

見学を終えたあとはお土産を購入して、試合までの時間を潰します。そして時間になり試合会場へ。動物ということで独特の匂いが気になりましたが、じきに慣れました。席は最前列です。最初に化粧まわしをつけた横綱が登場。さすがの迫力ですね。それから試合をする2匹が登場です。こちらは横綱に比べるとずいぶん小柄になりました。そして、いざ試合開始です。お互いに噛み合い、激しく動きまわります。なので、最前列にいるとヨダレや血が飛んでくることもあります。かなり迫力があり、最初のうちは結構ビビりました^-^;。ただ勝負自体は早い段階でついてしまい、あとは消化試合モードに…。とはいえ、試合終了になってもなかなか噛み離しません。そこで登場したのが、丸めた新聞紙に火をつけたもの。それを二匹の顔のあたりに近づけると、さすがに離しました。なお、試合中の様子は写真にとって良いのですが、ネットで公開してはいけないという約束になっています。なので、サーバ上に2枚ほど置いていますが、非公開設定にしているので悪しからず。

闘犬を観戦したあとは、イカ焼きを店頭販売で買い、昼食代わりにしました。しかし、ここに来て雨が本降りです。まあ、あらかた観光を終えたあとなので良かったですが、バスを待合室で待っているときに、妙に寂しい感じに。

バスで高知駅に戻ったあとは、空港行きのバスに乗り継ぎます。40分ほどして、空港に到着しました。小腹が空いていたので、軽く食べたかったのですが、出発まで時間がありません。仕方ないので、売店で芋けんぴを買うことにしました。こうして、芋けんぴを機内でかじりつつ、今回の旅は終了です。

当初は愛媛、高知、徳島と回るつもりでしたが、電車では時間的に難しいと分かったので、愛媛と高知の旅にしました。行きたかったところには大体行くことができ、天気も観光を終えるギリギリまで恵まれて、良かったです。美味しいものもたくさん食べられたし、今回も満足の旅でした。

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