初日、成田空港から金海空港までJALでフライトします。飛行時間はおよそ2時間なので、国内線感覚ですね。機内食はお弁当スタイルでした。
入国審査を終えたら、軽電鉄を使って市の中心部へ向かいます。駅と空港は直結しておらず、一旦空港の外を出て歩いていくと高架線が見えるので、そこから1分程度で駅に着きます。キャッシュビーカードを買いたかったのですが、よく買い方が分からなかったので、とりあえず普通のトークンを自販機で買います。高架線から街を見下ろしつつ、沙上駅で下車。
地下鉄に乗り換えた後は、2号線で西面まで行き、1号線に乗り換えます。そして着いた先は温泉場駅です。
郊外の街といった雰囲気で、駅前にはショッピング施設がありつつ、少し通りを進むと生簀が並ぶ飲食店があったりします。途中陸橋を渡っていたら、道行く人から質問をされました。比較的若い人だったから、英語も通じて意思疎通は出来ます。韓国人と間違えられたようで。そんな街の光景を楽しみつつ、坂を登った先に見えてきたのは、金剛公園です。
さっそく中に入ると、地面にはたくさんの桜の花びら。まだ桜は咲いていますが、満開の時期は少し過ぎてしまいましたね。園内には金井山金井寺があったので散策。小さな遊園地みたいなエリアもありました。野良猫もたくさん住み着いているみたいで、何枚か撮らせてもらいました。
それからロープウェイに乗って金井山の山頂へ向かいます。切符を窓口で購入し、出発までロープウェイの中で待機して、10分ほどで出発です。途中山の斜面に見えた桜の木々がきれいでした。
山頂からは、釜山の街並みを一望しようと思っていたのですが、木々が多くてまともには見えません。展望台エリアがあるものと思い込んでいましたが、違いました。ロープウェイの乗車中に眺めるのが正解のようです。
ロープウェイの最終までそこそこ時間があったので、南門の遺跡まで足を伸ばすことにしました。舗装された山道をくねくね曲がりながら進んでいきます。時折咲いている赤い花がきれいでした。幾つか道の分岐がありましたが、看板に従って進んでいきます。しかし、途中でこっちじゃないよなあ……という細い道を看板が指しているように見えて、悩みます。ハングル文字は一応読めますが、初級なので自信がありません。
迷った挙句進むことにしましたが、これが失敗でした。川沿いの景色はきれいで良かったのですけど、お店とか並ぶエリアに出てしまいました。この時点ではこの道が正しいと思い色々散策しますが、どうにも違うらしい、と気づいて、慌てて先ほどの分岐点に戻ります。そして別の方へ進むと見えてきた城壁。正解を確信します。無事南門を見た後は、ダッシュでロープウェイ乗り場へ戻ります。旅行鞄を抱えながら山道をダッシュで走るのは、なかなかしんどかったです。
ロープウェイの最終には無事間に合いました。最終と言うこともあってか、結構混雑しています。そんな中、釜山の街並みの眺望は、きちんと楽しみました。
下山後は温泉へ入るため、虚心庁を探します。金剛公園を出てひとつ奥の通りが、地味に車の数が多くて信号もないので、渡るのに少し苦労しました。途中、足湯がありましたが、既に営業時間外。その後ホテル農心を見つけて、そこから虚心庁へたどり着けました。
4階まで登って、チケットを買います。番号札の付いた鍵を受け取るので、それに対応した下足箱に靴をしまい、脱衣所へ向かいます。中はかなり巨大で、自分のロッカーへたどり着くまで結構歩きます。普段日本のスーパー銭湯に行くことがないので規模感は分かりませんが、かなり大きい方かと思います。
浴室は、これまたかなり広いです。大浴場部分の天井がドーム型になっているのがいいですね。ビーチベッドが置かれているので、そこで寝転ぶのが気持ち良くて、ずっとボケ~としていたい気分でした。お風呂の種類もたくさんあり、打たせ湯はなかなか強力で身体がほぐれました。他にもジェット湯や薬草湯などたくさん。テレビ湯とか若干無理やりなものもありました。サウナも2室あり、中へ入って軽く汗をかきました。サウナ後は強く吹きつける冷水シャワーを浴びます。あと、温泉プールもありました。子供たちが賑やかに泳いでいたので、あまり長居はしませんでしたが、試しに平泳ぎで泳いでみたら、ちょっと身体の筋が痛くなってしまいました。慣れない環境で慣れないことをするものではないですね。浴室内では飲み物も売っており、鍵で決済できるらしいですが、店番の人がいなかったので、結局購入できませんでした。
虚心庁、想像以上に満喫できました。入浴を終えたら、鍵はフロントへ返して決済します。最初これに気づかず、一旦別フロアに行ったあと、返却しました。チムヂルパンには行っていません。夕食は、3階にあったフードコート的なところで、牛肉麺のようなメニューをいただきます。ライスや付け合せもつき、良いボリュームです。お腹が空いていたこともあって、最初は美味しく食べていたのですが、途中から若干味に飽きてしまいました。付け合せは少し辛くて、韓国を感じました。
外へ出ると、すっかり日が落ちていました。夜の街を歩きながら、駅へと向かいます。夜の街は、お店の中が目立ち、それぞれの人の生活を感じられるなあ、と思っていました。昼は明るいので、街全体に目が行きますが、夜は人に目が行きます。まあ、街の雰囲気や人混みの多寡にも依るのでしょうけど。
温泉場駅に着いたら、地下鉄に乗って釜山駅へ移動します。地上へ出ると、KO-RAILの大きな釜山駅舎が目の前に現れます。喉が渇いていたので、駅のセブンイレブンにてコーラを購入し、ホテルに入りました。今回宿泊するのは、東横イン釜山駅前店です。チェックインを済ませたら、部屋へ入ってまったりと過ごしました。山で走ったせいか、結構疲れています。0時ごろ、就寝。