さくらVPSの1Gプランを契約しているので、メモリは1GBです。あまり気にしていませんでしたが、今の時代にしては少ないです。oom-killerを食らっていたのも、根本的な原因はメモリ量の不足ですね。先日Pythonの必要モジュールをインストールするために、dnfでpipをインストールしようとしたら、メモリ不足で強制終了してしまいました。
というわけで、記事タイトルの通りswap領域を追加して、メモリ不足に対応します。下記のページを参考にしました。
手順自体はとても単純です。とりあえず現状を確認するために下記のコマンドを発行します。
# cat /proc/swaps
何も表示されなかったので、現状swap領域は割り当てられていません。そこで追加したいswap領域サイズを持つファイルを作成します。
# dd if=/dev/zero of=/swap.extended bs=1M count=2048
作成したファイルをswap用に属性変更し、swapとして登録します。
# mkswap /swap.extended mkswap: /swap.extended: insecure permissions 0644, fix with: chmod 0600 /swap.extended スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 2 GiB (2147479552 バイト) ラベルはありません, UUID=7e2534ee-76fd-47cb-8672-5ca7b248acaa # swapon /swap.extended swapon: /swap.extended: パーミッション 0644 は安全な値ではありません。 0600 をお勧めします。
パーミッションに関する警告が出るので、言われた通り0600に変えました。そしてswapとして登録できたか確認します。
# cat /proc/swaps Filename Type Size Used Priority /swap.extended file 2097148 256 -2
これで先ほどまで動かなかったdnfコマンドが動くようになりました。