春の葉山でダイビング2025

2025年03月15日、葉山で潜ってきました。お世話になったショップはいつも通りNANAさんです。前日は表層は濁っていたけど深場は抜けていたとの情報ですが、果たして今日の透視度はどうでしょうか。

1本目のポイントは御用邸前です。ここではエントリーする際にバルブを開け忘れるというミスをやらかしてしまい、スノーケル咥えて水面移動して、開けてもらいました。開ける方向と閉める方向を勘違いして、エントリー前に閉めてしまいました。大概のものは時計回りで閉まる方向でタンクのバルブもその通りなのですが、たまに逆のものがあるのでつい混乱してしまいます。

表層は確実に濁っているので、ロープ潜降となります。深場は透視度が上がると聞いていましたが、いつ抜けるんだろうな、と思いながら潜っていたら、いつの間にか水底まで着いちゃいました。残念ながら深場もがっつり濁っていて、まるで夏の葉山のように緑色の海です。前にひとりいると、その先にいる人のフィンやタンクがうっすら見える程度なので、透視度3メートルあるかないかですね。

というわけでウミウシを中心としたマクロメインとなります。しかし、エントリ直後に思わぬ個体と遭遇しました。それはキアンコウです。縁のトゲトゲや大きな口など、圧倒的な存在感ですね。目玉をキョロキョロさせる様子は可愛かったです。もしかしたら初めて遭ったかもしれません。

その後は、ハナオトメウミウシ、シロエダウミウシ、ヒロウミウシ、アカエラミノウミウシ、アオウミウシなどを観察します。掌サイズの大きなものから、米粒より小さいものまで、多彩です。小さい個体は撮影が大変ですけど、撮り甲斐があります。

ウミウシの他には、貝殻の中に隠れているクロイシモチや、穴から顔を覗かせるシズミイソコケギンポの横顔などを楽しみました。

本数214
日付2025/03/15
エリア/ポイント葉山/御用邸前
エントリ方法ボート
潜水時刻09:28-10:09
水深(平均/最大)15.8m/20.0m
水温(水面/水底)14.9℃/14.5℃
気温10℃
残圧(開始/終了/容量)180/40/10L

エグジット後は、ボードで港に戻ります。御用邸前はそこそこ距離があるので、風を浴びると濡れた手が冷えますね。帰港後の陸休憩は葉山ダイビングセンターの2階でした。あまり来た記憶がないな、と思ったら2024年08月オープンなのですね。昨年11月に来たときは使っていませんでした。

2本目のポイントは、裕次郎灯台沖です。さっそくニシキハゼ幼魚の群れが出迎えてくれます。50匹くらいでしょうか。カメラを近づけると距離を取られてしまうので、あまり大きくは撮れませんでした。他には、スカシカシパンやミノカサゴ、ヒョウモンダコなどを観察します。

そしてウミウシ系は、ミヤコウミウシ、ホリミノウミウシSP10、ホシアカリミノウミウシ、セスジミノウミウシ、クロヘリアメフラシ、ウズムシウミウシなどを見ました。小さすぎるウミウシは、教えてもらって把握しても、撮影のために目を離して見失ってしまうと、もう見つけられないことが多いです。

本数215
日付2025/03/15
エリア/ポイント葉山/裕次郎灯台沖
エントリ方法ボート
潜水時刻11:48-12:40
水深(平均/最大)12.1m/15.6m
水温(水面/水底)14.7℃/14.6℃
気温11℃
残圧(開始/終了/容量)180/40/10L

この日は2本で終了です。ショップに戻ったら器材の片付けをして、茹でたメカブをいただました。この形状のメカブを食べるのは初めてです。それから昼食として、カツオ炙り丼をいただきました。この日は曇天で終始雨が降りそうな天気でしたが、食べ終えて少し経った頃に降り始めました。

以下、諸々メモです。今回はアンクルウェイトの重さを左右500gから250gに変えてみました。MOBBY’Sのアンクルウエイトは250g単位で重さを調整できるのです。500gの時と比べて、フィンキック時の重さが軽減されているのを感じます。一方で足が浮き気味になることもありませんでした。今のところ、250gが良い塩梅なのかな、と思っています。最終的にはアンクルウェイトなしが望ましいですけど。

そしてドライスーツで毎度悩まされるスーツスクイズですが、今回は両肩の前方部分が少し鬱血していました。給気バルブ付近もごく軽く跡はありましたが、こちらはさほどひどくありません。ん~、何でこの部分が鬱血したんだろう。

ちなみに浸水はほぼありませんでした。手首回りは少し湿ってしまいましたが、この辺はある程度仕方ないのかな、と思っています。

水温は14度台ということで、さすがにドライスーツでないときついですね。そしてドライスーツでも寒さを少し覚えたので、インナーの工夫が必要かもしれません。でもインナーをいじるとウェイトの再調整が入るから悩ましいですねえ。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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