4日目、支度を済ませたら朝食をいただきます。この日はダイビングの最終日です。もともと予約時点では空きがなくて2本の予定でしたが、3本目に空き枠があったため、3本潜りました。天気は晴れたり曇ったりで前日のような荒天ではありませんが、海はまだ穏やかになっていないので、この日もビーチダイビングとなります。なお、ベルトの壊れたダイコンは、カラビナを用いた応急処置をしていただき、この日も使うことが出来ました。こちらは既に修理済みです。
1本目は手広海岸。黒いユリタツノコを見ました。想像以上に小さくて、肉眼ではあまりよく見えません。水中マクロで撮影しましたが輪郭がぼやけており、顕微鏡モードで頑張った方が良かったかもしれません。ただ小さすぎて、そもそも被写体が合っているのか自信を持てなかったりします。他にはゆらゆらと漂うノドグロベラの幼魚や、オキナワキヌハダウミウシ、ハナミドリガイなどのウミウシ類、ツノダシなどを見ました。また岩の下の淀みとなりそうな部分には、軽石が吹き溜まりになっていました。
本数 | 145 |
日付 | 2021/11/23 |
エリア/ポイント | 奄美大島/手広海岸 |
潜水時刻 | 10:08-10:59 |
水深(平均/最大) | 5.9m/12.6m |
水温(水面/水底) | 23.2℃/23.2℃ |
2本目はきょらサンド。地形メインのポイントとなります。ビーチから潜っていき、途中アーチや水路を抜けながら辿り着いた先は、波模様の浮かぶ広大な砂地でした。ダイバーと一緒に映すと、そのスケール感が伝わります。近くには巨大な網がありましたが、網目が大きく、何用なのか謎でした。
本数 | 146 |
日付 | 2021/11/23 |
エリア/ポイント | 奄美大島/きょらサンド |
潜水時刻 | 12:14-12:57 |
水深(平均/最大) | 5.4m/9.7m |
水温(水面/水底) | 23.2℃/23.7℃ |
一旦ショップに戻って、昼食のお弁当をいただきます。
3本目は再び手広海岸。さきほど見れなかった白いユリタツノコを見られました。相変わらず小さくて、自分ではとても気づけません。他にはアデヤカミノウミウシ、ルージュミノウミウシ、ゾウゲイロウミウシといったウミウシ類や、ミナミハコフグの幼魚、オビステンモドキなどを見ました。
本数 | 147 |
日付 | 2021/11/23 |
エリア/ポイント | 奄美大島/手広海岸 |
潜水時刻 | 15:28-16:21 |
水深(平均/最大) | 5.5m/8.3m |
水温(水面/水底) | 22.9℃/23.0℃ |
18時30分ごろホテルに戻ります。そういえば無意識下にどこかで触れてしまっているのか、水中ストロボのスイッチが知らないうちに移動しています。このせいで無駄に白飛びさせてしまったり。そんな疑問を抱きつつ、少し休憩して19時20分に再びお出かけです。
向かう先は夜の森です。亜熱帯の森ナイトツアーに参加します。今回の宿泊先は奄美の北部であり、ナイトツアーの開催される森のある中部から少し離れています。そのため、1人参加できるツアーはなくて、他の参加者がいた場合という条件付きでした。幸い他の参加者がいたため、行ける運びとなりました。
森に向かう途中、名瀬の街に寄ります。お店の軒数も多くてやはりこちらが中心部なんですね。コンビニで飲み物や軽食を補給し、いざ夜の森へ向かいます。夜なので周囲の様子はさっぱり分かりませんが、名瀬の街から30分ほどで着きました。
三太郎峠をゆっくりと走りながら、生き物を探していきます。車から降りることはなく、車内からの観察になります。ハブとかもいるので、降りるのは危険です。まず最初に見たのは、巨大な豆であるモダマです。ジャックの豆の木のモデルとも言われています。
続いて登場してくれたのが、主役とも言えるアマミノクロウサギです。道路の脇にひょっこりと出てきています。耳が短くずんぐりとした原始的な体型が可愛らしいです。葉の陰に顔の一部を隠してこちらの様子を伺っています。ほぼまる見えなのですが、ウサギ的には隠れているつもりなのかもしれません。
その後もアマミノクロウサギは頻繁に姿を見せてくれて、大当たりでした。日によっては全然出てこないこともあるそうです。ただ代わりに他の生き物がさっぱり出てきませんでした。唯一遠くにアマミトゲネズミらしき姿を捉えましたが、はっきりとしません。個人的にはアマミノクロウサギを一番見たかったので、満足です。
ホテルへの帰り道の途中でコンビニに寄っていただき、お弁当を購入しました。23時30分ごろホテルに戻った後は、そのお弁当で遅い夕食となりました。軽くオリオンビールも飲みます。そして0時20分ごろ、就寝しました。