乳頭温泉郷の旅~初日

初日、東京駅から11時20分発の東北新幹線こまちに乗って、田沢湖を目指します。ちょうどお昼時でしたので、五目わっぱ飯弁当を買って、新幹線の中でいただきました。車窓からは青空が広がっていましたが、盛岡駅から日本海側に入ると、一気に雪景色。

 

14時07分、田沢湖駅に着きました。宿に到着の電話を入れてから、駅前から乳頭温泉行きのバスに乗車します。2台体制でしたので、全員座れる程度の混み具合です。30分ほどバスに乗って、アルパこまくさにて下車。宿の送迎バスに乗って、さらに奥へ進みます。

 

そして着いた先が、鶴の湯温泉です。受付は混んでいるので、しばし写真を撮りながら散策します。川の先には温泉が見えて、冷えた身体を早く温めたいなあ、と思いながら、眺めていました。

チェックイン手続きを済ませたら、少し部屋で寛ぎます。ちなみに、部屋にテレビはありません。あるとついつい見てしまうので、ない方が雰囲気を楽しめて良かったですね。廊下とは襖1枚で繋がっており、トイレや洗面所は共同になります。温泉宿なので、さっそく浴衣に着替えます。寒い外を移動するので、厚手の羽織物があります。

 

16時30分すぎ、少し日が暮れてきたので、再び撮影のため、散策。雪が青白く染まって、明かりも灯り出す、一番雰囲気の好きな時間帯です。

撮影を終えたら部屋に戻り、タオル等を持っていざ入湯。服を脱いでからお湯に浸かるまでの寒さが、また良いんですよねえ。最初は白湯に入ります。名前の通り真っ白なお湯で、肌当たりもやわらかいです。味もまろやかな感じですね。続いては隣にある黒湯へ入ります。黒湯という名前ですが、見た目は少し黒みがかった白ですね。肌当たりは白湯に比べて少しピリッとします。味も少し強いです。

続いて露天風呂へ向かいます。中湯のある建屋で脱衣して、露天風呂に入る形式になります。混浴ですが、お湯が乳白色なので、湯の中は見えません。女性はお湯に入る部分が目隠しされた場所になっています。底には砂利が敷かれており、これがなかなか気持ちいいです。雪が舞う中、縁石に頭を乗せて、ぼーっと空を眺めます。群青色に染まって行く好きな時間帯。写真を撮りに戻ろうか迷いましたが、温泉でまったりを選択。お湯もちょうど良いぬるさですし、いつまでも長湯できてしまいそうです。しかし、夕食の時間が気になるので、意を決して上がります。その前に中湯で身体を温めておきます。中湯は他に比べて、塩っ気が少し強く感じました。

 

部屋に戻って少し寛いだ後は、本陣にて夕食となります。キノコなど山菜をメインに、岩魚のお刺身や塩焼きなどをいただきます。おひつからご飯を継いで3杯くらい。〆は蕎麦です。そして申し込んだパックには、地酒が付いてきます。銘柄は秀よし。すっと飲みやすいです。おかずもご飯もたっぷり食べて、お酒も飲んだので、腹十分で満腹となりました。

 

19時すぎ、部屋に戻った後は布団を敷いて、ゴロゴロします。お腹が落ち着いたら、外へ出て写真撮影。すっかり暗くなりました。通りのかまくらの中では蠟燭に炎が灯されて、幻想的な光の瞬きを作り出しています。闇の中に優しい光で浮かぶ建屋のシルエットも風情がありますね。しかし、雪が結構強めに降っており、さすがに寒くなってきたので、再び温泉に向かいます。

この日は金曜日で、22時からお湯の入れ替えがあるので、明け方まで入れなくなります。なので、黒湯と白湯を楽しみました。こちらは露天風呂よりお湯が熱めなので、そこまで長風呂はしないからです。特に黒湯は少し熱めですね。いずれの湯も、大して温泉通でもない自分でも感じられるほどに、良いお湯だと思います。水面にゴミとかがまったく見られなかった点も気持ち良かったです。

 

温泉を上がって数分間は身体がポカポカで、雪の寒さでも耐えられます。この間に部屋まで戻ります。そして再び撮影のため、外へ出ました。雪が先ほどより弱くなっていたので、もう一度撮影してみたかったのです。水神様を祀る大きなかまくらなど、先ほどは行かなかった場所も回ってみました。

 

建屋に戻った後は、洗面所で歯みがきを済ませて、部屋に戻りました。その後はゴロゴロとします。せっかく持ってきた3DSで、世界樹の迷宮Xをプレイしたりしました。23時すぎには、就寝です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする