今年も、東京国際アニメフェアへ出かけてきました。今回は東京アニメアワード表彰式兼功労者顕彰式(Web応募枠)に列席して、それから見本市へ行く予定です。
なでしこショックを引きずったまま、13時手前にビックサイトに着くと、ありえない行列が出迎えてくれました。正面階段の少し先まで列が伸びています。この時間にこんな行列、今まで一度も見たことありません。コミケですら、ここまで長くないです。一体何が起きているのでしょうか。
幸いにも、うちはこの列には並ばず、目指す先は会議棟1階のレセプションホール。ここは入るの初めてです。受付を済ませた頃に、ちょうど開場でした。着席して、パンフ類を眺めて開演を待ちます。しかし、結構空席が目立ちますね。式典の挨拶でも、空席について触れてしまうほど。審査委員の遅刻も目立ちました。名前を呼んでも立ち上がる人がいないと、微妙な空気に…
さて、式典のほうは、各賞ごとに、作品と受賞者を紹介し、賞状とトロフィーの授与のあと、喜びの声を聞くというスタイルが続きます。公募部門は国際色豊かでしたね。センスの違いが面白かったです。一方、ノミネート部門はいろいろ馴染みのあるタイトルが並びます。皆さんご多忙のようで、本人と代理人の出席が半々くらいでしたね。 個人的に一番気になっていた「電脳コイル」は、磯さんご本人が登壇されました。受賞にさいして、磯さんのお言葉は「賞を目指して作ってきたわけではない。ただ、見ている人に喜んでもらえる作品を作りたかった」(要旨)とのことです。
アニメーションオブザイヤーの発表前に、功労者顕彰式があります。こちらは、基本的にご本人の出席です。代理出席は、逝去された方のみでした。中でも、やなせたかし先生を生で見られる機会は、あまりないと思うので、良かったです。受賞に対する感想では、気持ちを即興(?)で歌いだすという、さすが御大と感じた一場面がありました。
それから、アニキこと水木一郎さんが登場して、お馴染み「マジンガーZ」と「キャプテンハーロック」の歌を披露しました。そして最後に、両部門の最優秀賞の発表です。公募作品グランプリは実写アニメの台湾作品、確かに見ていて面白い作品でした。アニメーションオブザイヤーは「ヱヴァンゲリオン劇場版序」でした。それから、石原都知事の挨拶(あえて言うことじゃないけど…だが、あえて言おう!正直話が眠かった…)があり、一旦締めたのですが、見本市のほうでステージをこなしていた声優賞受賞の宮野真守さんが到着したので、滑り込みで授賞式。
16時20分ごろに終演したので、そこから見本市へ向かいます。さすがに、もう待機列はありません。会場に入り、まずはグルリと一周。一段落したら、「しゅごキャラ!」と「プリキュア5」関連を探してみました。「プリキュア5」は、思ったほど見つけられず、シロップのでかいぬいぐるみぐらいでした。これって、ほぼ実物大に近くない?それから、サテライトブースにて「しゅごキャラ!」まみれ~。正面の壁には、キャラの相関図があり、そこに新ガーディアンのメンバも載っていたのですが、当日朝のなでしこショックのせいか、現場では気づくことなく。ちなみに、置いてあったガシャは既に売り切れ。残り半分を明日売り出すようですが…まあ、5月まで待てばいいかと諦め。一方、ポニーキャニオンブースの「しゅごキャラ!」コーナーは、ややこじんまりとしていました。
それから、特別展である「マンガ・アニメーションミュージアム展」へ。各館から寄せられた様々な展示物を見ることができます。非常にお得な感じですね。個人的には、巨匠たちの愛用品の展示に、感動しました。しかし、さすがに貴重な品を集めているだけあって、警備が厳重です。このスペースにこの人数?といった感じで、5秒以上警備員の姿が視界に入らないことがないといったレベルです。
さて、アニメフェアの楽しみは、新しい作品ばかりではありません。葦プロブースでは、あのミンキーモモの姿が!横にはラムネスの姿!この作品、どちらも大好きなので、溜まりませんなあ~。もう少し早くくれば、何か買えたみたいですね。てか、昔みたいに、大画面で懐かしアニメを流してくれるところ出ないですかねえ~
それから、いろいろ徘徊して、着ぐるみを撮りつつといった感じで。最後は、何やら人が集まっているところに行くと、「ガンダム00」の映像が流れています。しかし、どうも見たことのない内容…って、これって当日放送の話!?というわけで、本放送から30分前倒しで流していたようです。常に、歓声や感嘆、どよめきがその場に溢れてきて、すごかったです。内容も、第1期の最終話ということもあり、展開が激しくて面白かったです。見本市に来て、 一番盛り上がったのはここかも?
蛍の光が流れて、閉場となった頃に、会場を後にしました。グッズが売り切れていたことや、見たかったステージイベント(しゅごキャラ!のトークショー)が見られなかったなど、若干悔いはありますが、そこはもともと織り込み済み。概ね満足のイベントでした。