北京旅行~最終日

最終日、6時すぎに起きて、だらだらと過ごし、10時すぎにチェックアウトを済ませました。

この日は前日までに比べて、空が霞んでいる気がします。目がしょぼしょぼしたり、鼻が痛かったりしたので、大気汚染の影響かな、と思いました。帰国後に在北京米国大使館の測定データを見たところ、確かにこの日の汚染レベルは高かったようです。初日と2日目が良で、3日目が軽微汚染、最終日が軽度汚染でした。幸いこの日は帰国日なので、大気汚染の影響は最小限に済ませられます。

さて、この日の朝食は、呷哺呷哺にていただきます。読み方は、しゃぶしゃぶ。その名の通り、一人用しゃぶしゃぶのお店です。中国っぽさはそれほどないですが、日本で調べている時に、とても行きたくなってしまったのです。店内は、日本の吉野家みたいなカウンター形式です。テーブル席もいくつかあります。適当に座ると、メニューシートを持ってきてくれるので、そこから選びます。よく分からなかったので、全部入りっぽいものを選びました。あとはスープも4種類くらいから選びます。メニューシートでチェックするだけなので、基本的に簡単なのですが、微妙に戸惑って、お店のおじさんに助けてもらいました。何を迷ったのかは、よく覚えていません。飲み物は、唯一漢字から想像できたマンゴージュースにしました。

スープの用意はわりと早かったですが、具が出てくるまでは、そこそこ時間が掛かりました。満を持して登場した具材は、事前に聞いていた通り、一人には十分な量でした。肉も野菜もたっぷりです。食べきれないことはないですが、良い感じに満腹になりました。ちなみに、具のなかに生卵があったのですが、これはしゃぶしゃぶすべきなのか、生卵として取り皿に解いていいのか、少し迷いました。結局後者にしましたが、これで正解だったのでしょうか。

量が多くて結構がっついて食べたので、手がベトベトになってしまい、ちょっと気持ち悪いです。こういう時、ウェットティッシュを持ち歩いていると便利ですね。残念ながら、自分は持ち歩いていません。ちなみに店へ入ったときはかなり空いていましたが、昼時が近づくとだいぶ混雑してきました。席数は結構ありましたが、鍋物で回転が悪いので、待ちたくなければ早めに行った方が良いかもしれません。

12時すぎ、2号線と5号線を乗り継いで、天壇東門駅に向かいます。駅に着いたら、1分くらい歩いて、天壇公園東門のチケットブースへ行きました。そこで主要施設が見られるチケットを購入します。そして地図は有料です。要るかと尋ねられましたが、園内にも地図表示はあるだろうから、買いませんでした。

入場して、東門からまっすぐ進んでいくと、広場に出ます。色々とパフォーマンスを披露している人たちがいました。ここでは、宰牲亭や七十二長廊、七星石が見られます。七星石は、すっかり子供たちの遊び場になっていました。

七十二長廊沿いに先へ進むと、天壇公園のシンボルとも言える祈年殿が見えてきます。ここは個別にチケットが必要な施設となりますので、手持ちのチケットに入場済みの印が付けられます。メインとなる建物以外の周辺の彫刻等も見事ですね。こうした円い建造物はここまで見て来なかったので、新鮮でした。何だか優しさを感じて良いです。

そして何故だかよく分かりませんが、結婚式を挙げた多くの新婚さんが、ここで写真を記念写真を撮影しています。故宮では一切見かけませんでした。何か云われのようなものがあるのでしょうかね。女性の結婚ドレスはやはり華やかで、真っ赤な色だったり、中華テイスト溢れるものも多く、勝手ながら楽しむことが出来ました。

その後は木々に囲まれた道を歩いて、百花園に向かいました。色とりどりの薔薇が咲いていて、美しいです。それから斎宮へ向かい、外観を見学しました。天壇公園は、主要スポット以外はそれほど混雑しておらず、のんびり過ごすことが出来ます。

続いては、皇穹宇へ。内部を見学するには、ちょっとした列が出来ています。そんな皇穹宇を囲むように建っているのが、回音壁です。話し声が壁を伝わって、反対側まで聞こえると言われています。自分では試しませんでしたが、小さな子供が大声で試しており、確かに音が壁を伝わって聞こえています。壁に耳をつけて聞けば、完全に反対側からでも聞こえるのかも。

その後は圜丘に向かいます。皇穹宇から2つの門を抜けると、到着です。さっそく階段を登って一番上の壇に行きます。中心にある天心石の周りには、常に誰かしらがいて、石の上に乗って記念撮影しています。圜丘の上から南西のほうを見ると、船のマストのようなものが見えました。

一通り見終えたので、出口に向かいます。すると、ぽつりぽつりと雨が降り始めました。この日は朝から曇り空で、涼しいけどジメジメするなあ、と思っていたら、雨予報だったとは。早足で出口に向かい、何とか本降りになる前に、駅へ着くことが出来ました。

14時すぎ、後はこのまま地下鉄を乗り継いで、北京首都国際空港へ向かいます。少し早いかな、と思いましたが、結果的にちょうど良かったです。余裕は持つに越したことないです。

あとは日本へ帰国するだけ、と気楽に構えていたら、セキュリティチェックで引っ掛かってしまいました。理由はバッテリーです。カメラとバッテリーは荷物から出すように指示があるのですが、スマホ用のバッテリーと出し忘れたので、再検査。再検査になると鞄の中をぐっちゃぐちゃに引っ掻き回され、徹底的に調べられます。バッテリーとして例示されたものがUSBメモリっぽい形状だったから、無意識下に記憶媒体と勘違いしてしまったんですよねえ。にしても、カメラとバッテリーを荷物から出すように指示されたのは、中国が初めてでした。

一悶着ありましたが、制限エリアへ入れました。茶葉でもお土産に買おうかと思いましたが、少し前に宇治で買っているので、今回は何も買いませんでした。飛行機は、予定より少し遅れて出発です。機内では、映画インターステラーを見ました。

こうして、今回の北京旅行は終了です。

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