ISS国際宇宙ステーションは90分で地球を一周していますが、ISS自体は発光していないので、地上から観望するためには、ISSが太陽の光を浴びていて、且つその光が見えるべく地上は太陽が出ていないという状況が必要です。なので、早朝か夕方の時間帯となります。
2021年02月07日、この日は二回に分けて、全国的に観望チャンスがあるということで、少し話題になっていました。17時43分に北北西の空から昇り始め、17時46分に最大高度に達し、17時49分に西の空へ沈んでいきます。見える位置などの情報は、下記のサイトが便利です。
この日は実家にいたので、近所の三輪野山近隣公園に出かけてきました。ちょうど入口の部分が高台になっていて、北方面を見渡せるのでちょうど良いです。空は、高い部分に雲が出てしまっていますが、真ん中以下は晴れているので、条件は悪くないです。しかし、どうも肉眼ではよく見えません。時折うっすら光が見えたような気がしますが、すぐに消えてしまい確証が持てないままです。とりあえず方角と時間は分かっているので、広角でシャッターを切るだけ切っておきました。
肉眼で見えなかったため、手応えなく帰宅しましたが、写真を見るときちんとISSが映っていました。複数枚撮影して、その軌跡からISSで間違いなさそうです。しかし結構弱い光ですね。慣れないと肉眼で見るのは難しいかも。TG-5で撮影したため、カメラ側はあまりいじれませんでした。
ISSは月や惑星に比べ、その独特な軌跡が面白いと思うので、光跡や一定時間単位での多重露出などで表現できたら、と思いましたが、今回はそこまでの余裕はありませんでした。