城ヶ島公園でふたご座流星群2022を観賞

2022年12月14日、この日の夜に極大を迎えるふたご座流星群を見に、城ヶ島公園まで出かけてきました。昨年はペルセウス座流星群を見に城ヶ島公園まで行きましたが、ふたご座流星群を見に来るのは初めてです。ただ極大が22時ごろなのですが、交通の都合上21時20分ごろには撤収しなければいけません。こういう時には車があると便利だなあ、と思います。

三崎口までの電車が思いのほか便がなく、何だかんだで19時ごろ城ヶ島公園に着きました。空を見上げると何だか一面雲に覆われているような。ここまでの道中ずっと快晴だったのに。一抹の不安を抱きつつ、真っ暗な公園を歩いていき、いつもの街灯が少なく海が見える小さな広場を拠点にしました。改めて空を見上げると、雲は西と南に広がっているものの、星は見えてひと安心。さっそく三脚と赤道儀とカメラをセッティングしますが、一向に流星の姿を捉えることができません。写真だけではなく肉眼でも見えていません。反対側にいたグループのランタンの光が邪魔だったこともあり、場所を移動します。

次は、展望台を過ぎて右手の階段を下りた広場に陣取ります。そして街灯が岩陰に隠れる位置にカメラをセッティングしました。ただそれでも光は漏れているので、長時間露光した写真を見ると、やはり街灯のある方向は明るくなってしまいます。

しばらくすると、流星の姿を捉えられるようになりました。極大が近づいてきたためでしょうか。見られるときは連続して数個の流星が流れることが多いです。あつ森の流星群と同じですね。何もない時は、結構長い時間何も来ません。21時前後が一番多く見られた気がします。はっきりと分かった明るいものだけでも20個以上あったと思います。数が多くて途中で数えるのを止めてしまいました。

しかし、カメラに収めることができたのはごく僅かです。こればかりは運の要素が大きいですからねえ。数を打たなきゃ駄目です。ちなみに、前半はコンポジット撮影をしていたのですが、後半は長時間露光撮影に切り替えました。その結果、映っていたのは後者のみでした。コンポジット撮影だとISOの最大値が1600なので、これが影響している可能性はあるかな、と思っています。ただ前述の通り、後半の方が極大に近いので、因果関係は不明です。

2022/12/14 20:29 ISO-3200/f4/露光時間92秒/焦点距離12mm

今回のベストショットはこちらです。20時30分には、とても明るい火球の姿を捉えることができました。夜空が一瞬眩しく輝き、光跡は5秒以上残っていたように感じます。放射点から考えて、これはふたご座流星群ではありません。うみへび座σ流星群かもしれません。

以下、その他の写真を載せます。ふたご座流星群と思われる流星も捉えていますが、だいぶ薄い光の筋になっています。流星は一瞬の光なので、露光時間で光量を稼げません。もっと明るいレンズが必要ですね。

2022/12/14 20:35 ISO-3200/f4/露光時間20秒/焦点距離12mm

右側の上の方を、左から右に流れています。肉眼で見た時にはもっと明るく感じましたが、写真に残すとだいぶ暗くなってしまいます。これはふたご座流星群だと思われます。

2022/12/14 20:49 ISO-3200/f4/露光時間40秒/焦点距離12mm

火星の左を、左下から右上に流れています。こちらもふたご座流星群だと思われます。

2022/12/14 20:59 ISO-3200/f4/露光時間66秒/焦点距離12mm

ベテルギウスの左下を上から下へ流れています。これはオリオン座χ南流星群ですかね。なお雲が被ってきたので、画角を変えて逃げていましたが、追い付かれてしまいました。

天気予報では、関東は概ね晴れなのですが、三浦半島の南から雲が流れてきて、22時ごろから三浦半島の先端だけ曇りとなっていました。その予報通り、21時20分に撤収する頃には、雲の量が増えてきていました。極大までいられなかったのは残念ですが、結果的にちょうど良いタイミングだったのかもしれません。

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