飛鳥と吉野の旅~初日

初日、品川駅から東海道新幹線に乗って京都駅まで移動します。京都駅から新幹線改札口を出ると、すぐ目の前が近鉄京都駅なので、そこで近鉄特急に乗り継ぎます。のんびりとした景色を車窓から眺めつつ、コンビニで購入した鯛むすびで小腹を満たします。

橿原神宮前駅に着いたら、コインロッカーに荷物を預けて、橿原神宮まで歩きます。天気が良く、境内の新緑が眩しいです。神武天皇の宮があったとされる地であるため、日本始まりの地とされていますが、橿原神宮自体は明治時代に創建された官幣神社です。表参道を通り、2つの鳥居を抜けて、南神門をくぐります。そこから巨大な絵馬が掲げられた外拝殿を通り、参拝を済ませます。それから廻廊を回って内拝殿を見学します。廻廊の壁面には、神武天皇御一代記絵巻のパネル展示があります。

その後は北神門を抜けて若桜友苑を見学します。慰霊碑や関連する航空機の説明板がありました。同じ苑内にあるイトクの森古墳やその上に建つ池田神社も拝観しました。

さて、そろそろお昼ご飯を食べたかったのですが、目を付けた麺屋いちびりは入店待ちの列があったので断念。電車で飛鳥駅まで移動します。

飛鳥駅に着いたら、珈琲の館 御園で一服します。注文したのはメープルワッフルとアイスコーヒー。アイスと生クリームとメープルシロップ、そしてワッフルと堪能しました。

食後は少し歩いて高松塚古墳のある公園エリアに向かいます。トンネルを通って道路の反対側に移動し、芝生広場を通り過ぎて坂道を登っていくと、高松塚古墳が見えてきました。芝生などが丁寧に手入れされているため、墳墓の形がよく分かります。何も知らなければ盛土にしか見えないのですが、日本史を学んでいれば、そこに太古の景色を重ねることができます。

当日は天気が良かったこともあり、周辺の景色も素敵で、とても気持ちが良いです。公園になっているので、軽く散策しました。ちなみに中尾山古墳も気になりましたが、園内は結構広く、この後の見学時間も考慮して、断念しました。

続いて高松塚壁画館へ向かいます。館内は1フロアであまり広くありませんが、壁画の再現模写などを見学できます。一部展示を除いて撮影も可能です。

高松塚古墳を一通り見終えたので、次はキトラ古墳に向かいます。せっかくなのですぐ近くにある文武天皇陵にも寄って行くことにしました。高松塚古墳のある公園から抜けて進んでいく道を左脇に入ると、文武天皇陵に着きます。敷地内は入っていいのか判断がつかなかったので、外から撮影しました。お社がありますが、墳墓自体は山形なので、パッと見よく分かりません。

文武天皇陵を見学した後は、キトラ古墳へ向かいます。そこそこの距離を歩きます。周囲には低い山々が連なり、盆地を感じさせます。そこそこ車は通りますが、全体的にのどかな雰囲気です。

やがて正面に小高い丘が見えてきましたので、とりあえず登ってみます。キトラ古墳に行くためのルートかと思っていたら単に展望台だったようです。古墳地区を見渡せる眺望は、気持ちいいですね。

それからキトラ古墳へ向かいます。途中には壁画の内容を複写できる乾拓板がありました。程なくして、キトラ古墳に到着します。斜面の下から、こんもりとした丸い丘を見上げる感じです。今でこそきれいに芝など整備されているからパッと見て分かりますが、最初の頃よく気づいたなあ、と思いました。

続いて四神の館へ向かいます。こちら地下のフロアは無料で見学できます。結構広くてボリュームもあります。1500年ほど前の天文図とか興味深いですね。有料の1階フロアは、ちょうど入場締め切り時間を過ぎてしまったので、見学できませんでした。

見学を終えたら、外のソファに座ってしばらくまったりとします。それから壺阪山駅まで歩きます。

壺阪山駅に着いたら、電車で橿原神宮前駅まで戻ります。当てにしていた電車が特急だったため、思ったより待ち時間がありました。

橿原神宮前駅に着いたら、本日の宿であるダイワロイネットホテルのThe KASHIHARAにチェックインします。橿原神宮前駅は3方向に線路が伸びていて、2つのプラットホームが斜めに交差する形になっているので、駅舎を跨いだ移動の感覚に慣れるまで、少し戸惑いました。

部屋で少し寛いだら、夕食のため外出します。最初に目をつけていた食べ処飲み処まるは満席で入れず、新たに調べて、徳寿庵に入店しました。

注文したのは、大和芋のとろろ冷奴、ささみ霜降り、白きくらげユッケ、三輪そうめん。お酒は、出世男(180ml)、吉野杉の樽酒(180ml)、春鹿(300ml)です。4人掛けのカウンターでちびちび飲んでいましたが、その後流れで、同じカウンターに座ったお二方およびそのお二方と顔馴染みと店員さんと、お話ししながら飲んでいました。久しぶりに終盤の記憶が完全に飛んでしまうほどに飲みました。一人で飲んでいる分には記憶が飛ぶほど飲むことはほぼないのですが、人と話しながら飲む時は少しペースコントロールを出来るようにならないとですね。

これ以降は記憶にないのですが、とりあえずホテルに戻って、眠りに就いたようです。

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