式根島ダイビング

2023年09月03日、式根島でダイビングしてきました。もともと7月末に予定していましたが、船と宿まで押さえたものの、ベストシーズン中の数週間前だったこともあり、ダイビングサービスを予約できませんでした。というわけで、夏休み時期終わりの9月頭で取り直しました。

お世話になったショップは、式根島マリンです。ダイビングスタイルはボートで、式根島港から出港して1本ごとに戻ってきます。エントリーはバックロール方式で、エグジットはボート横に掛けられたラダーを使い、フィンを脱いで上がります。この日は台風の接近により、天気は下り坂予報でダイビングが出来るか気を揉んでいましたが、思いのほか持ってくれました。しかし下り坂であることに変わりはなく、午後は少し海面が荒れてきました。

1本目は、御釜湾海中温泉です。こちらは式根島で最も有名なダイビングスポットかと思います。海底から温泉が湧き出す珍しいスポットとなります。港のひとつ隣の湾なので5分ほどでポイントに到着です。潜るとさっそく海底の岩場から気泡がブクブク上がっている様子を確認できます。そして温泉を浴びるアオウミガメの姿も見られました。

岩場の下などを覗くと、温泉によりサーモクラインが発生している様子を見ることができます。グローブ越しだとほのかな温かさですが、地肌だと一層湯温を感じられます。温泉成分が岩肌に付着して、髭のように漂っている光景も、これが海中温泉であることを印象づけてくれます。

後半は岩場から砂地へ移動します。こちらも温泉が湧いており、あちらこちらから気泡が上がっています。砂地から湧いている温泉は、その噴出孔の周りの砂が円錐状に盛り上がっており、低い位置から撮影すると面白い画が撮れます。

海中温泉がメインですが、魚も色々と見られ、終盤にはタカベの大群が目の前を覆い尽くして圧巻でした。

本数185
日付2023/09/03
エリア/ポイント式根島/御釜湾海中温泉
エントリ方法ボート
潜水時刻09:30-10:10
水深(平均/最大)9.7m/13.7m
水温(水面/水底)29.6℃/27.5℃
残圧(開始/終了/容量)200/60/10L

1本目を終えたら港に戻って水面休息です。特段やることもないので、ウロウロして景色を撮影したりしました。まだ天気が良いので、青い海に青い空を撮ることができます。

2本目は、鵜ノ根です。島の北側のポイントになります。ぐるりと東側から回っていきますが、外洋部分は台風の影響か、波が少し高くなっています。さっそく潜りますが、マスクの位置が少し上気味だったようで、鼻に少し水が入ってしまいました。

中層を舞うナンヨウツバメウオやキホシスズメダイの群れ、サザヤミヤッコなどを楽しみます。ネッタイミノカサゴとキリンミノカサゴという、2種類のミノカサゴにも出合えました。アオウミガメはこちらでも見られました。

あとはカシワハナダイやキンギョハナダイ、ハナゴイの群れも乱舞していました。ハナゴイはフラッシュの焚き具合で色が大きく違って見えますね。終盤では忙しなく泳ぎ回るアカハチハゼも撮ることができました。

本数186
日付2023/09/03
エリア/ポイント式根島/鵜ノ根
エントリ方法ボート
潜水時刻11:21-12:02
水深(平均/最大)11.6m/19.1m
水温(水面/水底)28.7℃/28.0℃
残圧(開始/終了/容量)190/55/10L

2本終えたら、近くの商店まで車で移動して昼食の買い出しです。この日は近くの別の商店が定休日ということもあり、色々と品切れになっていて、菓子パンしか買えませんでした。

3本目は台風の影響で海面が荒れてきたこともあり、港から近い足附というポイントで潜ります。潜ってみると、海面だけではなく海中もうねりが出始めています。岩場にくっついている真っ青なイバラカンザシを見遣りつつ、ツノダシやオトヒメエビなどを楽しみます。途中、コショウダイがやって来ましたが、気づくのが少し遅れたこともあり、上手く撮影できませんでした。他にはホシゴンべなどを楽しみました。

水深は比較的浅めで、一緒に乗船していたスキンダイビングの人たちが時折同じ深さまで潜ってきたりしていました。海中ではあまり感じませんでしたが、前2本と比べてずいぶん水温が低い場所があったようです。

本数187
日付2023/09/03
エリア/ポイント式根島/足附
エントリ方法ボート
潜水時刻13:41-14:16
水深(平均/最大)7.2m/14.1m
水温(水面/水底)26.7℃/21.7℃
残圧(開始/終了/容量)200/100/10L

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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