2024年04月30日から05月02日にかけて、二泊三日でシミラン諸島のダイブクルーズに参加してきました。こちらは2日目の記事です。
5時ごろ起床します。船の起床時間は6時ですが、前日早く寝ているので、この時間には大体目が覚めています。酔い止め薬を忘れずに飲んだら、部屋の外へ出ます。うっすらと空は明るく、次第に朝焼けへ染まっていきます。
朝食前の1本目のダイビングは、今回のクルーズのハイライトであるRichelieu Rockです。干潮時は根の先端が海面上に顔を出しているのですが、この日は満潮でしたのでほぼ見えませんでした。波間に時折姿が見え隠れする程度です。上の写真の真ん中あたりの、水面の色が少し変わっているところが、根の先端部分に当たります。
海中は思いのほか濁っています。ガイド曰く、10段階中の下から2番目の透明度だそうです。ただこの濁りは潮が当たることによるプランクトンの大量発生なので、それを狙ってたくさんの魚が食物連鎖に従って集まっており、魚影は相当濃くなっています。
魚が邪魔で魚が見えない、そんな状況になっています。とにかく小さい魚が大量に集まっており、それらを狙う捕食者たちの姿が、向かい側に見えます。そうした魚の大群や海の濁りにより、なかなか奥の魚にフォーカスを当てにくく、写真撮影が難しかったです。朝なので、若干の薄暗さもありましたね。
そんな中、トマトアネモネフィッシュやスカンクアネモネフィッシュなど、インド洋固有種の撮影をできました。トマトアネモネフィッシュはもう少しピントを合わせたかったですが、撮影時間が取れずに残念ながら切り上げです。
このダイビングでのエントリ時のミスは、BCの前を閉め忘れです。比較的テンポを求められるので、このペースに慣れるまでは、ついついミスを起こしがちです。
本数 | 199 |
日付 | 2024/05/01 |
エリア/ポイント | Surin Islands/Richelieu Rock |
エントリ方法 | ボート |
潜水時刻 | 06:51-07:40 |
水深(平均/最大) | 15.1m/24.6m |
水温(水面/水底) | 31.7℃/28.6℃ |
残圧(開始/終了/容量) | 220/80/10L |
1本目を潜り終えたら、朝食をいただきます。それから展望デッキに登って、ベッドの上でのんびり寛ごうかと思いましたが、日差しが熱すぎてすぐに断念しました。この日は良い天気です。
2本目は、1本目と同じくRichelieu Rockで潜ります。透明度は相変わらずですが、魚影の濃さも変わらずです。魚たちの大渋滞といった感じで、小魚の大群から捕食者の艦隊まで、とても賑やかな景色が広がります。特に小魚は数が多すぎて、まるで壁のようにそびえたり、斜面のように横たわったりして見えました。
キツネフエフキダイ、ワヌケヤッコ、ツバメウオ、青いヒトデを食べるフリソデエビなどを楽しみました。エグジットの手前では、ブラックフィンバラクーダの数十匹の群れを見られました。
このダイビングのエントリ時のミスは、マスクを上下逆に付けていたことです。何となく違和感を覚えていたものの、指摘を受けるまで気づけませんでした。
ちなみにこのダイビングが通算200本目のダイビングとなりました。ちょうどハイライトであるRichelieu Rockに当たったのは、美しい流れでした。
本数 | 200 |
日付 | 2024/05/01 |
エリア/ポイント | Surin Islands/Richelieu Rock |
エントリ方法 | ボート |
潜水時刻 | 09:18-10:06 |
水深(平均/最大) | 13.7m/23.4m |
水温(水面/水底) | 31.3℃/27.3℃ |
残圧(開始/終了/容量) | 220/80/10L |
2本目を潜り終えたら、昼食の時間になります。それから船は南へ戻ります。
3本目は、Tachai Pinacleで潜ります。岩が多いポイントになります。イエローバックフュージラーやブルーダッシュフュージラー、ランドールズフュージラーの群れや、ソウシハギ、ブラックピラミッドバタフライフィッシュの群れ、アカマダラハタなどを楽しみました。
本数 | 201 |
日付 | 2024/05/01 |
エリア/ポイント | Tachai Island/Tachai Pinacle |
エントリ方法 | ボート |
潜水時刻 | 13:22-14:09 |
水深(平均/最大) | 15.2m/22.3m |
水温(水面/水底) | 31.3℃/29.6℃ |
残圧(開始/終了/容量) | 220/50/10L |
4本目は、Bon Reefで潜ります。海中では、イエローバックフュージラーの群れを多く見かけました。他には水面近くで玉になっていたナンヨウツバメウオや、単独や小さい群れのカスミアジやロウニンアジなどを楽しみます。
水底付近に目を遣ると、ブラックチップリーフシャークが勢いよく泳いでいく姿を見られました。水底までだいぶ距離があったので、写真にシルエットを収めることは叶いませんでした。
本数 | 202 |
日付 | 2024/05/01 |
エリア/ポイント | Bon Island/Tachai Pinacle |
エントリ方法 | ボート |
潜水時刻 | 16:01-16:45 |
水深(平均/最大) | 14.4m/23.4m |
水温(水面/水底) | 31.9℃/28.7℃ |
残圧(開始/終了/容量) | 220/80/10L |
本日のダイビングを全て終えた後は、夕日を望みつつ、夕食ビュッフェをいただきました。
しばし歓談した後は、展望デッキで星を眺めました。クルーズ2日目くらいから、何となく1日の行動パターンが体に馴染んできます。そして22時ごろ、就寝しました。
記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。