2024年05月26日、八丈島でダイビングしてきました。お世話になったショップはアルケロンさんです。天気は雲が出ているものの概ね晴れており、ダイビング日和です。風はやや強めです。予定ではナズマドで2本潜った後に八重根でしたが、海況を見たところ潮流が速いため、先に八重根で潜ることになりました。水温は21度くらいが見込まれるので、ウェットスーツ(フードベストなし)にしました。若干冷えるかと思いましたが、ドライスーツはまだ慣れていないことと荷物が多くなることを嫌いました。
1本目は八重根です。八重根港からエントリします。セッティングを済ませてタンクを背負い、フィンを持ってスロープまで歩いて、滑り止めのバーがあるところで、フィンを装着します。ロープを右側で引きながら海の方へ進んでいきます。水に浸かって少し歩いた先で、一気に深くなるので、そこからジャイアントストライドの要領で飛び込みます。
思った以上に透視度が高くて驚きます。浅場で海草に光が差す光景は、まるで地上の景色にも思えました。色々生き物を探しながら海中を進んでいきます。しばらくカメラのピントが合わなくて、???となっていたのですが、マニュアルフォーカス設定になっていました。うーん、いつ変えたんだろう。シミランクルーズの星空撮影の時かと思ったけど、次の日にダイビングで使いましたし。最終ダイビングの終盤で上手く撮影できなかった記憶があるので、その時に何か変な操作をしたのかもしれません。
大きなアーチ下をくぐったら、根の側面を見ながら、生き物を探します。コンペイトウウミウシ、モンジャウミウシ、コンガスリウミウシや、モヨウモンガラ、キツネベラの幼魚、八丈タツなどを見られました。
やがて大きなブロック状のコンクリートが沈められたエリアに出ます。大きな階段状になっており、まるで海底遺跡のようにも見えます。近くの根の上ではアオウミガメが休んでいました。それからウミコチョウなどを見つつ、浅場へ移動してエグジットです。
事前に水中でフィンを脱いで、ロープを引っ張りながらエグジットポイントへ移動します。最後はエントリ時に飛び込んだ段差に足を乗せて、身体を引き上げます。というわけで、ビーチダイビングだけどエントリとエグジットは、ボートダイビングっぽい要素が入ります。
本数 | 206 |
日付 | 2024/05/26 |
エリア/ポイント | 八丈島/八重根 |
エントリ方法 | ビーチ |
潜水時刻 | 10:21-11:10 |
水深(平均/最大) | 10.6m/18.9m |
水温(水面/水底) | 24.3℃/21.7℃ |
残圧(開始/終了/容量) | 210/50/12L |
1本目を終えたところでお昼休憩です。鮭弁当をいただきました。
移動して、2本目はナズマドです。エントリの方式は八重根とほぼ同じです。こちらはロープの手前に手すりがあります。八重根と違う点は、バックロールのように背面から飛び込むことです。ある程度移動したら、そこから潜降です。
馬の背に沿って進んでいき、色々生き物を見ます。ユウゼンやレンテンヤッコ、トサヤッコなど、町城島らしい魚たちを見られました。ユウゼン玉には残念ながら出合えませんでした。それから二ノ根で大物待ちをしますが、不発に終わりました。
続いて三角根まで向かいます。北潮なので潮流に逆らう形になり、なかなか疲れました。表層の方が流れが強いので、もう少し深いところを進んだ方が良かったようです。エアーを気にして少し浅い深度を取りましたが、それが裏目に出ました。三角根でも大物待ちをしましたが、残念ながら不発でした。そこから戻って浅場を楽しみつつ、エグジットです。
本数 | 207 |
日付 | 2024/05/26 |
エリア/ポイント | 八丈島/ナズマド |
エントリ方法 | ビーチ |
潜水時刻 | 12:23-13:11 |
水深(平均/最大) | 13.8m/20.5m |
水温(水面/水底) | 22.9℃/21.5℃ |
残圧(開始/終了/容量) | 210/30/12L |
2本目で切り上げる方の送迎があるので、その間陸上でまったりと待ちます。曇ったり小雨が舞ったり晴れたりですが、どこかしらに青空が見えるので気持ちいい天気です。風が強めなのでラッシュガードを着ていると身体が冷えますが、ラッシュガードを脱ぐと日焼けが気になるので、塩梅が悩ましかったです。
3本目もナズマドです。今回はV字谷のほうへ下りて、その中でまったり生き物を探すダイビングです。卵の世話をするオヤビッチャやコガネスズメダイ、岩陰に群れる各種マツカサの群れ、ミギマキ、タテジマキンチャクダイの幼魚、テングダイなどを見ました。
ウミウシは、パイナップルウミウシ、キスジカンテンウミウシ、テントウウミウシ、シモフリカメサンウミウシ、ゾウゲイロウミウシなどを見ました。
甲殻類は、岩陰に隠れたイセエビとオルトマンワラエビがいました。また1本目では大きく撮れなかった八丈タツも、上手く撮影できました。
帰りは潮に乗って高速で帰りました。変な方向に流されないよう注意は必要ですが、楽々進めて気持ちいいです。エグジット直前ではアオウミガメが水面から水中へ戻っていく様子を見られました。
本数 | 208 |
日付 | 2024/05/26 |
エリア/ポイント | 八丈島/ナズマド |
エントリ方法 | ビーチ |
潜水時刻 | 14:26-15:13 |
水深(平均/最大) | 12.1m/21.5m |
水温(水面/水底) | 23.0℃/21.8℃ |
残圧(開始/終了/容量) | 210/40/12L |
往路はダイビング器材を自分で持ってきましたが、器材の乾燥や翌日の身軽さを考えて、着払いで宅配していただくことにしました。
記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。