錦江湾(桜島)でダイビング

2022年05月01日、錦江湾の桜島でダイビングしてきました。お世話になったショップはSBさんです。車に乗り、フェリーで桜島へ渡ります。約15分の船旅を楽しみます。あっという間に桜島に着いたら、ポイントへ移動します。

1本目のポイントは、袴腰。猫がたくさんいる桜島溶岩なぎさ公園の遊歩道からビーチエントリします。エントリしてすぐに見えるのが海草の森です。そこから少し進むと、海綿やソフトコーラル、ハードコーラルなど、とにかく賑やかで豊かな水底が広がっています。そして話に聞いていた通り、緑色の海ですね。植物プランクトンが多く発生しているためだと言われています。太陽の光も遮られるため、晴れている日の浅場でも海中は少し薄暗いです。

それから、ブリーフィングで注意すべき生物として挙げられたのが、イイジマフクロウニ。トゲには毒があり、ウェットスーツも貫通します。そのため、グローブの着用が望ましいです。

そして今回のダイビングのお目当ては、溶岩の根の深場にいるアカオビハナダイの群れです。このポイントに良く手前で、強く流れている箇所がありますので、岩を掴みながら移動します。自分の脚力だとフィンキックだけではその場に留まるのが精いっぱいかも。

良い感じに群れているところを、動画や写真で収めました。ストロボを焚かない方が緑色が残って錦江湾らしさがありますが、肝心の赤帯は見えづらいんですよね。でも自分のカメラシステムは、ストロボが一灯且つ拡散板がないので、群れの撮影には力不足です。他のゲストの方のライトにも助けられつつ、それらしい画を撮ることができました。水中ライトもいつか欲しいですねえ。色々欲しい器材は出てくるけど、水中でそれらを使いこなせるかはまた別問題で、悩ましいところです。

本数155
日付2022/05/01
エリア/ポイント桜島錦江湾/袴腰
潜水時刻10:10-10:43
水深(平均/最大)13.3m/27.4m
水温(水面/水底)20.1℃/16.3℃

エグジット後は、公園にある足湯で温まります。ウェットスーツなので、座面を避けて座ります。朝は雲が掛かっていた桜島でしたが、すっかり晴れていて抜群の展望です。

2本目のポイントは、少し移動した場所にあるケイレ湾。ボートが色々沈んでいる港になります。港の中を回るコースと深場へ向かうコースを選べるのですが、せっかくなので後者にしました。

海草の奥に産み付けられたアオリイカの卵を観察したり、イソギンチャクの群生の上を通ったりしていると、突然大量のキビナゴの群れがやってきました。そこそこの時間群れの中にいて、その流れを楽しみました。

そしてやがて深場にやってくると、巨大な鉄骨が連なっています。そこにはソフトコーラルなどの生えものが色々とあります。水底は結構深いので、中性浮力を取りながら鉄骨の周りを漂う感じで遊びます。

エグジットする直前では、筒の中に産卵しているニジギンポを見られました。

本数156
日付2022/05/01
エリア/ポイント桜島錦江湾/ケイレ湾
潜水時刻12:36-13:30
水深(平均/最大)11.1m/26.0m
水温(水面/水底)19.0℃/16.5℃

前日の南さつまでのダイビングも水温低めでしたが、この日のダイビングはさらに1度ほど低くて、ついに16度台となりました。錦江湾は元々水温が低めとの話でしたが、最深深度も前日より10メートルほど深いので、それも関係しているかもしれません。ウェットスーツなので、当然寒いのは寒いのですが、同時に案外いけるもんだな、という感想も抱きました。16度台は若い頃に3月の富戸で潜って以来の記憶があります。ただし、寒さに気を取られてしまう部分が大きく、様々な面からあまり望ましくないので、やはりドライスーツが欲しいですね。

あと桜島ということで降灰の影響か、ウェットスーツや器材類に細かい砂がたくさん付いていました。ウェットスーツを軽く水で洗っただけで、浴槽に砂の跡が残ります。単なるビーチエントリでは、ここまで残らないと思います。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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