平ヶ岳登山

2026年08月30日、平ヶ岳を登山してきました。プリンスルートでの登山となります。プリンスルートを使うには銀山平の宿に泊まる必要がありますので、奥只見山荘さんに宿泊しました。一人宿泊を受け付けてくれるのがありがたいです。

3時50分に送迎バスで宿を出発します。途中までは舗装路を走りますが、中ノ岐林道のゲートを越えるとダートになります。相当揺れると言われていましたが、運転が丁寧だったのでそこまで揺れが気になりませんでした。元々材木の運搬路として利用されていた道路が整備されたものになります。

5時30分、中ノ岐林道登山口に着きました。ベンチや仮設トイレがあります。小さなテーブルやタープもありました。こちらで準備を済ませます。前日までの雨で地面がぬかるんでいると思われるので、スパッツを装着します。宿で用意してもらった朝ご飯のお弁当はおにぎり1個だけいただきました。そんなにお腹は空いていませんでしたが、何も食べないとシャリバテしそうなので、お腹に入れておきます。残りは山頂でいただきます。

準備を終えたら山行を開始します。少し歩くと平ヶ岳沢に出合います。沢には一本橋が架けられており、一人ずつ渡るように注意書きがあります。

沢を越えたら登りが始まります。わりと手前にヒカリゴケのある洞窟への分岐がありますが、こちらは帰り道で立ち寄ります。樹林帯の中をひたすら登っていきます。道は整備されていて歩きやすいですが、急登ということもあって、一段の段差がわりと大きいです。そのため上りでもストックを活用した方が楽だと思います。

30分ほどで五葉松に着きました。初めてのランドマークです。道中にはメッセージカードが木などに吊るされており、急登の中でも一定の進捗を感じられるようになっています。

その後もクロベの大木など幾つかのポイントを通過します。途中で背の高い樹林帯を抜けて、低木帯に移ります。

前述の通り道は整備されていて歩きやすいのですが、上の方になるとやや崩れている箇所が出てきます。脇にルートが用意されているケースもありますが、単なる登山者による踏み跡の場合もあります。後者の場合、足元が安定しないこともありますので注意が必要です。1箇所、小さな脚立が立てられた段差もあります。

1時間半ほど登って、山頂エリアに着きました。この日は曇天かと思っていましたが、雲が徐々に晴れて青空が見えてきました。山頂エリアに広がる湿原が眩しく輝きます。

山頂エリアは木道が整備されているので、その上を歩いていきます。多少アップダウンはあるものの概ね平坦で快適な湿原歩きです。晴れていますが雲も出ているので時折陰ります。

やがて姫ノ池と平ヶ岳山頂の分岐に出合います。まずは右に曲がって山頂を目指します。途中に水場がありますが、ここの水は飲まない方が良いと言われました。山頂に向けてはやや上り基調で進みます。高山植物は花期をやや過ぎたのか、数はそこまで多くなかったですが、目を楽しませてくれます。

次第に青空が見えなくなり、ガスに覆われてきました。遠くから山頂部分がガスっているように見えていましたが、実際ガスの中でした。それでもがっつり真っ白ではなく、普通の曇天程度にある程度周辺は見渡せます。

そしてついに平ヶ岳山頂に着きました。山頂標と三角点は湿原から脇道に入った木々に囲われた場所にあります。なので山頂標と展望を一緒には映せない配置になっています。

ここからさらに奥へ進みます。この山頂標より数メートル高い最高地点がこの先にあります。一層濃くなるガスと風の中を1分程度進んで到着しました。行き止まりになっており、先へは進めません。

ガスで展望もなく寒いので、山頂では大休止せずに下ります。山頂から下ってくるとガスが晴れてきました。ただ先ほどよりもやや曇天気味ですね。

分岐点まで戻ったら、真っ直ぐ歩いて姫池に向かいます。10分弱低木帯を登っていくと、池塘が広がる池ノ岳山頂に着きました。大きめの池塘が2つあり、それぞれの前にデッキスペースがあります。天気も良い感じに晴れてきたので、こちらで大休止しました。

弁当を広げて、おにぎり、川魚の甘露煮、きゅうりの漬物を頬張ります。北を望むと、越後駒ヶ岳、荒沢岳、越後駒ヶ岳などの稜線が連なっています。風はやや強くて、池塘が波立つ時もあります。

平ヶ岳の方は相変わらずガスが掛かっていますが、一瞬だけ晴れる瞬間がありました。このタイミングで山頂にいれば……!ただ本当に一瞬で、すぐに再びガスの中へ消えました。

帰りは鷹ノ巣ルートへ迷い込まないように、右方向へ進みます。鷹ノ巣ルートは真逆のルートですが、パッと見一番分かりやすい分岐路で、逆に中の岐へ戻る周回ルートは若干見落としやすいので、そういう事案が起こるのかもしれません。実際自分は平ヶ岳方面から登ってくる時に気づきませんでした。山頂エリアを歩いて行くと徐々に曇天となり、ガスも目立ってきました。中の岐登山口への分岐に出合ったら、そのまま真っ直ぐ進んでたまご石を目指します。分岐から5分程度で到着です。

手前に岩場があり、その上からだとたまご石と奥にある池塘を一緒に映せます。奥に控える山々は山頂部にガスを被っていましたが、池塘がきれいに見えて良かったです。岩場を下りると玉子石の目の前まで行けます。絶妙なバランスで立っている様子が分かります。

分岐に戻ったら、後はひたすら下りです。ザレてはいないですが、急勾配でぬかるんでいる箇所もあるので、注意しながら下ります。標高が下がるとだんだんと蒸し暑さを感じてきました。ややペースを上げていることもあって汗ばみます。こちらは曇天でも奥に見える山々には日が当たっていたりします。

往路では行かなかったヒカリゴケの洞窟に立ち寄ります。分岐から123歩でたどり着くと書いてありましたが、疲れが溜まっていて歩幅が狭くなったか、140歩ほど掛かりました。最初、ヒカリゴケの看板の近くを見渡すも全然見つからなかったのですが、右のロープが張られた場所にありました。写真だとあまり発光具合が伝わらないですが、暗がりの中鮮やかに蛍光している様子を楽しむことができます。

その後は平ヶ岳沢に出合い、平ヶ岳沢の名水を汲みます。帰宅後にこれでコーヒーを淹れようと思います。

そしてあと20メートルほどで下山完了というところで、見事に転倒して尻を岩に強打しました。打った瞬間ひんやりしたので、内出血を覚悟しました。ただしその後の経過としては、思ったほど激しい痛みはなく日常生活に支障はなかったです。

一番手の下山となり、バスの出発まで1時間半ほど待機です。装備を洗ったり、送迎車でコーラを購入し飲んだりして、まったりと過ごします。登山口の茂みに虫やカエルなどがいたので、観察して楽しみました。

その後下山待ちで定刻から10分ほど遅れてバスが出発し、1時間半ほど移動して奥只見山荘まで戻りました。往路は暗くて景色が見えなかったので、帰りにその全貌が見られます。深田久彌氏が入山した沢などがありました。

今回の山行データは以下の通りです。

日程2026/08/30
距離10.17km
歩行時間5:01:52
経過時間5:14:07
高度上昇956m
平均心拍数142bpm

中ノ岐林道登山口からのピストンで、いわゆるプリンスロードです。山頂エリアまで急登ですが、道自体は整備されていて歩きやすいです。ただ一段の段差が大きいので、人によってきつく感じるかもしれません。急登なので下山のスピードが上がるかと思いましたが、上りとほぼ同じくらいの時間でした。距離が短いので、バテる前に山頂エリアに着いたこと、下りは転倒しないように少々慎重に下ったことから、そのような結果になったのかもしれません。

なおプリンスルートですが、鷹ノ巣ルートと比べて半分以上行程を縮めることができるので人気があり、自分は半年前に予約しました。昨シーズンは、気づいた時には都合の良い日程は埋まっており参加できませんでした。狙い目は平日開催日ですが、自分は公共交通機関勢であり、路線バスの運行が土日しかないので、往復を考えると日曜開催一択になります。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする