徳島の旅

2011年07月31日~08月02日にかけて、徳島を旅してきました。

初日、6時手前に起きて、8時すぎに羽田空港へ到着。朝ごはんにヒレカツサンドを買って搭乗しました。寝不足だったので、うとうとしているうちに、徳島空港へ到着です。バスに乗って徳島市内へ移動。30分ほどで徳島駅前に着きました。ヤシの木が立ち並び、開放感のある駅前です。

さっそく向かった先は、徳島城公園。もともと予定していませんでしたが、バスの車窓から見えて、気になったので行くことにしました。駅前から炎天下のなかをてくてく歩きます。途中、本日の宿の位置も確認出来ました。

公園に到着すると、石垣の遺構が目に入ります。いろいろな跡地の説明がありますが、ぱっと見て面影を忍ばせるのは、やはり石垣ですね。公園内に博物館があるので、入館してみました。徳島藩の歴史を中心に、阿波踊りなどの文化史なども展示されており、面白かったです。特別展の絵画展示を眺めていたら、途中説明員の方がお話ししてくれたので、いろいろ聞いてみました。

それから博物館前にある表御殿庭園を散策しました。天気が良かったので、色が映えてきれいですね。踏割りの伝説が残る石橋も渡りました。枯山水による表現をしている部分と、実際に水を張っている部分が各々あって面白かったです。水面の飛び石を渡れる箇所があったのですが、この日は水位が高くて渡れませんでした。その後は公園内を少し散策しました。

続いてお昼を食べに、徳島ラーメンのお店「いのたに」に向かいます。線路を越えて少々歩いた先に発見。行列の並び方が少々独特な仕組みで、最初戸惑いました。食券を買って先に注文し、席の周りに並び、席が空いた順に座っていくというものです。自分は一人だったことが幸いして、比較的早く座ることができました。

注文したのは大盛肉入りな中華そば。見た目ほどこってりではなく、肉との相性がちょうどいいですね。麺の感じも好みでした。

お腹を満たしたところで、徳島駅まで腹ごなしに歩きます。駅に着いたあとは、電車に乗って板東駅へ。駅から下りて向かった先は、四国霊場の一番札所である霊山寺です。一番札所ということもあってか、わりと賑わっていました。拝観を済ませて続いて向かった先は、二番札所の極楽寺です。

もともと霊山寺だけ行くつもりでしたが、意外と歩けそうだし、時間もあるので、三番札所まで歩いてお遍路することにしました。程なくして極楽寺に到着です。さっそく拝観を済ませましたが、途中動物園のような臭いのきつい箇所がありました。あれは何だったのだろう。

そして最後に向かった先は金泉寺。こちらは結構距離があり、なかなかたどり着きません。途中の自販機で給水しつつ進みます。まあ、程良い苦労ですね。しかし日焼け止めを準備してくれば良かったと後悔…。途中トンネルがあったので、そこで少々長い休憩をとって、体力を回復しました。しばらくして、ようやく金泉寺に着きました。

拝観を済ませたあとは、板野駅へ。入り口のあるほうを間違えて、線路の両側を行ったり来たり。閑散としたホームでしばし待っていると電車が来たので、まったりと鈍行で徳島まで戻りました。

ホテルにチェックインを済ませたあとは、近くにあるゑび一本店へ行きました。さっそく地元のお酒であるすだち酎を注文。肴には刺身の盛合せ。もう最高の組合せですねえ。地酒とお刺身、旅の夜はこれに限ります。その後は、いわしの煮付けやうつぼの天ぷらなど、地のものをいただきます。締めは、じゃこ茶漬けとそばごめ汁。大将ともお話しできたし、楽しい旅の一夜でした。

ホテルに戻ったあとは、昼間の疲れもあり、日が変わる前に寝ました。

二日目、6時30分ごろ起きて、身支度を済ませます。朝食をいただき、9時30分ごろホテルを出発。徳島駅から電車に乗って、穴吹駅へ向かいます。目指す先はうだつの街並み。駅からそこそこ距離がありますが、歩いていくことにしました。サイクリングロードぽい道をてくてくと。途中吉野川を渡って、ようやく到着です。

平日の昼間ということもあってか、人通りも少なく、落ち着いており、良い雰囲気でした。途中にあった資料館などを覗きつつ、街並みを散策します。ひと通り見終えたら、一服したかったので、角屋という喫茶店に入店。柔らかい光に包まれた素敵な店内で、すだちシャーベットとブレンドコーヒーをいただきました。

その後は、電車の時間の関係で、急ぎ足で駅へ戻ります。帰りは、行きとは反対岸を歩きました。こちらのほうが吉野川を眺めることができて、気持ちいいですね。

穴吹駅から電車に乗り、向かった先は大歩危駅。しかし、駅から下りるもどこへ行くべきか…。どうも歩いて行けるような観光スポットはないようですね。下調べが不十分でした。仕方ないので渓谷沿いを歩いて、道の駅まで行ってみることにしました。手持ちの現金が底をついていたので、途中の郵便局で補充です。

道の駅に着いたら、少し遅い昼食。名物の祖谷そばをいただきました。一本一本が太くて、口の中ですぐに崩れる感じです。すするように食べるより、ごはんをかき込むように食べたほうが、おいしく食べられますね。

満足したところで、外へ出て渓谷の様子をぼーっと眺めます。紅葉の時期は、一層きれいでしょうね。しかし、徐々に雨足が強く…。大歩危駅まで電車で来る途中、ものすごい豪雨があったのですが、山間の土地だけに、天気は不安定みたいです。徒歩でこれ以上回るのも難しいので、大歩危駅に戻ることにしました。

そして長い長い電車の旅。大雨の影響で電車が遅れているとのアナウンスがありましたが、それほど大きな影響を受けずに済みました。暮れゆく沿線の景色を眺めながら、うとうと。19時くらいに徳島駅に着きました。

良い時間なので、そのまま夕食のお店に向かいます。場所は繁華街方面。駅から少々南に向けて歩きます。入ったお店は、一鴻。地産の阿波尾鶏をいただけるお店です。一人用のセットメニューがあるそうなので、そちらを注文しました。あとは気になった小松島の竹輪を単品で。お酒はすだちハイボールと、鳴門金時です。セットメニューは、ささみの天ぷらや骨付き鳥など、阿波尾鶏を満喫することが出来ました。

ホテルに戻ったあとは、だらだらと過ごします。電車のなかで眠ったせいか、なかなか寝付けませんでした。

三日目、荷造りを済ませて、9時30分ごろチェックアウト。10時に駅前からバスに乗り、鳴門を目指します。観潮船に乗りたかったので、フェリー乗り場で下車したけど、ここ周りに何もないんですね。観潮船の出航までだいぶ時間があるので、鳴門公園のほうまで歩いてみることにしました。

かなり距離があるように感じましたが、実際に歩いてみると、片道30分くらいで行けます。さっそく見つけた渦見茶屋にて昼食をいただきます。鯛めしとすだちうどんのセット。鳴門名産のワカメ入りです。席からの眺めも良く、おいしくいただきました。

その後は渦の道の入り口や、鳴門大橋を眼前で眺めたりしました。いろいろ散策できそうな場所がありましたが、戻りの時間を考えるとあまりのんびり出来ません。

フェリー乗り場へ戻ったあとは、自販機のアイスなどで喉の渇きを癒します。そして間もなく観潮船の出航時刻になりました。船は結構早く、あっという間に鳴門大橋近辺に到着です。すると海面が複雑にうねっている様子が見えます。風による波では見られないようなそんなうねり方。時折大きな波が崩れて一面白波になったかと思えば、一気に穏やかになったり、とにかく表情がコロコロ変わります。肝心の渦潮ですが、発生しても数秒で消えてしまうので、写真に収めるのは難しいですね。かろうじて消えかけの渦潮を、一枚撮ることができました。

帰りは、売店でお土産をいろいろ購入しました。じっくり見ていると、あっという間に時間が経ちますね。バス停でバスを待っている間、タクシーの運ちゃんたちと会話しました。主に震災ネタ。そうかあ、西日本の人から見ると、東日本の人に振りたくなる話題なんですねえ。

それからバスに乗って空港を目指します。…が、しかし、なかなか空港に着きません。おかしいなあ、と思い、携帯のGPSで地図を確認したところ、明らかに通り過ぎたっぽい場所を走っています。おおう、寝過ごしたorz。仕方ないので、徳島駅まで乗って、そこからタクシーで空港に向かいました。うう、時間もお金ももったいない…

タクシーの運ちゃんと会話。阿波踊り期間中のこととか、徳島城博物館の小ネタとか。空港に着いたあとは、まるたかにてミニラーメン。小腹を満たします。搭乗手続きを済ませたら、お土産のお酒の購入。おお、思ったより種類がありません。買おうと思っていたものに近いものを購入しました。

それから飛行機に乗って、19時手前に羽田空港に到着。東京モノレールに乗って、帰宅しました。

今回の旅は以上です。寺社や史跡、景勝地などを散策できて、料理もお刺身や肉料理、ラーメンなどを満喫することができました。一部雨に降られましたが、概ね快晴で、満足の旅となりました。

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コメント

  1. こやまる より:

    ぼくぴさん、こんばんは☆

    徳島旅行レポ、拝見させていただきました。
    今回も見所満載で、計画に抜け目がありませんね!

    私も数年前に徳島を訪れていますが、いろいろな写真の中から
    懐かしいなぁと一番思ったのは、JR四国の鉄道の風景だったりします。
    四国はディーゼル車メインで、架線も無いことから
    どことなくのんびりした雰囲気が漂いますよね。

    渦潮もバッチリ見られてうらやましいです。
    私は橋の上から眺めましたが、その日はかなり穏やかで、
    渦潮の判別も難しいくらいでした。。
    行ったことのないうだつの街並みと含めて、改めてリベンジしたいです。

    いろいろと旅行されているぼくぴさんの訪問県リストも
    かなり埋まってきたのではないでしょうか?
    次回の旅行レポも楽しみにしています~。

  2. bokupi より:

    To: こやまるさん

    おはようございます!
    四国の鉄道はのんびりしていていいですね。
    仰せの通り架線もなく、高い建物も少ないので、空が広くて良いです。
    本数は少ないので、乗る側ものんびりした気持ちで♪

    渦潮、こやまるさんは橋の上からご覧になりましたか!
    そちらからの眺めも見てみたかったです。
    船は間近で見られますが、時間制限がありますからね。
    今回は渦潮が見られて、運が良かったなあ、と思います。

    うだつの街並みは、電車だとそこそこ歩きますが、良い雰囲気でしたので、
    機会があればぜひぜひ。

    訪問県リストは、だいぶ埋まりました。
    あと3県くらいでしょうか。
    ここまで来ると、逆に埋めてしまうのが、もったいなく感じてしまいます(笑