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登山やトレッキング

鎌倉アルプスをハイキング

鎌倉は何度も訪れていますが、鎌倉アルプスのハイキングコースをがっつり歩いたことはなかったので、2020年12月08日、紅葉に合わせて歩いてきました。2019年の台風による被害のため、一部のルートは通行止めが解除されていませんので、市のホームページで事前に情報収集をしておきます。

装備は、デイパック利用でストックは無しです。さすがに登山ザックは大仰かと思いまして。ウェアと靴は登山用装備です。また、先日購入したチタンマグカップを使ってみたいので、お湯を入れた水筒と共に持参しました。

コースは、目的地を獅子舞にしたいので、反対側に当たる建長寺の半増坊を起点としました。建長寺の境内に入って階段をいくつも登って半増坊にたどり着いたら、ハイキング開始です。

かなり簡単な道を想像していたら、いきなりそこそこの下り道が登場して面食らいます。しばらく進むと十王岩が現れました。岩に登ると横浜側を望むことができます。近くにはやぐらもあります。

空は残念ながら曇り模様。昼ごろまで快晴でしたが、ちょうどハイキングを始める頃に雲が広がってしまいました。

標高は高くありませんが、それでも周囲を見下ろすことができるので、気持ちの良い眺望を楽しめます。木などに阻まれる箇所も多いので、常に展望があるわけではありません。

歩き始めてすぐのところに短いロープ場がありますが、全体として平坦でよく整備されているため、歩きやすい箇所が大半です。大平山に登る手前のところが少し頑張りどころかもしれませんが、ごく普通の登山道レベルです。

大平山、標高159.2メートルの看板に達成感を得た矢先、左手を見ると、ゴルフ場の駐車場が見えて一気に興ざめします。左を視界に入れずに進みたいところです(苦笑。この界隈はススキが方々に生えていて、きれいですね。

ここからもう少し歩いて、天園を目指します。ここは車も通行することがあるので、要注意です。上手く路肩へ避けましょう。

そして天園に到着です。ちょっとした広場になっています。自分はスルーしてしまいましたが、何か食べたりする場合は、ここで行なった方が良いです。この先十分なスペースを確保できる広場はありません。

さて、ここから獅子舞を目指して進みます。こちらは横浜方面へ抜ける道も合流しているので、地図を見て確認しながら進んだ方が良いです。自分は間違えて一度横浜方面へ進んでしまいました。

天園から下って行く際に、倒木している光景をちらほら見かけるようになります。先述した台風の被害でしょうね。修復前はもっとひどい状態だったのでしょうね。

途中にある天園休憩所は、平日ということもあってか、閉鎖中でした。そのまま下へ進み、瑞泉寺方面と獅子舞方面の分岐路に差し掛かります。瑞泉寺方面には通行止めを知らせる看板が立っています。手書きで通行可能と上書きされていますが、これは犯罪者による所業なので、通行止めが正しいです。

獅子舞方面に向けて下っていきます。つづら折りの細い道で、日が当たらないのか、地面が結構ぬかるんでいます。しばらく歩いていくと、ついに獅子舞に着きました。

寺社の紅葉とは趣の異なる、山の紅葉を楽しめます。曇天なので色は映えませんが、谷間で丈が高く真っ赤に色づいた椛が辺りを囲う光景は、目を奪うものがあります。

獅子岩を眺めつつ、岩場に腰かけて、持参したオニオンスープをいただきます。チタンマグカップ初使用となります。水筒で持参したお湯を注いでオニオンスープの出来上がり。カトラリーがないのは予想以上に不便でした。具材もそのまま飲めるかなあ、と思ったけど、そうはいきませんでした。なお、こちらのハイキングコースはガスなど火器の使用が禁止されていますので、ご注意。

獅子舞で紅葉を満喫したら、あとは永福寺跡方面の出口を目指して進むだけです。少し急な下り道がありますが、そこを越えたら沢に沿った平坦な道が続きます。なのでコース自体は簡単ですが、獅子舞を見るために高齢者の方がやって来るので、進みがとても鈍くなる恐れがあります。道が細いので追い越しもしづらいです。まあ、この辺は鎌倉アルプスを歩く時点で、ある程度覚悟して織り込んでおく必要があると思います。

今回の登山データは、以下の通りです。

距離3.89km
山行時間01:33:39
移動時間00:57:17
高度上昇133m
高度下降243m

天園で少し迷って横浜方面へ出てしまったのが、右端に伸びている線です。半増坊からの天園ハイキングコースはわりかし真っ直ぐな部分が多いですが、天園から獅子舞へ下りる部分は、だいぶグニャグニャしてますね。

建長寺境内を半増坊まで結構登っているので、ハイキングコースは全体として下りになります。半増坊から天園までは、軽いアップダウンの繰り返しですね。大平山と天園がピークといった感じでしょうか。獅子舞での休止時間があるので、終盤部分が平たくなっています。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。


泉ヶ岳登山

2020年11月15日、泉ヶ岳を登山してきました。今回は登山旅行ではなく、旅行中の登山なので、若干軽装備です。ザックはデイパックで、ストックは持ってきていません。ウェアや靴はフル装備です。天気は午前中は快晴で、昼すぎから少し雲が出てきた感じです。気温も行動中はアウターが要らない程度。良い登山日和でした。

泉ヶ岳は仙台の中心部から比較的アクセスが良いですが、それなりに距離はあります。地下鉄で泉中央駅まで行き、そこからバスで40分ちょっと掛かります。

泉岳自然ふれあい館停留所で下車したら、登山スタートです。さっそく登山届を記入して提出します。施設としては、トイレや自販機等があります。トイレの傍に見える自販機は有料施設内なので、使えません。

往路はかもしかコースを選びました。スキー場のゲレンデを登っていきます。普段は滑り降りるだけですが、いざ登るとその勾配が堪えます。中央部分は凹凸が多くて歩きにくいので、端っこの方を歩いた方が良いです。このゲレンデ部分が今回の登山で一番急登だったかもしれません。視界は開けているので、登りきった後に見渡す景色は気持ちよかったです。

ゲレンデを抜けると、笹が生い茂る平坦な細い道になります。笹に光が遮られるためか、足元は結構ぬかるんでいます。この道を抜けると、開けた場所に出ます。

ここが兎平になります。山の上といった感じで、気持ちの良い場所です。鳥のさえずりも心地よいです。兎平を抜けると、一旦樹林帯に入って登っていき、その後下ります。下った先に見えてくるのが岡沼になります。

岡沼は水の涸れた沼になります。丈の高い草が茂っています。奥の方にはハイマツの黄葉が見られます。そして足元には雪が見られました。もうチラホラ降っているんですね。

岡沼を抜けると、後は山頂に向けて登りが続きます。時々岩が出てきますが、基本的に歩きやすい道が続きます。樹林帯ですが、多くの木々は落葉しているので、空や麓の様子が木々の隙間から望めます。若干木の高さが低くなってきたら、他のルートと合流し、山頂へ続くルートに入ります。

そして、ついに登頂しました。山頂は岩が転がる広場になります。木々が周りに生えているので、眺望はあまり良くないです。とりあえずここで大休止をして、昼食をとります。コンビニで買った仙台みそおにぎりとフレンチトーストになります。身体を動かしていないと一気に寒さを感じますね。行動中は暑くてアウターを脱いでいましたが、休憩中は着ていないと寒かったです。

下山コースは、水神コースを選びました。時間は掛かるけれど緩やかと言われていたので、ストック無しの下りに良いかと考えました。実際そこまで変わりはなかったと思いますが。

山頂から下ってすぐのところに少し開けた場所があり、そこからの眺望が良いです。山頂からの眺望がいまひとつなので、ここで楽しむのが良いですね。仙台中心部のビル群や、奥羽山脈の稜線を望むことができます。

それから膝を気遣いつつ、ひたすら下山します。途中道が二手に分かれていてどちらに行くべきか迷いましたが、最終的に合流します。

水神の大きな石碑が見えたら、後はヒザ川に沿って緩やかな下り道が続きます。終盤では紅葉も見られてきれいでした。

今回の登山データは、以下の通りです。

距離6.77km
山行時間03:41:44
移動時間02:02:51
高度上昇671m
高度下降648m

上りはかもしかコース、下りは水神コースと、一筆書きのルートに出来たので、色んな景色が見られて満足の山行となりました。

山頂は1,172mなので天空感はないですが、気軽に登りやすくて良いです。それ故に、その装備で登る気か……という人たちも見かけます。下りの後半はだいぶ緩やかでしたが、急ぎ足だったせいか、横軸時間軸のグラフの傾きはあまり変化がないですね。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。


那須岳登山

2020年10月14日、年休を取って平日に登山してきました。紅葉の見ごろということで、混雑を嫌っての平日登山となります。人はそれなりにいましたが、混雑というほどではなく、この選択は正解だったようです。ルートは、那須岳の主峰である茶臼岳を筆頭に、朝日岳、最高峰の三本槍岳をまわるコースにしました。それぞれ山の景色に特徴があり、三者三様の山容で楽しかったです。

6時30分ごろ、東北新幹線やまびこに乗車します。車内でミックスサンドを朝食にいただきます。7時50分、那須塩原駅に到着しました。ここからバスに乗って那須ロープウェイ乗り場まで行きます。往復切符はバス乗り場で販売してくれます。紅葉時期だけの特別対応かもしれません。

那須ロープウェイ山麓駅に着きました。目に飛び込んでくるのは、山肌一面を染める鮮やかな紅葉です。太陽の光が当たっていることもあり、実に美しいです。何だかんだで今回の山行で一番華やかだった紅葉は、最初に見たこの紅葉だった気がします。

ただ日は差しており、青空も見えているのですが、東側を見ると広い雲が押し寄せてきており、午後には曇りそうな感じですね。ロープウェイは通常20分に1本の運行ですが、紅葉シーズンということで人が多いらしく、増便していました。

山頂駅に着いたら、登山開始です。まずは茶臼岳の山頂を目指します。茶臼岳の周りに広がる草原と岩場の光景が気持ちいいです。一方で茶臼岳は火山なので、荒涼とした雰囲気です。薄い茶褐色の土や、岩、砂利が広がります。前半はとにかく滑りやすい道が続き、勾配もそれなりにあるので、ペースを上げると疲れてしまいます。

しばらく進むと、岩場がメインの道に変わります。ちょうどこの辺りで日が差してくるようになりました。眼下に広がる紅葉が素敵です。ルート上にはほとんど植物はありませんが、それでもたまに真っ赤に染まった低木が出迎えてくれます。

程なくして茶臼岳山頂に着きました。那須岳神社の鳥居や祠があります。三角点は少しだけ離れた位置にありました。青空も見えて気持ちの良い山頂からの景色です。ただ風が思いきり当たるので、結構寒いです。そして火山なので硫黄の香りも濃いですね。山頂に近づくと匂いがします。

さて先も長いので、お釜をぐるっと回って下山します。途中、噴煙の上がる様子も見られました。お釜口に出たら、峰の茶屋跡方面に向けて下ります。緩い傾斜ですが、岩が多いので怪我をしないように注意しながら進みます。

峰の茶屋跡に着きました。現在は避難小屋が建っています。そしてここはとにかく風が強いです。ちょうど谷間になっていて、風が思いきり抜けるようです。先日購入したアウターを着込んで防寒しました。こんな薄手なのに、風に体温が奪われるのを防いでくれていることを如実に感じられて、やはり専用のギアはすごいなあ、と思いました。

朝日岳に向けて進みます。ここから道は細くなり、一人分の幅しかなくなるので、向かい側から人が来た場合は適宜譲り合いながら進みます。ああ、これ混雑している日だと結構大変ですね。植物もそこそこ生えており、紅葉を楽しませてくれます。

恵比寿大黒あたりまで来ると、茶褐色が濃くなってきて、茶臼岳とは景色が異なってきていることを実感できます。このあたりから岩場登りが始まります。それからロープ場へ。一部を除いてそこまで痩せた箇所はありませんが、踏み外せば無事には済まないので、ロープに手を掛けながら進んでいきます。最後、岩場の急登を超えたら、朝日の肩に到着です。

朝日の肩は広場になっており、休憩している人たちも多いです。自分もここで持ってきたおにぎり1個を食べました。それから朝日岳の山頂を目指します。朝日の肩からおよそ5分ほどで登頂しました。頂上からの展望を楽しみます。ここまで歩いてきた茶臼岳からの道程と、これから歩いていく三本槍岳への道程を、一望できます。

朝日の肩まで戻ってきたら、三本槍岳を目指して先へ進みます。熊見曽根、1900m峰など幾つかのピークを越えつつ、やがて清水平に向けて下っていきます。階段状だったり岩場だったり、また足元はぬかるんでいる箇所も多く、歩きにくいですが、下りなのでペースは速めで進めます。

清水平に来たら、木道があり、平坦な道がしばらく続きます。季節が違えば花とか見られるのかな。そこを抜けると、低木に囲われた緩い上り道が始まります。北温泉分岐まで来たら、三本槍岳方面へ曲がります。

そこから上ったり、下ったりしつつ、進んでいきます。途中結構泥濘が激しい箇所もありました。ただ、紅葉した低木が周辺を彩ってくれるので、テンションが上がりますね。茶臼岳とも、朝日岳とも違う、三本槍岳の風景です。ピークの気配も特に感じない中、緩やかな上り道を歩き続けていたら、突然目の前が開けました。三本槍岳の山頂に到着です。

正面には小さな集落が見えますが、それ以外は山の稜線がどこまでも伸びていて、深い山塊の中にいることを実感させてくれます。ここで残りの食料であるコロッケパンを食べました。しばらく山頂でのんびりしていたのですが、自分の後に全然人が来ません。不安になって時間計算すると、帰りのバスが怪しいかもしれないことに気づきました。うーん、結構余裕のある行程だったはずなのに。

というわけで、帰り道は急ぎ足です。清水平までは軽いアップダウンや平坦な道がほとんどなので、ここで稼ぎます。そして清水平から朝日の肩までが、上りが少々きつい区間です。ただ急登というほどでもなく、体力は使うものの下りよりも上りの方が進みやすいかもしれません。朝日の肩手前で、ようやく人に会いました。人がいないのは快適ですけど、深いところでまったく人に会わないのは、それはそれで怖さや寂しさもあります。

朝日の肩まで出た時点で、標準タイムからそれなりに巻いて、貯金を得ました。しかし油断することなく、峰の茶屋跡まで進みます。そんな中、途中登ってくる人たちに何組か会いました。どういう山行なんだろう、北温泉方面へ抜けるのかな。

峰の茶屋跡に着いたら、後は山麓駅に向けて下るだけです。バスの時間てきにはだいぶ余裕があるのでひと安心。曇天の夕暮れなので、ちょっぴり薄暗い山道を下っていきます。左手には山肌を望むことができます。暗くなってしまいましたが、紅葉がきれいです。

最後、神社を抜けると駐車場に出ますので、そこから石畳の道を通ってロープウェイ山麓駅まで抜けます。ひたすら下り続けてきた後でこの石畳は地味に堪えますね。駐車場に出た時点でストックをしまってしまったのは失敗でした。

それから16時30分発のバスに乗り、那須塩原駅まで移動します。那須高原の色々な建物のライトがかなり濃い黄色をしていたのが印象的でした。景観を揃えるようにしているのですかね。

那須塩原駅に着いたら、夕食へ。駅前から少し歩いて、東のこうじに入店します。まずは喉を潤すために生ビール。それから長芋のユッケ、栃尾のあぶらげを注文します。栃木の「栃」の字に釣られましたが、栃尾は栃木県ではないことに後で気づきました。そして那須に来たからには茄子を食べようということで、茄子のユーリンチーをいただきます。茄子なので汁をよく吸って美味です。ただ一人だとちょっと量が多いですね。それから肉を食べたくてメンチカツを頼み、鮭茶漬けで〆です。お酒は冒頭のビール以外に、地酒である天鷹をいただきました。結構辛めです。お会計は4,500円程度。

満腹になったところで、那須塩原駅へ移動。帰りは贅沢にグリーン車です。さすがにグランクラスまでは奮発できません。山行帰りは足が疲れているので、足元が広いのは嬉しいですね。

今回の登山データは以下の通りです。

距離12.44km
山行時間06:15:44
移動時間03:26:49
高度上昇766m
高度下降1,040m

スタートはロープウェイで高度を稼いで、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳と縦走しました。帰りは峰の茶屋跡まではピストンで、そこからロープウェイを使わずに下山しました。

縦走はしていますが、全体的に高低差はそれほど大きくありません。こうして時間ベースで見ると、最初の茶臼岳登頂までが一番早いペースで高度上昇していたようです。

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松本・涸沢の旅~最終日(涸沢~上高地)

3日目、5時ごろ起床。涸沢カールを赤く染めるモルゲンロートを堪能します。それから朝食をいただきます。そして壁に貼られていて気になった地図を購入。道中の景色などに関する細かい情報が載っているので。その後はまったりしつつ、7時過ぎに出発しました。

帰りはパノラマコースを使います。「熟練者、健脚者向け」という案内に腰が引けますが、残る1項目である「時間のある人」に該当するので、進むことにしました。厳しそうでしたら引き返して、往路と同じ横尾経由で帰ることにします。

しばらくは岩の道が続き、やがて痩せ尾根が幾度も登場します。ロープや鎖がない箇所もあります。それからアップダウンが何度も続くので、それなりに息も上がります。それでもパノラマコースの名前の通り、左手には気持ちの良い山の峰々が広がります。ある程度進むと、涸沢カール内の低いところからは見えなかった槍ヶ岳が見えてきて、テンションが上がります。いつか登ってみたいですね。登山道にはまだ日が当たらない時間ですが、見渡す山の方には既に日が当たっているので、色もきれいに出ています。ただ今回は天気に恵まれたので良かったですが、雨天時などは危ないので、このコースは避けた方が無難でしょうね。特に上りに使うと、集中力が減っている後半に当たるので、リスクかと思います。

屏風のコル付近に出ますと、右手に上高地も見渡せるようになります。登山道に日が上がるようになるので、一気に華やぎます。涸沢カールの紅葉にはまだ早かったですが、こちらは標高が少し高いので、紅葉がちょうど良い感じでした。

さて、時間に余裕はありそうなので、少し寄り道をして屏風の耳を目指します。細い道をてくてく登っていきます。うーん、紅葉がきれいですね。ただ所々羽虫が多くて鬱陶しいです。時折現れる岩場をよじ登りながら、およそ30分ほどで屏風の耳に着きました。

岩場の上からの眺めは、圧倒的パノラマ感!遠くに小さく穂高山荘も見えます。今朝まで泊まっていた涸沢ヒュッテも遥か下ですね。槍ヶ岳も再び見えました。ハイマツを潜って両方の岩場を往来しました。さすがに屏風の頭まで行ける気はしなかったので、ここで折り返します。

屏風のコルまで戻ってきたら、お花畑を下っていきます。満開の時期は過ぎていますが、少しだけ気長な花たちが咲いています。ノアザミ、トリカブトや、キク科の黄色い花をいくつか見られました。気持ちの良い景色ですが、砂利の下り道なのでちと下りづらいです。

お花畑を越えると、樹林帯に入ります。まだ木の高さはそれほどでもないので、空が近いです。白い岩が流れている所を何度か越えていきます。全体的に下りつつも結構アップダウンがあります。途中、大きな岩が転がる地帯があり、結構大変でした。下りなので、うっかり足を怪我しないように注意です。

そして日が上がり標高は下がったので、さすがにダウンジャケットでは暑くて脱ぎます。そしたら汗でぐっしょりでした。やはり行動中のダウンジャケットは駄目ですね。ちゃんと行動中のアウターを買いたいと思います。

気づいたら木がだいぶ高くなっていて、森の中にいました。隣を流れる川に堰の姿を見つけて、だいぶ麓に下りてきたことを実感しました。奥又白山登山口の看板を見つけたら、あとは上高地内の平坦な道を進むだけです。

新村橋に出たら、こちらを渡って対岸へ移動します。徳沢ロッヂに着いたら、ソフトクリームで一服します。屏風の耳への往復が効いてきて、意外と時間に余裕がなくなってきたので、少しペースアップして、明神館まで歩きました。ここでコーラ休憩。

明神橋を渡って向かった先は穂高神社の奥宮。参拝を済ませたら、拝観料を払って明神池を見学します。山を背景にした美しい池の眺めを楽しみます。池の水はとても澄んでおり、魚が泳いでいる様子がよく分かります。イワナもいるらしいですが、姿を見つけることは出来ませんでした。

さて、あとは一路上高地バスターミナルを目指します。往路ではこちらの岸は通っていないので初めての道。木道は敷かれている部分も多く、反対岸とはまた違った雰囲気で楽しめます。水の中から木々が立ち並ぶ湿地帯のような光景が美しいですね。そんな美しい景色を楽しみつつも時間が気になるので、若干急ぎ足で進みます。

やがて河童橋が見えてきました。本当はこの周辺でのんびりしたかったのですが、バスの時刻に余裕がないので、早々にバスターミナルへ向かいます。上高地発のバスは事前予約制になっており、ウェブで予約済みなので、あとは待つだけです。

16時、上高地を発ちます。徐々に暮れていく景色を眺めながら、バスに揺られてうつらうつら。17時15分ごろ、新島々駅に着きました。イメージキャラクターである渕東なぎささんのパネルを写真撮影しつつ、電車で松本駅まで移動しました。

帰りのあずさの切符を購入したら、駅前にある榑木野にて夕食。注文したのは、海老天ぷら蕎麦。そして軽く飲みたかったので、大信州とっくり大を常温で。蕎麦味噌焼きと野沢菜のおやきを、おつまみに頼みました。旅の締めに、良い気分に浸ります。

19時15分すぎ、あずさに乗って帰途へ。帰りは少し贅沢をして、グリーン車にしました。帰りにグリーン車利用は、最近の定番です。コロナ禍で危ぶまれましたが、今年も無事に泊りの山行が出来て良かったです。

今回の登山データは以下の通りです。

距離36.27km
山行時間13:42:30
移動時間08:24:14
高度上昇1,307m
高度下降1,291m

往路は横尾経由で涸沢まで移動し、復路はパノラマコース経由で帰ってきました。明神館に着いた後は対岸に渡ることで、なるべく往路と重ならないルートを選びました。上高地の平坦な区間が長いので、地図上の距離と掛かる時間は全く比例しません。

上高地の平坦な区間が如実に両端部分に現れていますね。宿泊地は涸沢ですが、涸沢は6時間くらいの位置なので、最高地点ではありません。最高地点は屏風の耳になります。二日間合わせた全行程で見ると、ちょうど最高地点にいたのが真ん中くらいなんですね。


松本・涸沢の旅~2日目(上高地~涸沢)

2日目、4時すぎに起床。荷支度を済ませて、6時手前にホテルをチェックアウトしました。そこから歩いて松本バスターミナルへ向かい、上高地までの切符を購入します。しかしバスが出ているのは新島々駅なので、そこまでは電車移動となります。

松本駅から松本電鉄上高地線に乗って新島々駅を目指します。沿線にはのどかな光景が広がります。車内には登山姿の人が多いですね。30分ほどで新島々駅に着きました。

新島々駅からバスに乗車します。1時間ほど山道を走り、マイカー規制区間に入り、やがて上高地バスターミナルに到着しました。まだ麓ですがぐっと冷え込みますね。早々にダウンジャケットを着込みます。登山届の提出を済ませたら、いざ出発。

数分歩くと、上高地の中心地とも言える河童橋が見えてきました。周辺にはお店も多く賑やかな雰囲気。帰りに時間があったら色々回ってみるつもりです。今は散策はそこそこにして、先へ進みます。

全体的で見れば緩い上りなのですが、概ね平坦な道が続きます。ただ距離が長いので時間が掛かりますね。朝早く日が山陰に隠れているためか、まだ太陽は差してくれません。途中、道を横切るニホンザルたちに出合いました。そんな出合いも楽しみつつ、およそ30分強で明神館に着きました。

明神館を過ぎるとちょっとだけ上りが続きます。平坦な道のペースでそのまま進んでしまうと、若干息が上がってしまいました。しばらく歩いていると、日も高くなり始めて、青空が見えてきました。左手には時折梓川の姿も見えて、良い気持ちです。山岳リゾートらしい爽やかな景色を堪能します。やがて徳沢ロッヂが見えてきました。

徳沢ロッヂはキャンプ場を併設しているので、色とりどりのテントが張られていて、楽しげです。そんな景色を見遣りつつ、先へ進みます。前日までの雨のためか、道の泥濘が多く、道の脇などに用意された退避ルートを活用します。しばらくは森の中を進みますが、やがて左手が開けてきて、青空と山肌を望むことができます。道も平坦なので、ただひたすら気持ちが良いですね。

横尾山荘に着いた後は、少し休憩して、持参したおにぎり1個を食べます。ここから先、横尾大橋を渡ると本格的な登山が始まります。逆に横尾山荘まででしたら、登山装備なしでも来られます。

覚悟を決めて、いざ横尾大橋を渡ります。すると、さっそく岩や砂利の洗礼です。先ほどまでの歩きやすい道とは打って変わりますね。ただ勾配はそれほどきつくないです。時折見える屏風岩の迫力に圧倒されつつ、先へ進みます。

やがて本谷橋に出ました。ここは河原になっていて、多くの登山者が休憩しています。せっかくなので川の中に防水カメラを突っ込んで写真を撮ってみたり。ものすごく澄んでいます。

さて、本谷橋を過ぎると急登が始まります。今回のルートで一番きつい区間ですね。のんびり行っても良いのですが、安全の範囲でそれなりのペースで登っていきます。抜きつ抜かれつが面倒なので、同じくらいのペースの人がいたら、その位置をキープしたいのです。

急登区間を終えると、あとはゆったりとした上りが続きます。だんだん周囲が開けてきて、カール地形が分かるようになってきます。楽しみにしていた紅葉は、まだ少し早い感じですね。色づきの準備はしていますが、緑のほうが目立っています。

涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐が見えたら、本日の目的地はもうすぐです。今回は涸沢ヒュッテに泊まるので左へ進みます。カールの中の登山道をてくてくと登っていくと、涸沢ヒュッテに着きました。

到着時刻は13時30分。さっそく宿泊受付を済ませます。事前案内に従い消毒液は持参しましたが、備え付けのものを利用できました。一人なので泊まる部屋は別館の相部屋でしたが、コロナ対策でパーティションで仕切られています。3人部屋でしたが2人しかいなかったので、中央を空ける格好となりました。

荷物を部屋に置いたら、外へ出て写真を撮ります。カールの紅葉はまだ早いのですが、涸沢ヒュッテ内にある低木が見事に紅葉しています。キャンプ場に張られた様々な色テントたちも華やかです。この時期だと大雪渓はほとんど溶けていますが、それでも僅かに残っていました。眼前に見える穂高岳などの山々も壮観です。遠くに小さく見える九十九折の登山道を見て、まだ自分には厳しいかなあ、と思いました。

さて、数時間後に夕食があるので迷いましたが、やることもないので、売店でおでんとビールを買っておやつの時間。生ビールが美味しいのですが、如何せん寒さが身に染みます。おでんの温かさでは凌ぎ切れませんでした。その後も時間を持て余しているので、ヘリポートに行ったり、池に行ったり、ブラブラ散策します。

17時30分すぎ、夕食の時間です。コロナ対策で夕食の時間は、通常より細かくグループ単位で分かれています。メニューは肉に魚、天ぷらと色々楽しめます。ごはんも1杯お代わりしました。

食事を終えた頃にはすっかり日が落ちていました。空には一番星が見えます。日が落ちると冷え込みも増しますね。群青色に染まった景色の中に、小屋やテントの灯りが浮かぶ様子が幻想的です。

さすがに19時には寝つけないので、地図を見て明日の行程をイメージしたりで、時間を潰します。DoCoMoの携帯の電波は入りませんでしたが、3Gにすれば入ったのかもしれません。その後21時すぎに本格的に入眠へ移行しました。とは言え、布団の隙間から入る冷気による寒さで、何度か目が覚めました。

なお、Garminによる山行記録は複数日をまとめて記録しているので、翌日の記事で2日分まとめて載せます。