粟国島と渡名喜島ダイビング

2023年05月19日、粟国島遠征ダイビングに参加してきました。粟国島滞在か、那覇から遠征か、迷いましたが、天候リスクなどを考えると那覇から遠征の方が無難かな、という判断に至りました。お世話になったショップは、SEASERさんです。

週間天気予報を見ていると、ちょうどダイビングの日付近が荒天気味で、気を揉みます。最終的に荒天は1日前に移動してくれましたが、海況は微妙で行けるかどうかは出港後判断ということになりました。

6時45分ごろ、ホテルを出てショップに向かい、器材準備等を済ませたら、7時すぎに乗船します。ここから2時間程度船が走って、粟国島に向かいます。船はそれなりに大きく揺れました。天気は曇天を覚悟していましたが、曇りからの晴れで好天に恵まれました。なお、この日のダイビングはいずれもドリフトとなります。

1本目のポイントは筆ん崎。ここのダイビングルールは、幾つか特殊なものがあります。まず粟国島のショップが優先であること、遠征の場合は潜れる時間帯が決められています。あとは浮上禁止エリアがありますので、エグジットのための移動が必要です。一方でエントリは粟国島のショップが潜っていない場合は、特に制約はありません。

今回はギンガメアジのいると思われるポイントへ、直接エントリすることができました。すると目の前に岩壁のようなものがぼんやり見えてきました。よく目を凝らしていると、それがギンガメアジの大群でした。ギンガメアジの観察は、着底して行なうルールになります。マンタなどと同じですね。何度か場所を変えつつ、ギンガメアジを観察します。

徐々に近くまで行き、ギンガメアジのディテールが分かるようになってきました。上の方を川のように流れていきます。これまで見たことのない規模の大群で圧巻ですね。

ギンガメアジの観察を終えたら、エグジットエリアに向けて移動します。流れはありますが、そこまできつくありません。途中でホソカマスの群れを見られました。しかしワイコンがないので、全体を収めようとするとフラッシュが届かずに青被りしちゃいますね。ただワイコンがあったところで、群れに近づける泳力があるかは、疑問符ですが。。

エグジットは水面集合して、そのままラダーへ向かいます。波はありますが、サイドロープ使用の指示は出ない程度です。とはいえ波はあるので、前の人がラダーを使っている時は、転落による被害を避けるため、ラダーの横で待機となります。エグジット後は、穏やかな島陰に向かい、水面休息。

本数168
日付2023/05/19
エリア/ポイント粟国島/筆ん崎
潜水時刻09:31-10:14
水深(平均/最大)13.0m/17.7m
水温(水面/水底)25.4℃/23.6℃
残圧(開始/終了)190/50

2本目も同じポイントになります。再びギンガメアジのポイントに直接エントリできる楽なルートとなります。いきなりアジ玉を見つけることができました。その後はギンガメアジが頭上を流れていく様子を見上げることができて、まるで川のようです。1本目のときより明らかに迫力があります。

そしてついにギンガメアジが回転を始めました。ギンガメトルネードです。時計回りで回っています。最初は海底から少し浮いたところで回転し始め、やがて着底して回転を続け、最後は上の方から少し崩れていきました。

さすがに静止画だけではなく動画も撮りたいので、色々と忙しかったです。とはいえ、一応写真メインなので、動画は細かくぶつ切りになりがちです。GoProとか動画専用に欲しくなりますが、水中でそこまで色んなことをこなせる自信はありません。

エグジットエリアへの移動中には、再びホソカマスの群れを見られました。さらにエグジット直前には、ナポレオンフィッシュも現れてくれました。距離があったので写真はボヤけていますが、何とかシルエットは分かる程度に撮れました。残圧の余裕はあまりなかったので、距離は詰められず。

本数169
日付2023/05/19
エリア/ポイント粟国島/筆ん崎
潜水時刻11:29-12:15
水深(平均/最大)11.6m/18.0m
水温(水面/水底)25.9℃/23.6℃
残圧(開始/終了)190/40

その後は渡名喜島へ移動しながら、昼食のお弁当をいただきます。

3本目のポイントは、五六の崎です。ドロップオフに沿って、たくさんの魚たちを楽しみます。ここはとにかく魚影が濃くて圧巻です。青色やオレンジ色のハナゴイやキンギョハナダイが乱舞し、とても華やかな光景が広がります。同じような写真ですが、何枚も撮ってしまいます。

そして一番見ごたえがあるのが、カスミチョウチョウウオの群れです。大きなサイズで一面を泳いでいます。肉眼では距離が離れていてもそれなりにディテールが分かるのですが、写真できれいに映すためにはかなり寄らないといけません。結構広い範囲で群れているので、ドロップオフに沿って泳いでいれば、どこかのタイミングで近づけると思います。

なお、粟国島で写真を撮りまくったためか、カメラのバッテリが底を尽きそうになりました。一応ビッグチャンスに備えてバッテリを使いきらずに温存するべく、撮影は抑え気味にしました。

本数170
日付2023/05/19
エリア/ポイント渡名喜島/五六の崎
潜水時刻13:42-14:20
水深(平均/最大)9.8m/18.7m
水温(水面/水底)25.1℃/23.9℃
残圧(開始/終了)190/50

14時30分ごろにダイビングを終えたら、帰港に向けて移動します。

今回の反省点メモです。

  • レギュレータのチェック漏れ。カバー付きっ放し。
  • インフレーターホースが外れる。一応引っ張って外れないことは確認していたけど、カチッと音がしていなかったかもしれない。時々インフレーターホースがはめにくいことがあるけど、何の違いだろう。
  • タンク固定のチェーン外し忘れ
  • 1本目と2本目、フリー潜行上手くいかず。3本目はOK。2本目も駄目だったから、ウェットスーツの空気起因だけではないんだよなあ

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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